小豆島と吉備路 2015年5月
3日目> 4日目
4日目 岡山→ 自宅
天気予報が暗転し、中国・四国地方は昼から雨の予報になりました。この日が帰る日でよかった。
宿のモーニングは税込¥450なり。
都会にしては良心的な価格で内容も悪くありません。岡山はいいところです。
良心的なモーニング
岡山駅で輪行作業
3日前とは逆の手順で、岡山駅で自転車を輪行袋に収納。行楽客で大混雑の岡山駅を後に、新幹線へ乗り込んだのでした。
幸い今回の旅は好転に恵まれ、おいしいものばかり食べることができて良かったです。小豆島も吉備路も、イメージばかりが先行し、ある程度知ってるつもりになっていましたが、実際に行ってみて自分の脚で走ってみるとイメージとは全然違う。メディアの情報やガイドブックが、いかに現実から離れているかということも実感しました。
このレポに書ききれなかったこともたくさんあります。日本にも知らない場所はたくさんあります。批評などせず、見たものを素直に受け入れるのが良いのです。
体力をつけて、もっとあちこち行ってみたいと思います。
(おしまい)
おまけ
旅から帰宅して数日後、ひびでも入ったかと勘違いするほど肋骨が痛くなり、帯状疱疹という病気にかかってしまいました。決して軽い病気ではなく、きちんと治療しないと重症化したり痛みが長期化する病気だそうです。
発症の引き金となるのは過労やストレス、加齢。
3月、4月の年度末/年度初めが多忙だったのに十分休養しなかったこと、昨年交通事故に遭った治療が3月までかかったこと、疲れがとれてないのに小豆島を走って負荷が大きかったことなど、思い当たる点はいくらでもあります。
しかし原因を探り、因果のストーリーをつけたところで何にもならない。己を不運だと嘆いても何も始まらない。自分の未来に選択肢は無く、こんなときもあるさと病院通いを続けつつ、今日という日をただただ生きるしかないと思っています。
仏教の教えは、
あなたが病気になれば、病人として人生をしっかりと生きる、
あなたが貧乏であれば、貧乏人として人生をしっかりと生きる、
その生き方を示唆するものです。病人としてしっかりと生きていれば、ひょっとしたら病気が治るかもしれません。治らないかもしれない。貧乏人としてしっかり生きていると、金持ちになれるかもしれません。なれないかもしれない。結果はどちらでもよい。結果はどちらでもよいと覚悟をつけて、この人生を大事に、しっかりと生きる。そのことを仏教は教えてくれています。 ひろ さちや著『世捨て人のすすめ』(実業之日本社)より