題 名 |
見た日・製作国・監督・俳優 |
感 想 |
戦場でワルツを |
09/12/25
イスラエル フランス ドイツ
アリ・フォルマン監督
アニメ
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元兵士のアリ・フォルマン監督が、自身の経験を基に製作した自伝的なドキュメンタリー・アニメーション。
1982年にレバノン・ベイルートの難民キャンプで起きた、キリスト教徒軍によるパレスチナ難民の大虐殺を描いている。
映画監督のアリは、友人から26匹の犬に追いかけられる悪夢の話を打ち明けられる。若い頃に従軍したレバノン戦争の後遺症だというが、アリにはなぜか当時の記憶が全然ない。
不思議に思ったアリは、かつての戦友らを訪ね歩き、自分がその時何をしていたかを探る旅に出る。
やがてアリは、ベイルートを占拠した際に起きた「住民虐殺事件」の日、自分がそこにいたことを知る。
そして、虐殺を見ていたことを知る。
映画は、最後のほんの少しの実写フィルムがあるのみ。後すべてアニメ。
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童貞放浪記 |
09/09/04
日本
小沼雄一監督
山本浩司 神楽坂恵
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東大大学院を卒業し、大学講師として勤め始めた金井。30歳の今、女性経験はゼロ。
興味はあるのだが、機会がなかったのだ。そんな時、大学院の後輩である北島萌に偶然再会する。
生まれて初めての恋心を感じる。やっとめぐってきた恋のチャンスに、金井はとまどいながら向き合うが、萌は海外へ行こうとしていた。
そして、挑戦するが失敗。
今の若者には、人気のある話のようだ。
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花と兵隊 |
09/09/04
日本
松林要樹監督
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日本に帰らずに、ビルマ(ミャンマー)に残った、元日本兵6人の現在の記録。
技術を生かし、その土地に生きた。現地で出会い、生活をともにした妻が心を支えた。
妻となった、女達が、あっけらかんとして良かった。土地の少数民族の女達らしい。若い時の写真は、皆美人だった。今、成功している6人の話。それが花かな。
日本に帰らなかった理由は、あまり明確でなかった。
医療、灌漑、自動車修理、など技術でもって生きてきた。
後半になり、戦争が語られている。
仲間が、死んだ仲間を食ったこと。現地の子供を殺したこと、など。
命令で、ひどいことをやったが、全部天皇からの命令でそれに従うしかなかった。そう自分に言い聞かせているように語る老人がいた。
この人は、たくさんの遺骨を収集して、慰霊塔を造ったという。すでに亡くなっているという。
淡々としゃべらせ、誘導している所もなく、60年経って、しゃべれることをしゃべっている。1つの記録である。
ビルマの竪琴を思い出した。
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セントアンナの奇跡 |
09/07/27
アメリカ・イタリア
スパイク・リー監督
デレク・ルーク マイケル・イーリー ラズ・アロンソ オマー・ベンソン・ミラー
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現代のニューヨーク。郵便局で働く定年間近の真面目な男が、ある日、カウンターに現れた男性客にいきなり銃弾を打ち込んだ。彼の名はヘクター。犯行に使われた銃は、古いドイツ製のルガーだった。理由の分からない殺人だった。
さらに彼の部屋からは、行方不明になっていた歴史的に重要なイタリアの彫像(時価500万ドルと言われた)も発見される。
1944年、第二次大戦中のイタリア。1人の少年を助けた4人の黒人兵たちの戦場での運命を描いもの。
人種偏見、無能な指揮官、などを含め展開する。最後は、ヘクターのみ生き残る。
ドイツ軍による イタリア人の大虐殺を扱ったものだが、その中に「イタリア・パルチザンのメンバーの
裏切りが間接的な原因となって大虐殺が起きた」とするエピソードが盛り込まれている。本当かどうかは知らない。
殺された男は、そのパルチザンだった。
彼は、200万ドルの保釈金で出所する。
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ディアー・ドクター |
09/07/11
日本
西川美和監督
笑福亭鶴瓶 瑛太 余貴美子 八千草薫
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山間の小さな村のただ一人の医師、伊野が失踪した。偽医者だった。
村人たちに全幅の信頼を寄せられていた伊野だったが、偽医者と疑うものは誰一人としていなかった。やがて刑事が二人やってきて彼の身辺を洗い始める。
失踪の2か月前、東京の医大を出たばかりの研修医・相馬が村にやってくる。そして、共感を覚えるようになる。
医者だった亭主と別れた看護師の朱美と3人での診察の日々。
そんなある日、一人暮らしの未亡人、かづ子が倒れたとの一報が入る。癌だった。
かづ子は、医者になっている娘がいるが、嘘をつくように伊野に頼み、共に嘘をつくことにした。
その結果、いつものように、大きな病院へ患者を送り出すことが出来なくなり、伊野は、癌の勉強を始める。
研修医・相馬、看護師の朱美も次第に分かってくるが、かづ子の娘が帰ってきたことで、伊野は逃げ出すことになってしまった。
そんな映画です。この映画を見に来るお客が多かった。
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大阪ハムレット |
09/07/11
日本
光石冨士朗監督
松坂慶子 岸部一徳 間寛平
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悩む3兄弟。
いつも大学生に間違われる老けた風貌の中学生の長男は、女子大生と恋に落ちる。
気性が激しく素行がよくない次男は、学校の先生から「久保君はハムレットやなぁ」と言われ、辞書を片手にシェイクスピアの「ハムレット」を熟読。そして自分の出生に疑問を持つ。
将来の夢は女の子になることと宣言した三男は、学校でからかわれ、思いのまま生きる辛さを味わう。
そんな3人を、そのままに養う、肝っ玉母さん、親父が死んだ日に転がり込んでくる、親父の弟というおっちゃんと同居。
そして、4人目の子が生まれる。誰の子か分からない感じ、誰の子か、誰も思うこともしない集団の生活。
あるがままに、そのまんま生きようという物語。お金が絡まない、大阪の物語。
気楽に見ることが出来た。
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09/07/10
アメリカ ドイツ
スティーブン・ダルドリー監督
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中年の弁護士が、15歳の少年であった頃、通学の途中で病気になり、面倒見てくれた市電の車掌をしている、21歳年上の女性との情事が始まり、一夏で終わる。
情事の後で、本を読んでくれと頼まれ、少年は読む。
成績の優秀だった彼女は、ある日、事務職に変わるよう指示を受けた。その直後、彼女は姿を消す。
輝く夏の恋が終わりを告げてから8年、大学生になった少年マイケルは、かつて熱愛したハンナが、ナチス戦犯を裁く法廷の被告席にいるのを発見する。
ナチスの時代、ハンナは事務職の仕事を捨てて、看守となり、数百人の囚人を殺してしまった事件の裁判だった。
主犯は、事件の文書をまとめた者と言うことになり、ハンナが疑われ、筆跡鑑定となる。彼女の前に紙とペン。
ハンナは、自分が書いたと自白。
映画は、過去と現在を行き来する時間が、戦後育ちの青年に突然突きつけられた戦争の影が、甘い思い出に終わるはずだった恋が、マイケルの人生を苦渋の色に染めていく経緯をくっきりと描写していく。
マイケルだけが知っているハンナの秘密を裁判長に告げることで彼女を救えたかもしれない。
死に変えてもその秘密を守ろうとするハンナを裏切ることも出来ず。かといって、彼女を説得して告白させるには、法科の学生であるマイケルには、出来ない。
弁護して救うこともできない。しかし、一緒に苦しみを抱えて生きることはできる。
裁判から、10年後、弁護士のマイケルは、オデッセイ、ドクトルジバゴ、犬を連れたおくさん、など吹き込み、朗読のテープを送り始める。
それからまた、10年。ハンナは出所することになる。
映画の最後は、マイケルが、娘を連れてハンナの墓参りして、今までのことを話そうとする所で終わる。
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ミーシャ ホロコーストと白い狼 |
09/07/03
フランス ベルギー ドイツ
ヴェラ・ベルモン監督
マチルド・ゴファール ヤエル・アベカシス ギイ・ブドス
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ナチス占領下のベルギーのユダヤの少女ミーシャの物語。
強制連行された両親を捜しに、1人の旅に出て、ベルギー、ドイツ、ポーランド、ウクライナ、3000マイル、3年の旅をして、最後はベルギーに戻る。
生きるために、ミミズを食い、生肉を食い、盗み、人を傷つけ、狼と仲良しになる。
そして、人間の、戦争の醜さと、動物の純真さ。たくましい、生きようとする生き物に成長する。表情、行動に表れる。これは監督の分野かな。
東へ行く、は戦場を行くことであり、帰りも、ソ連軍の攻め込む戦場。
狼と仲良くなり、狼と家畜を襲う。そして、狼の親は人間に殺されるが、子供たちの最後がどうなったか分からない。ミーシャは猟師を殴りつける。
実話と言うより、ファンタジー。
監督は女らしい。まだ、新人なのかな。
いい映画だった。
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四川のうた |
09/07/03
中国 日本
ジャ・ジャンクー監督
ジョアン・チェン リュイ・リーピン チャオ・タオ チェン・ジェンビン
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三国志の舞台、四川省・成都の、中国の繁栄と衰退を象徴する国営工場が50年にわたる歴史の幕を降ろす。
それぞれの時代と、それぞれの家族を支えた労働者たちが、回想し、語る。
リストラされた女修理工の、まじめに仕事をしてきた話。
船で成都に行く途中、立ち寄った港で、子とはぐれ、軍隊のラッパと同じという、船の汽笛に、子を探し出さぬうちに出航した話。
恋をした話。
美しい中年の女の、未婚のまま過ごした話。きれいな女優、ジョアン・チェン。
労働者だった両親を娘が語る。少し軽蔑していた母親を見直した話。
以上5話の語りでした。
世の中の変化を淡々と描き、嫌みはないが、5話の語りは、少し飽きた。
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60歳のラブレター |
09/05/20
日本
深川栄洋監督
中村雅俊 原田美枝子 井上順 戸田恵子 イッセー尾形 綾戸智恵
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3組の熟年男女のラブストーリー。我らと一緒で、いろんな理由で一緒になった夫婦の物語です。
3組とも、ハッピーエンド。肩の凝らない映画だった。何処にでもある話だった。だから、受けるかも知れない。
観客は、多かった。
TV駅路の方が良かった。
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レッドクリフ Part II/未来への最終決戦 |
09/05/02
アメリカ 中国 日本 台湾 韓国
ジョン・ウー監督
トニー・レオン チャン・チェン 金城武 リン・チーリン
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2,000隻の戦艦と80万の兵士で全軍攻撃を企てる曹操軍。孫権軍と劉備軍の連合軍は、曹操軍の策略により、疫病が襲う。
戦意を喪失し撤退してしまう劉備軍。信頼の絆が揺らぎはじめ、崩壊寸前の連合軍に、曹操軍が襲いかかる。
迎え撃つ周瑜、孫権、孔明の孫権軍&劉備軍の連合軍。圧倒的な戦力差を埋めるため諸葛孔明はさまざまなアイデアを提案し、孫権軍とともに天下分け目の「赤壁の戦い」が始まる。
壮大な戦闘場面が続く。リン・チーリンがきれい。
Part1 は、TVで見た。
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ワルキューレ |
09/03/24
アメリカ・ドイツ
ブライアン・シンガー監督
トム・クルーズ ビル・ナイ トム・ウィルキンソン
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ヒトラー暗殺を実行したドイツ貴族の大佐の命がけの計画(もちろん、失敗した)を描く。
ドイツは、数百万人の捕虜や奴隷的労働者を国内へ連れて来たが、彼らが叛乱を起こした際の対策を取る必要が有るして、反乱鎮圧計画を作った。その隠語名は、ワルキューレとした。
その「ワルキューレ作戦」を改竄し、ヒトラーに承諾サインをもらいに行き、サインを貰ってくる。事実らしい。
特に大佐が爆弾入りブリーフケースを手に総統本営に乗り込むまで、観ている方も、緊張の連続。そして爆発。その時、大佐は部屋を出ていたので、ヒトラーを見ていなかった。
ヒトラーが死んだものとして「ワルキューレ作戦」を実行する。
ヒトラーが生きていることがばれ、挫折。銃殺。
大佐の女房は、捕まることなく、21世紀まで生きた。
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いのちの戦場 |
09/03/17
フランス
フローラン・シリ監督
ブノワ・マジメル アルベール・デュポンテル オーレリアン・ルコワン
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1999年、フランス政府が、初めて公式にその存在を認めた、「アルジェリア戦争」を描いた作品。
「アメリカがベトナムを描いたように、フランスもアルジェリアを描かなければならない」という。
フランスはアルジェリアを植民地ではなく「フランス」だと主張している点が,第一次インドシナ戦争やアメリカのベトナム戦争などと異なる。戦争ではなく、暴徒鎮圧。
アルジェリア戦争の大きな特徴である「同胞同士」の戦いは第二次大戦のフランス軍の英雄敵味方となり戦いあう。
理想主義の若手将校が戦場の現実を受け入れられず、反動として自らも残虐行為に荷担するようになる。
捕虜を銃殺する時、サングラスを掛けて目を隠す場面が象徴的。
一方、中尉に自らを重ねていたベテラン軍曹は絶望のあまり脱走。
拷問に荷担した中尉は自ら救った少年に見捨てられ殺される。
最近の映画の特徴である、一方に、一方的に荷担した描き方はしていない。
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懺悔 |
09/03/17
ソ連
テンギズ・アブラゼ監督
アフタンディル・マハラゼ ゼイナブ・ボツヴァゼ ケテヴァン・アブラゼ
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旧ソ連の、1984年に製作されたグルジアの社会派ドラマ。20年ぶりの日本公開。
スターリンの粛清を喚起させ、ソ連崩壊につながったペレストロイカを象徴する作品で、1987年カンヌ国際映画祭審査員特別大賞を受賞。
地方都市で高名な市長が死去し、その市長の墓を掘り起こした罪で、女性が逮捕される。
彼女は法廷で市長の粛清の過去を告発し、埋もれつつあった悲劇の歴史を訴える。
彼女の両親は無実の罪で捕らえられ、収容所で亡くなった。
真実を聞いた市長の孫はパニックにおちいってしまい、死んでしまう。
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戦場のレクイエム |
09/02/10
中国
フォン・シャオガン監督
チャン・ハンユー ドン・チャオ ユエン・ウェンカン
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この映画も、淡淡と描写している。
中国の内戦の頃の戦争映画。
反戦映画ではないが、戦争を礼賛しているのでもない。
連隊長が、炭坑の死守を命じられ、退却ラッパを聞いたら、撤退するように命じられた。
しかし、戦闘中に、退却ラッパを部下は聞いたと言うが、本人は聞いてなく、全滅させてしまう。
一人生き残った連隊長は、自分が撤退命令のラッパを聞き逃したせいで仲間を失ったと自責の念にかられていた。
また、部隊は、行方不明で、失踪扱いとされてしまっていた。
最後に、事実が判明し、戦友の名誉回復となるまでの奮闘する話。
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チェ/28歳の革命
part 2
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09/02/09
スペイン・アメリカ・フランス
スティーブン・ソダーバーク監督
ベニチオ・デル・トロ カルロス・バルデム デミアン・ビチル ヨアキム・デ・アルメイダ
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革命を成功させてカストロに次ぐキューバ革命政権のナンバー2になったチェ・ゲバラは、国連での歴史的な演説を終えた翌年の1965年、突然キューバ政府の役職をすべて辞して再び放浪の旅に出る。
チェの突然の失踪を不思議に思った国民に対し、カストロは自分に宛てられたチェの「別れの手紙」を公開する。
チェはキューバを去って、南米ボリビアの反政府ゲリラ活動に身を投じた。
チェは行く先々で失望や落胆、思惑違いの状況に出くわし、仲間の数はクシの歯が欠けるように次々減っていく。
現地の人々の支持は得られず、現地で味方してくれるはずだった活動家たちの支援も得られず、ゲリラ兵たちの思いばかりが空回りする。
最後は、負傷し、捕まり、銃殺される。
映画は、これを、何日目の日数を表示して、チェ、個人を、淡淡として追う。
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チェ/28歳の革命
part 1
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09/02/01
スペイン・アメリカ・フランス
スティーブン・ソダーバーク監督
ベニチオ・デル・トロ デミアン・ビチル サンティアゴ・カブレラ
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チェ・ゲバラのキューバ革命成功までの第1部作。
カストロと出会い、医者を捨て、ゲリラ・革命家になっていく一人の男を描いている。最近の監督は、祭り上げる描き方はしない。この映画もそうだ。淡淡と描いている。
実録のフィルムが挿入され、特に、演説などの場面が多く取り入れてある。
ゲリラの生活は、描かれているより、もっと惨めだろうと思う。
これら指導者に、次から次と、志願者が入ってくる。そのような国になったら、革命が起こると言うことだ。
我が国の現状も、相当ひどくなっている。もたもたしていると、革命、テロ、武力蜂起が起こると思った方がよい。為政者よ、考えよ、だ。
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