終の棲み家をもとめて    和への回帰

:施工:宮本建設株式会社
愛知県西尾市つくしが丘4丁目8-1
℡:0563-52-2013
Fax:0563-52-3902

 閑静な住宅街にたたずむこじんまりした和風住宅です。外観の穏やかさに比べて内部はちょっと思い切った空間をつくってみました。

家主のFさんから「終(つい)の住処」に対する長年の夢を語っていただき、それならばと提案させていただいたプランニングにFさん

みずからも吹き抜けの小窓をはじめいろいろとアイデアを出していただきました。文字通り施主と設計者の協同作品です。

「家はそこに棲む人が住みこなしてこそ」という想いで完成して1年後におじゃましてみました。 嬉しかったです。

人工的な照明の織りなす陰影も悪くないですね。
トイレと洗面所へのミニ廊下です。
この部屋は完全なプライベ-ト

床は半畳のタタミを敷き詰めその廻りは家具等を
置くために板貼りです。床の間に見立てた飾り棚は
杉のムク板を使っています。下部も杉の引き出しです。
(大工さんに作ってもらいました。)
一歩踏み込んだ所です。吹き抜け上部の小窓はFさんの
発案によります。大きな壁面に光りのアクセントです。

それから吹き抜けとした場合暖房効率が悪いため、
電気式床暖房を設置しました。
障子を透しての明かりの柔らかさ・・・いかがです?
訪れたひとがちょっとワクワクしてくれるような、そんな家に
したいと思いました。

吹き抜けって下から見上げるとスゴイって感じしそうですけどね、
逆に上から見下ろすとケッコウ楽しいですよ。

はじめの頃のことです。

「ちょっと遊んで下さい」
手書きの簡単なラフプランとスケッチをお渡ししました。

   -数日後-
いやあ-、ホントに遊びましたねぇ!Fさんの家への
アイデアと思い入れがギッシリと詰まって返ってきました。

back
地窓と照明の間にあります埋め込み型の飾り棚、
工事中にFさんヒラメイテしまって取り付けたものです。

写真では伝わりにくいでしょうけれど、結果的に
なかなか面白い効果がありました。
玄関です。

正面に小さな床の間風の飾り棚と収納を設けました。
右側は下駄箱を造り付け上を出窓の様にして内障子を設えています。

Fさんはボランティアというよりもごく自然な形で地域の
お年寄りと交流を持たれています。

そこで訪れるお年寄りのために土間からの上がり端に
手摺りを設けました。(左側)
Fさんの交際範囲はお年寄りだけでなく、同年代のサ-クル
の人々をはじめ多岐です。

つまり来訪者が多い・・ココは和風サロンみたいな
雰囲気にしてみようと考えました。
屋根はシンプルな切妻屋根。和風住宅としての落ち着き、
そしてさりげない存在感を表現できたら・・・
玄関前から居間の前まで土庇を伸ばしています。
デザイン的な面も有りますが、深い軒を作ることで
雨の吹き込みや真夏の直射日光を防ぐことができます。
北側道路から見た姿です。

この要望は実現可能OK
これはどうやってもよろしくないのでNG

ここは、も少しこうした方が・・・
お互い納得ゆくまで、打ち合わせを繰り返しました。