♪夏が来れば思い出す〜 ・・・と歌われる「尾瀬」。
 鳩待峠を午前5時に出発して、至仏山(2,228b)を目指して樹林帯を登る。
ワタスゲなどのお花畑に見とれたり、蛇紋岩に足を滑らせないように足下を気にしながら、
頂上に着いた時はもう8時を回っていました。 

 高天ケ原のお花畑に導かれ、山の鼻センターまで下山して、昼食休憩で涼をとって疲れ癒す。 
一日目は、さらに尾瀬ヶ原を縦断する木道を歩きながら、竜宮小屋までの湿原風景の撮影を楽しんだ。 
二日目は、竜宮小屋を基点に、早朝風景を楽しんだ後、静寂の尾瀬沼畔を回ってヒュッテに投宿した。

 尾瀬ヶ原から尾瀬沼までに、私が感動した画像を並べてみましたので、ご覧下さい。
           *画像は、ポイントしてみて下さい。 
*左)至仏山頂から尾瀬ヶ原の広がりと燧ヶ岳を望む。
(右)山の鼻センターと木道筋が見える。
中田代に来た時、土砂降りの雨に見舞われたが、
池塘は幻想的な風景を描いてくれた。
尾瀬ヶ原は、緑、水、空気が調和している。その代表が池塘の風景だ。
池塘を眺めていると生命力を感じる。
それは生成までの歴史があるからだろう。
下田代には、池塘の中に浮島が随所に見られ、
自然もなかなかの役者である。
遠景の山裾に霧が流れ、池塘には青空を写し、
尾瀬ヶ原の配色の美しさを一層際立たせる。
曇天の中で、 (左)至仏山を望む寸景 
(右)燧ヶ岳も負けじと姿を現わす。
白樺は、けして多くはないが、
湿原風景のポイントとして演出している。
雨上がりの尾瀬沼は、実に幻想的な風景を見せる。
煙る燧ヶ岳を背景に、朝湖湿原の景観。
沼尻休憩所から見せる尾瀬沼の風景。





  尾瀬沼畔の長蔵小屋から見る大江湿原
  (*ニッコウキスゲ)

 今年は、6月の遅霜でニッコウキスゲの花付きが悪く、ここ大江湿原の群生地も期待外れであった。

 初めて尾瀬を訪れて、その美風景の広大さに驚き、多くの人々に愛されている場所であることも実感することが出来た。

 写友の藤村さんに感謝すると共に、今度は「水芭蕉」と「秋景色」の時期に訪れたいと思っています。



              完

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