小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2008/06/15

豊田安城自転車道 2008/6月

  豊田安城自転車道    >明治用水中井筋へ

都会と違って、地方では公共交通機関が行き届いていない面もあり、車優先の交通事情になっていることを感じることが多いです。中でも愛知県は4輪が我が物顔で走り回り、マナーが良くないことでも知られています。
でも、そんな殺伐とした環境の中、比較的長距離で平坦な自転車道が整備されていて、ちょっとしたオアシス的な役割を担っています。
もっとも、風光明媚なところにあるわけではないので空いてます。

豊田市側

R1北2kmほどのところから北、豊田市広美町から豊田市内です。
やや路面が荒れているところもありますが、快調に走れます。
残念なのが西側は民家が近いせいか、木々の背が高く、視界が遮られてしまうこと。
それに安城市側に比べると、人の往来が少なく、少々寂しい雰囲気になってきます。

伊勢湾岸道をくぐる辺りで豊田市上郷町に。
県道76号に自転車道を分断された感はありますが、そのまま北に進むと、県道沿い東側に自転車道が整備されているのが見つかります。
豊田東IC付近
永覚町に入る頃になると用水路には蓋がされていて、趣は半減。東名高速をくぐってしばらくすると、自転車道の表示が無くなり、いつのまにか ただの川沿いの生活道路といった雰囲気になってしまいます。
民家のすぐ横を通るような道で、車も通行するため、ほんとにここが自転車道なのか不安になりますが、かまわず進んでいくと、伊勢湾岸道豊田東IC付近にさしかかり、また自転車道の表示が復活します。
水源公園
徐々に道が狭く、見通しもさえませんが、伊勢湾岸道の立派な橋をくぐってしばらく走れば水源公園に着きます。

ここでゆっくり休憩ですね。個人的に快適に走れるのはここまでかな、と思います。



枝下緑道

そこから北に向かうと しばらく車道を走る羽目になりますが、まもなく自転車道に入ります。こちらは明治用水流域ではなく、枝下用水沿いになるため、“枝下緑道” と表示されています。

矢作川からそれて秋葉神社付近を通る付近になると、木々や家、工場等で見通しが悪い上に狭くて暗く、あまり良い気分では走れません。
また、国道や県道によって、各所で自転車道が寸断され、その度に回り道したり、横断した先の自転車道を探したりと、走る気分が削がれてしまうのが残念。人の往来もほぼゼロになってしまいます。
それでもところどころ程よく緑が整備され、気分が和らぎます。
分水池
国道による分断にめげずに走っていくと、分水池に出ます。
どうやらここまでのようです。
がんばってこの先の自転車道を探してみましたが、どうしてもそれらしい道が見つけられず、断念しました。
ここで終わりなのか、この先どこでつながっているのか何も案内が無いので、中途半端な気分になってしまいます...

安城市側

安城市
安城市側へ

安城市
季節が良いと花がきれいです

R1北2kmほどから南側が安城市内になります。
豊田市と多少雰囲気が異なり、道沿いには草木が程よく手入れされ、見通しも良く、人の往来も比較的多いものの快適に走れます。

特筆すべきは 大きな道路と交差するところが ほとんど全て立体交差となっていて、自転車に乗ったまま、安全に通ることができる点です。安城市中心部付近でも走りやすく、市役所付近の公園も休憩に寄りやすい。

休憩
市街部を抜けると田園が広がるのどかな風景の中を走る道に。
知らず知らずペースも上がります。
快適な道もR23藤井IC付近を通過してしばらくすると突然終点となります。
この先、用水路沿いはダートだし、県道44号は通行量が多く走りにくいので、ここで引き返すのが良いでしょう。

なお、少し南に走れば矢作川に出ますので、そこから遡上するのも悪くありません。岡崎市街まで、まずまず快適に走れます。

ダート
終点の先はダート

矢作川
矢作川沿いも快適です