ウェーブロック
 ハイデンの街にあるウェーブロックは、
思わずワッ!という声が出るまさに奇岩だ。 
 波を一瞬のうちに固めたような一枚岩。
どうしてここだけ、このような形ができたのだろう? 
 高さ15m、幅200mに及ぶ巨大な自然造形。 

今から2億7千万年以上前にできたといわれる。
アポリジニーの人々が神聖な岩として崇め続けた場所という。
 この近くには、カバのあくびの奇岩やアポリジニーの洞窟もある。
低木のブッシュの中に続く茶褐色の地道。 人物と比較するとその高さが分かる。
 うねった波の中を歩いて行くようで、不思議な感覚になる。
そういえば、スペインのグエル公園にもそんな造形があったことを思い出した。
 この圧巻! 
自然の化学反応が、彫刻と着色を重ねた花崗岩の岩肌のグラデェーションが見事である。
当日は時々の小雨模様で、岩肌から滴り落ちる雨水も、一層迫力を演出していた。
波頭から、うねりを横に見るとこんな光景である。
生憎、雨降りで足を滑らせて落下したら、一貫の終わりである。
 この風景は波の上からの光景。今回は、波の上下を一周して撮影できた。
花崗岩の岩肌はこんな様相。
カバ出現! 
ヒッポズヨーン(カバのあくび)の奇岩。飲み込まれそう。
 アポリジニー壁画(マルカスケイブ)のある洞窟。
入口は屈まないと入れない位低い。
ミモザの原木
洞窟内の天井には、くっきりと手の跡が残されていたり、
魚などを描いた壁画が見られた。
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