小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2023/12/24

丹後半島2023秋 2023年10月

  2日目 >3日目

3日目 宮津→ 舞鶴→ 自宅

天気予報は曇りのち晴れ。もう雨に降られないはず! 雨具を荷物の最下段に収納。
念のため、早めに宿を出ると何だか嫌な曇り空です。


この日もスーパーで買ったおにぎりを


妙な雲行き...

最初の上り、そして栗田トンネルを過ぎるとポツポツ降ってきました。今日はこの後輪行して帰る日、しまいこんだ雨具を出したくありません。このまま降らずに持ちこたえてほしい。
新宮中村を過ぎ、海岸線に出ると降ったり止んだり。海岸線から離れて丹後由良に差しかかる頃にはとうとう本降りに。やせ我慢して雨具を着ていなかったのが裏目に出て、どこにも軒先が見つからず、走り続けてズブ濡れになったころ、やっとコンビニを見つけました。


栗田湾の海岸線


ズブ濡れになり、コンビニで雨宿り

濡れたウインドブレーカーを脱ぎ、雨宿りしていて動かずにいると、どんどん体が冷えていき、たまらずホットコーヒーで暖をとります。
雨はひどくなってきました。上空の雲が動く様子もありません。覚悟を決めて、しまい込んだ雨具を引っぱり出して上下とも着こみ、雨の中を走り出しました。出発時よりもはるかに寒い... 体感は10℃を切っています。
国道の分岐を折れて舞鶴方面へ。一瞬止んだかに思えた雨は、また本格的に降ってきました。念仏峠を越え、舞鶴市街地に入りました。


雨の中、由良川を越えて舞鶴方面へ


道の駅でひと休み

道の駅 舞鶴港とれとれセンターで雨宿りを兼ねてひと休みします。道の駅はイメージと違い、ずいぶん小さく感じました。
雨が降り続く中、西舞鶴中心部へ、西舞鶴駅に到着。


田辺城址


西舞鶴駅

西舞鶴駅でひと息入れていると雨は止んできました。なんてこった... 軽く自転車の汚れを拭い、生乾きの雨具を収納。電車で移動した妻と待ち合わせ、駅前の喫茶店でお昼にします。


駅前の喫茶店


モーニングセットとハムサンド

店内は地元の常連らしき客でほぼ満席でしたが、空いていた席に座ることができました。おそらく御年90歳を越えているのではないかと思われるシニア男性が、話し続けるのも少々辛そうにもかかわらず、マスターに話しかけ、マスターも仕事の手を一時止めて応えています。店の空気が温かい。冷たい雨の中、それでも走ってきて、この喫茶店に入ってよかった。
店を出るとまた降ってきました。北近畿の典型的な気候なのかもしれません。自転車やオートバイには厳しい気候ですね。
輪行作業は20分で終了。特急電車を待っていると寒い。体が冷えて消耗してしまっているようでした。

特急まいづるに乗車し、綾部市から京丹波町を過ぎるころ、天候が完全に晴れてきて、今度は暑くなってきました。やれやれ...
でも今回の旅で、変わりやすい丹後半島の自然を体感できてよかった。飾らない、地元のグルメも忘れがたい思い出です。

混雑する京都駅で新幹線に乗り換え、三河安城駅で降車。ゆっくり作業したつもりが20分で組み立て完了し、自宅へ向かいました。
暖かい、いや、暑いかも。調子狂うけれど、穏やかな気候がありがたいです。

疲れているはずなのに体が動きます。1速重いギアで走れるくらい。これで旅が終わりなのにチグハグですね。
後で確認したら、今回の走行距離 120km以上、獲得標高 1,100m。老化が進む私ですが、悪条件ながら、よく走ったほうだと思います。
                           (おしまい)