村も町も、そして国も住民こそ主人公。トップページにもどります。
1,はじめに「合併有りき」の姿勢、しかし、
今回の
2,合併論議は不十分、「具体的な話を。」が町民の大勢
今回の「合併騒動」の経過を見ると、その大義がないことが明らかです。
2002年12月 額田町議会で合併検討特別委員会を設置
2003年 7月「岡崎・額田・幸田合併研究会」立ち上げ(1回目)調査・検討開始
8・9月 額田町住民行政懇談会 12カ所
10月「岡崎・額田・幸田合併研究会」(2回目)「合併に結論をだせない」と結論
11月岡崎市・幸田町・額田町三者会議 合併に「メリットなし」と幸田町離脱
合併という重大事については、まず第一に住民の意見をよく聞くということが大切ですが、「合併研究会」は「合併に結論をだせない」と結論し、住人懇談会では合併について十分な資料も提示せず、「財政がダメ、だから合併」という宣伝の場に使われました。また、議会では独自の調査・研究機関が作られてもいません。そして、合併に関する住民投票もないまま、合併に向けて「走りだして」います。その間、「財政がだめ」という根拠のない宣伝ばかりが横行しています。懇談会でも、「町当局が合併したいんだということはわかったが、要するに具体的にはどうなんだ。それが分からなければ話にならない。」という質問が多く寄せられたのです。
また、この間のアンケートでは「合併についての論議」をしっかり行うことが確認されています。今、大切なのは、正しい資料を示し、あたたかい住民自治を守り、
3,合併研究会の論議は尽くされず、経過は住民無視の典型
合併研究会、どのような報告をしているのでしょうか。その「報告書」は、「合併により大きな市町村になることで、イメージアップや地域としての魅力が増大」「各種公共施設の利用については、広域的な利用が可能になる」「合併により、行政サービスや事業部門に職員が相対的に多く配置することができる」「個性豊かな地域が共生する町作りが可能」(「研究会」報告)などと「合併の利点」をあげていますが、そこにこそ疑問があります。
そこに書かれた「合併の利点」とされるものは、あいまいなものであり、まさに「雲をつかむような話ばかり」なのです。この「報告」を読んでいると、「では、なぜ今の
また「首長などの特別職や議員、議員の数を全体的に削減することができるようになり、サービスレベルを維持・向上しながら人件費を減らすことが可能」と言うに至っては、「そうか。議員は今まで頑張ってこなかったから減ってもいいのか。」と言っていると同じです。しかし、「サービスレベルを維持・向上」はどのように可能なのか。「人件費を減らすのは良いとして、職を増やし、町に勤める人々を増やし活性化させることと、どう関係するのか」聞きたいところなのです。議員もいない、町長もいない、職もなくなる、そして、サービス悪化と行政の空白だけが残されるのではないか。これらの問題には全く答えていないのです。これは、住民無視の典型といわれても仕方のないものです。
4,合併で教育はー学校の統廃合は必至、地域がさびれることに
合併で危惧されているのは、子どもらの生活と学校の存続問題です。「中核市」になり財政が圧迫されている
額田の人々が長く守り育ててきた教育環境は一気に変更を余儀なくされるのです。「学校は地域のよりどころ」といいます。学校がなくなれば、地域の灯が消えたようになり、過疎化・高齢化に拍車をかけるでしょう。地域がさびれる速度は増すことが考えられるのです。
5,住民無視の合併には反対。本当の地域おこしに力を入れるべき時
わたしたちは、今回みられるような住民無視の、なしくずしの合併には反対します。それは、地域のことも、村の将来も考えないものというべきです。
「初めに、合併ありき」という姿勢は、村が栄えるための本当の論議をするのではなく、財政問題だけを理由にする「結論合併」という不十分なものでしかありません。情報によれば、合併については
「合併に関する論議」は、まだまだこれからです。私たちは、町民と子どもらと額田の学校教育のために、真剣な論議を期待します。そして、その論議の先に、合併ではなく地域と子どもらが生き生きと生活する町作りを希望するものです。
「今回の合併は、必要性はないとしか思えない。『まず初めに合併。理由は財政がダメ』としか町当局は言わない。」「教育に携わってきた身からすると、長年『額田の教育』を掲げてやってきた。その立場からすると、今回の合併には問題があるとしか思えない。本当に、町の将来のことを考えているのだろうかと思えてくる。」「そもそも
「いや、合併までには村民の投票があるでしょう。」という声もあります。しかし、それは日程には入っていないようです。村人の声を聞くこともせず、合併をして、
額田町の合併問題を考える会(仮称)準備会
〔連絡先〕 (略)
※ 額田町合併の問題は、住民福祉わけても学校教育に与える影響は甚大です。
みなさんの論議を起こすためにも、と考え掲載させていただくことにしました。
これが、住民無視の「スケジュール」表
この前、額田町役場に行って来ました。
対応した課長さんに「小学校を4校に減らすそうですね。」と聞いたら、
「それは、全く違います。決めてもいません。そんなことは考えていません。」と。
「それなら、なぜあのような資料を議員が持っているんですか。」と聞いたら、
「とにかく4校にするなんて、ありません。」と。
こちらの言うことがまるでデマのような言い方でした。
「合併についての話し合いは、これから持つんですね。」と聞いたら、
「そうです。」と。
「昨年の住民に対する説明会は、全くの一方的な町当局の合併理由説明で、住民の声を聞いてはいないですよね。」と言えば、
「それで、これから住民の声を聞きます。」と。
私たちは、学校を減らしたら、地域はさびれる。住みやすい額田町作りこそすべきことで、身を削いで合併を求めるような態度、合併を懇願するために学校の閉校や住民をほったらかしにするようなことに血道をあげるのは本末転倒と考えます。
そして、最近入った資料が下記の「スケジュール」です。
これは、住民の声はなんのその。合併へ向けての整然とした予定表です。
ここには、「住民の声を聞こう」などという姿勢は微塵も感じられません。
合併へ向けて事実か?いろいろな話が。
合併へ向けては、いろいろな話が出ていますが、この前のように町は事実を言おうとしません。
そして、その間にもいろいろな削減の案が耳に入ってきます。
「岡崎市は、小学校の規模を岡崎市の一番小さい学校を基準に考えているのでは。」
「そうすると、小学校4校しかのこらない。額田中学の寮は、即廃止だな。」
「役場は、支所程度に。3人ほどしかいらない。」
「課長など、早期退職の話があるようだが。」
「合併文書を見ていると、『投資』『開発』というような言葉があった。そんな金だれが持っているんだ。」
などなど。
いったい、額田町はどうなるのでしょうか。
「このようにして合併した方は、本当にみじめだよ。」という声が耳に残りました。
○ 以下、そのよびかけ文です。
(略称)
昨年の7月9日、県の指導によって
「なぜ、合併なのか」展望も理念もない吸収合併!
今回の合併話は、ただ「額田町は財政が厳しい」という額田町の行政・町議会与党の思わくだけが先行しています。昨年行われた懇談会も町側の話を聞くだけの一方的な会でした。また、
額田の町民が
鈴木町長は、町の財政問題を合併推進の理由にしていますが、全国では額田町よりも財政力指数が低い町村が全体の8割です。しかし、合併すると住民への行政サービスの低下が明らかだと、国や県の意向に反対し「合併にたよらない自立の道」を踏み出しているのです。
また、町が実施したアンケートは、岡崎への吸収合併の是非を問うたものではなく、
町議会与党も町長もこのアンケートの結果を理由にして、合併推進をしゃにむに進めていますが、町民には知らせず、やみくもに合併を進めようという町のやり方は、
各地の合併協議会は解散や活動停止に、自治体の破壊は許さない!
合併協議会とは、総務省が強調しているように是非をふくめ協議する場です。県内で合併協議会は15の地域で作られましたが、碧海5市の合併は破綻し、昨年末には北設楽郡5町村合併協議会と西春日井6町合併協議会が解散し、今年1月16日には西尾市・幡豆3町合併協議会が解散しています。また、合併の是非について住民意向調査が行われた豊川市・宝飯郡4町の合併協議会は、合併反対意見が多数出て、その存続が危ぶまれるなど、各地の合併協議会は解散や活動停止となっています。国の進める強制合併は、住民自治をこわす自治体のリストラであり、各地で失敗しているのです。
学校の3校への統廃合は許さない。明るい未来の
合併で、明らかになっていることに小学校の統廃合があります。「3校か、4校しか残らないという。将来はもっと少なくなるらしい。何とかして。」という声が寄せられています。また、保育所も無くなり、「子どもの送り迎えをすべて親がしなくてはならない。」という心配の声も。学校は地域のよりどころです。子どもらが育ち、地域の未来が感じられる場所です。それを、簡単に無くしていくという今回の合併話に額田の未来はありません。
あなたも、会員として合併について考える活動にご参加ください!
「 ○と き 3月14日(日)午後6時30分〜 ○ところ (町役場の東) |
顧 問 影山 健(愛知教育大学名誉教授)
顧 問 加藤高規(弁護士・加藤法律事務所)
世話人・団体 ・鈴木晴久(樫山)82-2884 ・三浦利博(桜形)84-2904
・萩原 昇(町会議員)82-3750
・全労連岡崎額田地域労働組合センター(連絡先)JMIU川本支部
片岡幸雄(濱尻)82-3340
・三河教職員労働組合(担当)土井政美
48-5127
「 氏名 連絡先 п@
・合併問題の学習会を随時開催します。 ・関係住民に合併問題のチラシを届けます。 ・合併の是非を問う住民投票を要求します。 |
○ 発行者 押しつけ合併に反対し、
知らないうちに、「合併話」だけが進んでいるようですが、さまざまな資料から今回の合併を考えてみました。町民の疑問や不安に、答えているでしょうか。
○ 額田町民の疑問と不安は、いっぱい!
「財政難」と町は言うが、本当にやってゆけんのか?町は全国でもAクラスだと言うぞ。 |
|
|
|
小学校が8つから3つに減ると言うぞ。そうなったら若い人がますます減るぞ。 |
教育でも、岡崎は管理教育で大変というではないか。学校の先生たちも合併には、みんな反対だというが。 |
|
額田は自校方式の給食だが、給食センターのはまずい。子どもの顔が見え、給食婦さんにお礼が言える関係がいい。子どもにあたたかい給食を続けたいね。 |
○
以下の表で、
町 名 |
人口 2002/4月 |
財政力指数 2002年度 |
一般会計規模 2002年度予算 |
地方債(借金) 2004年度末見込 |
基金(預金) 2001年度 |
|
9,297人 |
0.616 |
41.2億円 |
68.6億円 |
4.5億円 |
|
340,281人 |
1.091 |
902.5億円 |
1,641.8億円 |
158.7億円 |
〔財政力指数〕額田町の財政力指数は0.6です。町村の全国平均は0.3で、
〔借金の問題〕
○ 学校教育の受ける影響は甚大!子どもらと地域の未来は!
自治体 |
公立保育園 幼稚園給食 |
小中学校の学校給食 |
小学校の 部 活 |
小学校数: 1校あたりの人口 |
||
|
自園方式 |
自校方式 |
なし |
8校 :1,164人で1校 |
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|
一部センター方式 |
センター方式 |
5・6年生 |
41校:8,476人で1校 |
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〔教育〕 |
||||||
自治体 |
寝たきり 介護手当 |
都市計画税 |
国保税(料) 一人年額平均 |
介護保険料 (第3段階/年額) |
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※5000円支給 |
※なし |
63,578円 |
30,000円 |
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|
なし |
固定資産税の0,3% |
81,115円 |
34,800円 |
||
*額田町=寝たきり介護の扶助料として、月額5000円支給。
*
〔都市計画税〕現在、
これは、
明日の額田への夢 きれいな川が流れていて、魚がいっぱいいて、ホタルもいるといいな。田んぼでは、お米がたくさんとれて、畑では、野菜がたくさんとれて、野原にはササユリなど自然の草花が生えているといいです。 小学校1年生 「ふるさと読本ぬかた』より |