小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2025/06/15

旧中山道 のんびり西濃-東農 2025年4月

  1日目 >2日目

極端に寒かった2025年初めの冬の後、極めて多い花粉の時期が続き、体調が崩れていました。とても旅に行く気分になれませんでしたが、4月20日ごろから花粉が減ってラクになり、近場へ出かけることに。妻からは「走ってばかりじゃなく目いっぱい観光も」という注文があり、体力が落ちているので走る距離を短めにした計画を立てました。

1日目 自宅→ 関ケ原→ 大垣

出発するときの気温 8℃。前日まで日中暖かい日が続いたせいか、かなり寒く感じます。おまけに旅気分が盛り上がらず... 比較的近場だからか、それとも仕事の疲れが出ているのだろうか。
JRの最寄り駅まで自走し、輪行作業。東海道線快速は休日といえどもそれなりに混んでいて、大きな輪行袋が車内の迷惑感いっぱいな状況を、立って耐えます。名古屋駅を過ぎるといくぶん空いてきて、岐阜駅からはっきり空いて座れました。大垣駅で普通列車に乗り換えて関ケ原駅で降ります。


関ケ原駅に到着


自転車を組み立てて出発です

まずは腹ごしらえ。
とはいえ、駅周辺に食事処がほとんど無く、少し離れたところの寿司店へ。


地元客ばかりのようでした


ちらし寿司のランチ

妻は握り寿司のランチ、私はちらし寿司のランチ、両方とも¥1,100税込とリーズナブル。派手さはないものの、ネタも酢飯もおいしいです。

関ケ原にどうしても行きたい、という妻の要望どおり、定番観光地(?)の古戦場決戦地へ向かいます。気温は19℃あるらしいですが、西の風 6メートル、瞬間10〜12メートル! これが伊吹おろしですね、体温が奪われます。


決戦地には田んぼが広がる


八重桜がキレイ

続いてやはりお決まりの(?)古戦場記念館へ。シアターが事前予約制のようなので今回はスルーと思っていたら、空きがあるとのこと。作りこまれた映像を堪能し、妻は大満足。
ほぼ合戦のみにフォーカスしたコンテンツ、地元の方々にとっては一大産業なのかと想像します。個人的には合戦の前後や、兵士の生活、庶民の暮らし、合戦後の街道整備などのほうに興味があるのですが、記念館の今後のアップデートに期待です。


古戦場記念館へ寄り道


垂井の泉 水がおいしい

記念館を出て、旧中山道を東へ。驚異的な追い風でペース良く進みます。すぐに垂井宿へ到着。垂井の泉で水を補給し、南宮大社へも寄ってみます。


少々寂しい旧街道風情がたまらない


南宮大社で参拝

疲れを感じてきたこともあり、このあたりで休憩を、と小さな喫茶店に寄りました。客は地元の方々ばかり。でもピカピカの大きなカフェよりもはるかに落ち着きます。いくらか疲れが取れました。


地元の喫茶店でひといき


コーヒーがおいしい

追分道標から美濃路を東へ、かろうじて残されている松並木が往時の面影をわずかに留めているように見えます。
しばらく進み、交通量が増えてきて大垣市内に入りました。水の都と呼ばれる大垣市、交通量は多いものの、比較的四輪車の運転が穏やかなように感じました。


垂井追分道標


「御菓子つちや」本店

市街中心部に進み、妻の要望通り「御菓子つちや」本店へ。お茶とようかんのサービスがありがたい。


大垣城のたもとで


柏餅をいただきます

大垣城のたもとの公園に自転車を止め、ベンチに座ってまったりと柏餅をいただきます。まったりとしたいところですが、強風の勢いはあまり変わらず、しかも温度が下がってまいりました。寒いせいなのか、たいして走ってないのに疲労感が強くなってまいりました。もう宿へ急ごう。


この日の宿 お世話になります


食べきれないほどの夕食!

この日の宿は駅近くの旅館、1泊2食¥6,500税別/人と、物価高の中、ありがたい価格設定。夕食も品数豊富でボリューム満点! 味噌カツだけでなく、イワシの甘露煮やシュウマイなどの副菜もおいしかったです。部屋も洗面所も風呂も廊下もピカピカに清掃されていて快適でした。
この日、走行距離は最寄り駅までの自走を含め 30km。何でもない距離なのに疲労感が強いのは、酷かった花粉が少なくなったせい、あるいは個人的に定年退職直前で、無意識に緊張感が抜けてきているせいなのかもしれません。
夜は冷え込み、気温10℃を下回りました。エアコンをつけたまま就寝。