小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2016/05/29

琵琶湖周遊2.5日 2016年4-5月

  2日目 >3日目

3日目 近江八幡→ 米原→ 自宅

この2日間の疲労が蓄積しているだけでなく、昨夜熟睡できなかったせいで頭がぼーっとして走っていても眠い。こんなときこそ事故や転倒など無いように、車の少ない狭路をゆっくりと走ることに。近江八幡から、JR東海道本線の線路に沿って進んでいくと、旧道ぽい雰囲気でなかなかよろしい。
ほどなく安土駅に到着。
駅のそばに自転車店があり、店主のおっちゃんが声をかけてきました。私たちの自転車を見て「細いタイヤやなあ、パンクしたらどないするん?」
スペアチューブとパンク修理キットを携行してます、と答えると、今度は「スポーク折れたらどないすんのや?」
ニップル回しを持ってるので何とかホイールが回るようごまかしながら走るしかないですね、と答えると、「以前スポークが折れて困ってた人がおんねん」
ご心配ありがとうございます。私の答えはかわいげが無かったかもしれないと後で気づきました。


地下道へ


五個荘

自転車店で教えてもらったように地下道へ下って線路をくぐり、南下して市庁舎のそばを左折、道に迷い、何度か通行中の方々に道を尋ねつつ、五個荘に着きました。
ここで小径車に乗ったおっちゃんが話しかけてきて、五個荘の観光ガイドばりにどこに何があるのかおしえてくれました。というか、お節介気味なマシンガントークが炸裂しておりました。そのしつこさに半ば困惑し、近江商人屋敷の入館券を購入、内部を見学。やっと静かに観光できます。しかしここまでの疲れが出て、眠気が勝ってきておりまして、見学はそこそこで引き上げることに。安全面を考え、この日は米原までの長距離走行をあきらめ、近江鉄道サイクルトレインを利用することにしました。

中山道(東海道ではなく中山道なのですね)は愛知川宿まで走り、少々道に迷いつつも愛知川(えちがわ)駅に到着。ここから近江鉄道に乗ります。輪行作業せずに自転車ごと乗せれるのはありがたい。


愛知川駅


サイクルトレインを利用

電車に揺られながら、米原駅に到着。当たり前ですけど、自分で走らずに遠くまで行けるってラクですねえ。
駅前の喫茶店で軽食をとり、今度はちゃんと輪行作業をします。ツバメが駅構内まで飛来し、まるで私たちを見送るかのようにすぐ近くに止まりました。手が届きそう。


米原駅前で昼食


この後輪行作業

寝過ごしてしまいそうだったので、新幹線の車内ではうっかり眠ってしまわないようガマンして名古屋駅で乗り換え、最寄り駅で自転車を組み立てました。もう私よりも妻のほうが早く作業できるようになっておりました。ハハハ、私はどうやらだいぶ疲れているみたいです...
この後も慎重にゆっくり走って無事帰宅しました。この日の走行距離はたったの約20km。いいんですよ、事故や転倒が無く、右手首の痛みも思ったほど酷くならずに済んだだけで。

初めて走った琵琶湖の周囲ですけど、ガイドブックやネット情報では知り得ないことがたくさんありました。一度行っただけでは物足りません。また次回、数泊しつつゆっくりといろんな所を見て回りたいです。