7 映画鑑賞  2019年〜2023年
 2011/03/25      <とり>

2011年〜2018年 2009年〜2010年 2007年〜2008年 2004年〜2006年 ホームへ戻る

2019年〜2025年

題  名 見た日・製作国・監督・俳優 感      想
ジョジョ・ラビット

2019年制作
20/02/03

アメリカ

タイカ・ワイティティ監督ローマン・グリフィン・デイビス
 第92回アカデミー賞では作品賞ほか6部門でノミネートされ、脚色賞を受賞。

 タイカ・ワイティティ監督が第2次世界大戦時のドイツに生きる人びとの姿を、ユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で最高賞の観客賞を受賞した人間ドラマ。

 冒頭、ヒトラーに熱狂する群衆の記録映像に、ビートルズの「抱きしめたい」のドイツ語版をかぶせる風刺の描写あり。

 現在の視点から当時のドイツ人を批判するのは容易だが、彼らにとってヒトラーはまさにロックスターのような崇拝の対象、偶像=アイドルだったのだ。

 第2次世界大戦下のドイツで暮らす小心者の少年10歳のジョジョは、幻のヒトラーと対話しながら、助けを借りて、青少年集団「ヒトラーユーゲント」で、立派な兵士になるために奮闘する毎日を送っていた。

 しかし、訓練でウサギを殺すことができなかったジョジョは、教官から「ジョジョ・ラビット」という不名誉なあだ名をつけられ、仲間たちからもからかいの対象となってしまう。

 母親とふたりで暮らすジョジョは、ある日家の片隅に隠された小さな部屋に誰かがいることに気づいてしまう。それは母親がこっそりと匿っていたユダヤ人の少女だった。

 以後、ご存じの通りの母親は死に、ジョジョと少女は生き延びる。

 ドイツ人少年ジョジョとユダヤの娘エルサを演じた2人の魅力に負うところが大きいし、とりわけジョジョの変化や成長を精妙に描写したのが良い。

 俳優でもあるワイティティ監督が、ジョジョの空想の友だちであるアドルフ・ヒトラーに扮した。
ジョーカー

2019年制作
19/11/29

アメリカ

トッド・フィリップス監督

ホアキン・フェニックス 
 ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞。

 都会で道化師として暮らす一人の孤独な男アーサー。病気持ちのピエロの大道芸人として、精神を病む病弱な母を支え、心優しい面もある生活を送っている。

 どんな時も笑顔で人々を楽しませなさいと言う母の言葉通り、コメディアンを目指してドン底から抜け出そうとするアーサーが、なぜか巨大な悪のカリスマ『ジョーカー』へと変貌いてゆく、衝撃的真実の物語。

 仕事で失敗して首になり、人殺しが始まる。

 地下鉄で、女性に絡んでいたサラリーマン3人に暴行され、彼らを拳銃で射殺してしまう。
現場から逃走したアーサーは、言い知れぬ高揚感に満たされる。

 しばらくすると、この事件は貧困層から富裕層への復讐として社会的に認知され、街では、犯行当時のアーサーのメイクにインスパイアされた、ピエロの格好でのデモ活動が活発化していくことになる。

 一方、市の財政難により社会福祉プログラムが削減されてしまい、アーサーは、病気へのカウンセリングを受けることができなくなってしまう。

 後は、殺しの連続となり、病院に送られても、殺しが続く。

 現在の息苦しい矛盾した世の中の病苦を、描いている、んだなと思うj。
現在、香港の学生が騒いでいるが、この映画のように仮面をかぶってデモしている。
国家が破産する日

2018年制作
19/11/12

韓国

オム・ソンミン監督

キム・ヘス ユ・アイン ホ・ジュノ ヴァンサン・カッセル
 国家破産という、国民の誰もが耳を疑うほどの未曽有の危機が迫ったとき、国民を守るべき政府は何をしたのか、何のために事実をひた隠しにし、その裏でどんな画策をしていたのか。

 多くの自殺者まで出した韓国の1997年の通貨危機(IMF経済危機)の裏側を赤裸々に暴き、政府を痛烈に批判する話である。

 韓国政府とIMF(国際通貨基金)との息詰まるような交渉のプロセスを描きながら、設立目的に反するIMFの実態にも斬り込む。

 韓国銀行の通貨政策チームは通貨危機を予測する。
また、政府は非公開の対策チームを招集するが、役人らのお決まりの考えで推し進める。
国家破産まで残された時間はわずか7日間しか残されていなかった。

 独自に危機の兆候をキャッチし、これを好機と見た金融コンサルタントはある大勝負に出る、そして成功する。

 その一方で、経済情勢に明るくない町工場の経営者は、大手百貨店からの大量発注を手形決済という条件で受けてしまう、結果は、酷い目に遭う。。

 韓国も、日本国と同じように、アメリカ資本主義の餌食となり、2019年現在の酷い有様、そのものになってしまった。

 高い失業率、非正規雇用者の増大、低賃金、労働者格差の増大、金持ちと貧者の格差増大、の現状を、よく、見てください。そして、両国民とも、その権力者をのさばらせて止めさせることが出来ないでいる。
終着駅

1953年制作
19/10/17

アメリカ/イタリア

ヴィットリオ・デ・シーカ監督

ジェニファー・ジョーンズ モンゴメリー・クリフト
 懐かしい映画を見てきた。我々にとって、昔の映画は、いいもんです。

懐かしい顔です。作り方もしっくりと身に入ってきます。

すっかり筋を忘れていましたが、駅での2、3時間の出来事のお話でした。

憎くて、懐かしい昔の彼女を、思い出しました。
記憶にございません
2019年制作
19/10/13

日本

三谷幸喜監督

中井貴一
 病院のベッドで目覚めた男が、記憶喪失に陥り、自分が誰なのかわからない中、そっと病院から抜け出すと、ふと見たテレビで、自分が国民から嫌われている内閣総理大臣の黒田啓介であることを知る。

 混乱を避けるため記憶喪失の事実を3人の秘書官以外には内緒で日々公務をこなすが、その内、少しずつ記憶も戻り、本心も変化していく。

 面白く笑っておしまいになりました。今の政治を面白く茶化して、見て溜飲の下がる作品かと思ったが、違っていました。何か、遠慮した感じの映画でした。

 この監督でも、この程度の映画しか出来なくなってしまった、こんな程度の映画でないと、食っていけない国になってしまった。出来の悪き国に成り下がってしまった。 こんな程度のこの国の権力者しか選べなくなってしまった国民が悪いのです。
アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場

2017年制作
19/07/12

フィンランド

アク・ロウヒミエス監督

エーロ・アホ
 地続きの国、フィンランドという国について、少し知ることが出来ました。
今度の大戦で、ソ連と、冬戦争、継続戦争をした、と言うこと、初めて知りました。

 1939年、ソ連がフィンランドに侵攻した冬戦争。
フィンランドは、独立は維持したものの、国土を奪われる。

 1941年、なお侵攻を企てるソ連に対し、ドイツと組んでソ連と戦争を始め、ソ連との旧国境も超えて戦い続けた。そして、また、押し返された。負けた側で国土を占領されなかった、唯一の国でした。

 ここに「兵士達の目線」で、威張ることなく、たんたんと描かれた良質かつ精巧な戦争映画でした。作った人達の気持ちのよく判る映画でした。

 フィンランドの立場からすれば、ドイツとは別の戦争、すなわち冬戦争の継続であるとして、継続戦争と言った。

 それぞれの国に、それぞれの歴史があることを知りました。

 今でも、問題を抱える、中国、北朝鮮、イスラエル、インド、パキスタンなどの国がある。これらの国が、これから、どうやって行くのか注目しなければならない。戦争を選ばないようにしてほしい。

 一方、EUの解体が始まり始めているように見える。

 また、日本国は、経済からは置き去りにされ、憲法をそのままに、戦争できる国に変えてしまった。その上、国連の組織から脱退したり、その意に反した行動が、見られるようになった。

 連邦国家を作ろうという意欲は見られず、トランプのアメリに寄り添う一方です。

 冬戦争の犠牲を背景にしたフィンランド国内の厭戦的で旧領回復の願望とのアンビバランスな雰囲気、戦争の進展により旧国境を越えることに対して侵略者とされる理不尽。最後にはソ連軍の圧倒的な戦力によって再び戦争に敗れる痛み、これらが戦争の進展に従い従軍兵士の葛藤を描いている。

 フィンランド民族が背負った歴史の重い十字架そのものを描写しているのである。 これらの国に比べると、日本国のなんて小さい国、戦争の反省も出来ない、情けない国かを痛感させられる。

 一方、最近では、イラクのクエート侵攻があり、国土侵略が、いつもなされてきたこと、を忘れてはならない。国民の血のコストを払い奪い取った領地を、簡単に手放すはずがないことを忘れてはいけません。

 フィンランドの人々は、今、ロシアからの圧迫を感じているのでしょうか。

 第2次世界大戦の犠牲者  合計 8500万人 全人口の4%
   ドイツ      900万          日本            310万
   フィンランド    10万          朝鮮             48万
   ソ連      2800万          中国           2000万
   ポーランド   580万           フィリピン        1060万
   アメリカ      42万          その他の東南アジア   840万
   フランス     55万

新聞記者

2019年制作
19/07/01

日本

藤井道人監督

シム・ウンギョン 松坂桃李
 アメリカで育った吉岡は、ある思いを秘めて東都新聞の社会部記者として働いている。そんなある日、彼女のもとに大学新設計画に関する極秘情報が匿名FAXで届く。
 その真相を究明するため、早速、吉岡は調査を開始。

 一方、内閣情報調査室官僚・杉原は、「国民に尽くす」という信念とは裏腹に、現政権に不都合なニュースをコントロールする現在の任務に葛藤していた。

 愛する妻の出産が迫るなか、杉原は尊敬する昔の上司・神崎と久々に再会するが、その数日後、神崎はビルの屋上から身を投げてしまう。

 真実に迫ろうともがく女性記者と、“闇”の存在に気付き、選択を迫られる若手エリート官僚。そんなふたりの人生が交差するとき、衝撃の事実が明らかになる。

 東京新聞記者・望月衣塑子の同名ベストセラーを原案に作った、と言う。昔と変わらない政治屋ども、役人どもの、どす黒い暗部を、よく著していると思う。いくら否定しても、国民は、よく知っています。
空母いぶき

2019年制作
19/05/27

日本

若松節朗監督

西島秀俊 佐々木蔵之介 
 面白くなかった。

 映画、そのものが、現実離れしすぎだ、と思う。変な仮想国を作るせいだ。また、憲法解釈も気に入らなかった。

 今の権力者そっくりの、佐藤浩市演ずる権力者が出て来た。

 SNSで揉めていたことがあった。そうだ、今の権力者そっくりで、けしからん、と。
主戦場

2018年制作
19/05/02

アメリカ

ミキ・デザキ
 日系アメリカ人映像作家ミキ・デザキが慰安婦問題をめぐる論争をさまざまな角度から検証、分析したドキュメンタリー。

 慰安婦問題について、慰安婦たちは性奴隷だったのか、本当の売春婦だったのか。
 本当に強制連行はあったのか、元慰安婦たちの証言はなぜブレるのか、
 日本政府の謝罪と法的責任とは……。

 この問題を検証すべく、日本、アメリカ、韓国、肯定派と否定派それぞれの立場で論争の中心にいる人びとに取材を敢行。

 出演者には、杉田水脈衆院議員やケント・ギルバート氏、藤岡信勝氏、テキサス親父ことトニー・マラーノ氏、櫻井よしこ氏などといった従軍慰安婦を否定・矮小化する極右ネトウヨ論客が勢揃い。
「慰安婦はフェイク」と喧伝する歴史修正主義者たちと、
慰安婦問題に取り組むリベラル派の学者や運動家らがスクリーンのなかで“激突”するドキュメンタリー作品だ。

 今の日本国の権力者、そのじいさんの岸信介も並んで出てきていた。
日韓が揉めた時の仲介者のレーガン、オバマも。

 1つ、知らなかったことがあった。
 国連の機関が行った、慰安婦についての活動状況を、NHKが取材させてほしいとの申し出があり、ありのままに放送するならばと、OKを出した。
 ところが、結果は、伝えてほしい大事な部分を放送しなかった、そうだ。

 政府が右と言ったら、左とはいえない、とうそぶいた会長の時らしい。

 この状況、どうやら知らないのは、日本国の国民だけらしい。この映画も、的確に編集されていた、と思う。
 

以    上  トップに戻る  ホームへ戻る