教職員が明るい職場は、子どもらも明るい。
     それは、言うべきことが言える職場です。

 ここに掲載の文書は、
 (1) 「正しい人事を行うための申し入れ」2003年12月24日
 (2) 「教育問題改善についての要求書」2004年10月12日
 (3) 「東加茂地方における異常な人事を改善するための申し入れ」2004年12月3日

 です。



 足助町長 矢澤長介様                2003年12月24日(水)

足助町教育委員会                三河教職員労働組合

  教育長 岡田脩児様                執行委員長 畦地  治

 

     正しい人事を行うための申し入れ

1、教職員を人として見ない、冷たい異常な人事が行われてきた東加茂郡

 東加茂郡においては、未だに「問答無用」の人事が行われています。この3月20日に、突然の「内示」を受けた川合先生の場合は、「打診も希望調査もない」「2年で突然」「校長も当日まで知らない」という有様でした。また、担当の教育事務所足助支所の主査は当初「あんたは足助に行った事がないから」と言っていましたが、これは全くの主査の思い違いであることが明らかになっています。この人事が間違った認識のもとに行われた可能性があるのです。

その後、今回の人事について数回の文書交換を行ってきましたが、行政側が唯一の根拠としてきた「統廃合にともなう異動」という理由は過去の例から見ても合致せず、ましてや「子どもらの精神的ケアのため」という理由は、過去のどの事例をみても通用せず、反対に子どもらのことなど考慮されない人事がほとんどだという実態が明らかになっています。

そして、東加茂郡では県の教職員定期人事異動実施要領に違反する3年未満の異動が多発していること。異動に際して適用されるべき県の教職員定期人事異動実施要領がないがしろにされており、その根拠として「東加茂地方教育事務協議会」が作成した「教職員定期人事異動実施要領」が県の「異動後の通勤時間は、原則として公共交通機関で1時間30分以内とする」を剽窃し、「公共交通機関」を削除しているように、遠距離通勤を放置していることも明らかになっています。

 

2、県・三河の各教育委員会の姿勢と東加茂郡の人事

 以前、「突然の一方的な人事・不意打ち人事」は三河においては当たり前のように行われていました。そして、このような人事に毎年多くの教職員が泣かされてきました。それは、文字通り「学閥人事」であり、教職員の希望を考慮しない一方的な「暗やみ人事」であり、従来から言われてきた「情実人事」であり、「私設人事」(教育事務所次長が指摘)でした。

 県教育委員会はその人事異動方針で、

 校長の意見の申し出に当たっては、本人に対して意向確認を行うなどにより、その希望事項が反されるように配慮願います。」(平成5年教職員人事異動方針について 愛知県教育委員会教育長)

との文書を出しています。

そして、豊橋市教育委員会は、人事について、

 「基本的には、希望をとって、希望に基づいて進めてきている。異動希望がなくても転勤を求める場合には、事前に校長を通じて本人にお話をしてもらっている。『異動希望がある人は替える。出す場合は、合意を得る。』ということだ。内示の日までわからないということはありえない。それは、校長が知っていても話していないということだと思う。校長に問題がある。」

           (2000.2.25三河教労との交渉の席で豊橋市教育委員会言明)

とし、「転任」について、その「対象とする者」として、「本人から希望の出ている者。但し、同一校に3年以上勤務していることを原則とする。」としているのです。(平成16年度教員人事異動実施要領)

 ここには、「本人の希望」と「同一校を3年以上勤務」が明示されています。2年で、それも希望も聞かず突然異動させる、そして、「希望を聞いていたら人事はできない」などとする東加茂郡の人事担当者の姿勢は怠慢と無責任以外の何物でもないと言わざるを得ません。

 また、岡崎市教育委員会は、「不意の異動は100%ない。教職員の希望が尊重されるように各校長に話をしている。」(三河教労の申し入れに対して岡崎市教委の話)と、述べています。豊田市教育委員会においても「希望の尊重・事前の打診」豊田市教育長)を明言しています。教職員の希望を尊重することは、今や三河部においても常識となっているのです。 

 

3、川合先生を、一刻も早くもとの職場に戻すよう申し入れます

私たちは、現在川合先生を元の職場に戻せと取り組んでいますが、この人事は、誤った認識に基づいて行われた異常な人事であり、異動の根拠も崩れていると考えます。県人事委員会は、準備手続きを来年1月23日に行うことを通知しました。これは、公開口頭審理を前提としたものであり、東加茂で行われてきた人事の問題点が明らかにされることを目ざして、私どもは全力をあげて取り組んでいます。

しかし、不当な人事を受けた川合先生は、現在片道40分以上という遠距離を、雪による凍結や急なカーブ、坂道の危険をおかして通勤しています。一刻も早く元の職場に戻すよう申し入れるものです。

 

4、東加茂郡においても希望と納得の人事を目ざして改善を申し入れます

そして改めて、ここに他の郡市でも実現され、県教育委員会も言明する3つの原則、

 @異動希望がない場合は、異動させない。

 A止むを得ず異動する場合は、必ず本人に事前に打診し、合意を得る。

 B異動希望がある場合は、本人の意向を最大限尊重した人事を行う。

に従って人事を行うよう申し入れます。そして、それを具体化するために、以下に記すように人事において公正・希望の尊重がはかられるようシステムを改善することを申し入れます。

 @ 教職員の希望を尊重し、納得のもとに人事を行うこと。

 A 校長が教職員の希望を尊重し具申を行うとともに、町教育委員会の内申が確実に行われるようにすること。

 B 人事において、本来その権限を有するはずのない校長会などの不正常な関与を排すること。また、学閥偏重の人事を排除すること。

 C 1月、2月に二回行われる校長面接と並行して、教職員への打診を事前に必ず行い、教職員の希望が正しく反映するにすること。また、教職員の希望が反映するよう校長を指導すること。

 D 異動希望調査書を作成し、その正しい活用によって教職員の希望が反映されること。「交流計画」に基づく一方的な異動は行わないこと。

 E 「小中交流」を名目とする人事は、本人の納得がない場合は行わないこと。同一校3年もしくは、それ未満の経験の教職員が一律に異動させられたり、希望に沿わない人事によって退職に追い込まれたりすることがないようにすること。

 以上、申し入れるものです。

 

東加茂郡における教育問題改善の申し入れ
 以下、関連しますので2004年東加茂郡校長会・足助町教育委員会に対する申し入れを掲載します。

 足助町長 矢澤長介様                2004年10月12日(火)

足助町教育委員会                三河教職員労働組合

  教育長 岡田脩児 様                執行委員長 畦地  治

 

     教育問題改善についての要求書

1、教育内容の改善のために

@              校長、教頭は、率先して授業を受け持ち、子どもの状況を把握すること。

  ・特に、教頭の仕事を精選し、適正な授業担当時数を持つこと。

A 教頭、教務、「校務」は、学級対応の教員配置であり、専科教員と同じく率先して授業を受け持つこと。あたかも管理職のような位置付けをし、仕事を分担することがないようにすること。

B              担任の授業時数を、小学校では週あたり22時間、中学校では18時間を上限とするよう教員配置を行うこと。

 C 教科指導員訪問をなくし、学校独自の研究活動が進むよう配慮すること。

 D 町独自の予算において、パソコン、ATなど教員を配置し、充実すること。

E          図書館司書をすべての学校に配置すること。なお、教職員に司書を兼任させることはしないこと。

F          教材の採用にあたっては、愛知教育文化振興会または愛知県教育振興会を特別扱いしないこと。教材採用は、一般業者と同じ新年度4月に行い、「公費負担」を名目に、「全学校一律採択」にするというような事態をなくすこと。

 G 「研究発表」がローテーションのように各学校に割り当てられており、「研究」による多忙化、教育内容の偏向は学校に異常な事態をもたらし、県教育委員会通知にあるように「教員が児童生徒と触れ合う時間が十分持てない」原因となっており、「研究発表」をなくすこと。

 H 図書館を充実し、蔵書を増やし、教育環境にふさわしいものとすること。

 I 保健室、図書室、教室などの空調設備を整えること

 J 効率よい運営によって町立図書館の活用促進を目指すこと。

 

2、人事において、公正・希望の尊重がはかられるようシステムを改善すること。

 @ 教職員の希望を尊重し、納得のもとに人事を行うこと。

 A 校長が教職員の希望を尊重し具申を行うとともに、町教育委員会の内申が確実に行われるようにすること。

 B 人事において、本来その権限を有するはずのない校長会などの不正常な関与を排すること。また、学閥偏重の人事を排除すること。

 C 1月、2月に二回行われる校長面接と並行して、教職員への打診を事前に必ず行い、教職員の希望が正しく反映するようにすること。また、校長を指導すること。

 D 異動希望調査書を作成し、その正しい活用によって教職員の希望が反映するようにすること。「交流計画」に基づく一方的な異動は行わないこと。

 E 「小中交流」を名目とする人事は、本人の納得がない場合は行わないこと。同一校3年もしくは、それ未満の経験の教職員が一律に異動させられるような異常な人事を根絶すること。また、希望にそわない人事によって退職に追い込まれることがないようにすること。

 F 通勤距離・時間については、県の人事異動方針の「公共交通機関で1時間30分以内」を遵守し、なおかつ山間部の特殊性を考慮して、安全で負担のない通勤距離・時間となるよう考慮すること。

 

3、勤務の改善のために

@          学校の始業時刻を、愛知県の『学校職員の勤務時間等に関する規則』にあるように「午前8時30分から…」とすること。また、「休憩」「休息」を保障すること。

 A 勤務時間外の「サービス労働」をなくすこと。早朝の交通立ち番については、一般教職員についてはその災害時において労災の補償がないことなど問題があり、早急に検討し改善をはかること。

 B 泊を伴う勤務については、早急に「1泊2日の場合、1日につき4時間」とし、それを完全施行するとともに、より一層の改善をはかること。特に、勤務の振り替えを確実に行うこと。

 C 教育委員会名による「論文」募集は行わないこと。また、各種の応募は学校現場に負担を持ち込んでおり、一切の強制を行わないこと。

 D 教職員に病気が増えており、勤務時間内に仕事ができるよう条件を整えること。また、学校管理者は、率先して勤務の改善をはかること。

E          中学校の勤務条件を改善すること。休息・休憩を確実に取るよう保障するとともに、長時間勤務を解消する方策を検討すること。

F          出張旅費の適正な支給を行うこと。また、行事を精選し出張を減らすこと。

G          出張後の報告は、翌日勤務開始後行うこと。勤務時間終了後報告させるようなことはさせないこと。

 

4、部活過熱は異常な状態にあり、早急に改善をはかること。

 @ 中学校部活については、子どもも教職員も参加は自由希望制とすること。

 A 祝祭日、早朝の部活動は行わないこと。また、土曜日、日曜日は部活動をやめること。特に、日曜日は部活をやらないよう徹底すること。

 B 子どもの健康状態を把握し、成長を阻害するような部活動の日程や時間内容を改善すること。また、そのための医師配置など検討を行うこと。

 C 各種大会への参加を検討し制限すること。勝利至上主義からの誤った「指導」など、弊害の除去に努め、指導者の育成をはかること。

 

5、教育行政のあり方に関して

@          学校訪問は教育条件の整備充実のために行い、訪問にあたっては、一切の準備を学校に強制することがないよう通知すること。また、時期も学期末の7月、12月は行わないこと。

 A 学校設備の老朽化が進んでおり、設備の改善を確実に行うこと。

 B 学校予算が年々減額されており、事務機器が古く故障が多いなど教育活動に支障をきたしている。必要な予算増額をはかること。

 C 勤務の過酷さ、無神経な言動・人事によって教職員に精神的苦痛を与えたり、退職・休職に追い込まれたりすることがないよう校長を指導すること。特に、管理職は教育行政に携わる者にふさわしく、品位のある言動に努め、職員の信頼を得るようにすること。

 D 「校務」、教科指導員などの役職をなくすとともに、役職・校務分掌の簡略化・職務の見直しを行うこと。

E            用務員のパート化をやめ、常勤にして各学校に配置すること。そのための予算配置をすること。

F            勤務時間外に、「管理的発想」に基づく強要は行わないこと。

 

6、給食の改善について

 @ 給食は、センター方式よりも自校方式を採用し、食材に地元産のものを活用すること。

 

7、実質25人学級の実現にむけて

 足助町の各学校においては実質少人数学級の実現の可能性を持っている。教職員の適正な配置によってこれを可能とする状況を作り出すこと。

 @ 過大学級が発生しないよう町独自の予算によって教員の加配を行い、少人数学級に取り組むこと。

A 児童数減少に率先して対応すること。学校規模の縮小や統廃合については極力避け、地元住民の意見を聞くことなどにより機敏に対応すること。

 B 各学級25人未満の学級編成ができるよう町人口動態を念頭にいれつつ対応すること。

 C 町独自の予算などによって教員加配を行い、少人数学級を目ざし必要な教育的対応が行えるようにすること。

 

8、関係諸団体との正しい関係の確立のために

@ 東加茂郡教育研究会は任意の団体であり参加は自由とすること。したがって、各教科主任との関係や出張・業務等について改善をはかること。

A 愛知教育文化振興会、愛知県教育振興会は一業者であり、その業務を峻別して正常な関係を確立すること。

 

その他

@ 学校環境(地域環境)の安全と、子どもたちにとって良い環境を作り出すために父母・住民と協力し取り組みを進めること。

A 市町村合併は住民の意見をよく聞いて行うこと。合併に伴って、学校を統廃合することがないよう 最大の努力をすること。

 

以上。


東加茂郡における異常な人事の改善を求める!

 足助町教育委員会は誠実に話し合え!
  町教育長は「川合さんと話し合う」と言ったことを守れ!
   任免者が内申を行うなど、学閥介入同然の人事を改めよ!



 この間の足助町教育委員会の態度は全く許せないものです。「腰痛」を理由に前言をひるがえして、川合さんに会おうとせず、「電話をする」といったのに返事をよこさず、足助町教育委員会は公的機関としては全くはずかしい態度をとっています。
 

 豊田加茂教育事務所足助支所             2004年12月 3日

  支所長 鈴木 修様

 東加茂地方教育事務協議会              三河教職員労働組合

会長  藤谷常壽様                 執行委員長 畦地  治

               

        東加茂地方における異常な人事を改善するための申し入れ

1、人事において、公正・希望の尊重がはかられるようシステムを改善すること。

 @ 教職員の希望を尊重し、納得のもとに人事を行うこと。

 A 校長が教職員の希望を尊重し具申を行うとともに、町教育委員会の内申が確実に行われるようにすること。

 B 人事において、本来その権限を有するはずのない校長会などの不正常な関与を排すること。また、学閥偏重の人事を排除すること。

 C 1月、2月に二回行われる校長面接と並行して、教職員への打診を事前に必ず行い、教職員の希望が正しく反映するようにすること。また、校長を指導すること。

 D 異動希望調査書を作成し、その正しい活用によって教職員の希望が反映するようにすること。「交流計画」に基づく一方的な異動は行わないこと。

 E 「小中交流」を名目とする人事は、本人の納得がない場合は行わないこと。同一校3年もしくは、それ未満の経験の教職員が一律に異動させられるような異常な人事を根絶すること。また、希望にそわない人事によって退職に追い込まれることがないようにすること。

F          通勤距離・時間については、県の人事異動方針の「公共交通機関で1時間30分以内」を遵守し、なおかつ山間部の特殊性を考慮して、安全で負担のない通勤距離・時間となるよう考慮すること。

 

2,2003年4月に行われた東加茂郡下山村立和合小学校川合仁美養護教諭に対する人事は下記に示す如く異常・不当なものであり、早急に元の勤務校に戻すこと。

@          この人事では、本人の希望が全く考慮されることがなかった。これは、教職員の希望尊重という点から見て異常な人事であり、適正手続き違反であることを認め、早急に元の勤務校に戻すこと。

A          この人事の過程で、当初加藤主査は「あなたは足助に勤めたことがないから。」という理由を挙げた。しかし、川合さんは過去に足助町に勤務したことがあり、明らかな誤認によって行われた人事である。

B          加藤主査は、当時豊田東加茂教育事務所足助支所主査として勤めながら、東加茂地方教育事務協議会が行うとされる人事に深く関与し、「加藤三(略)こそが、東加茂地方教育事務協議会の協力職員として、処分者の立場から本件人事異動に係る指導・助言を行う等、その実務の詳細を把握しているため、同人こそが証人として最適」(愛知県教育委員会準備書面(2))と述べている。任命権者である県教育委員会の出先機関である教育事務所の主査が、「内申をする」とされる事務協議会において人事異動に係る指導・助言をすることは異常なことではないのか。

C          また愛知県教育委員会が毎年出す「人事異動実施要項」で「異動後の通勤時間は、原則として公共交通機関で片道1時間30分以内とするよう配慮する。」とあるが、東加茂地方教育事務協議会の「人事異動実施要項」では勝手に「公共」の文字を欠落させている。東加茂郡における異常な通勤距離・時間の長さの原因となっているものである。これは異常なことであり、早急に県の人事異動実施要項に沿うよう申し入れるものである。

 




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先日、雪が降りました。凍結した危ない道を多くの教職員がなぜか遠くなった通勤コースをひやひやしながら車を走らせています。子どもらのためにも、そして、教職員とその家族のためにも希望と納得の人事を。

                                                   (2003年3月)

新緑、そして紅葉の足助・下山を車で走りながら、ここで生活する子どもらや教師。その町や村が歴史のある名前を失い、豊田市に合併されることを思いました。ヨーロッパでは小さな町や村が力を合わせ、共同して住民の住みやすい自治体を作っているのに。ここ日本では、国の思惑で合併が進められ、その結果役場がなくなり、行政が広域化し肥大して、ますます遠いものになるのではと。(2004年11月)

 ※ 上記、足助町教育長名の「児」が違っていますが、活字がなく、しばらくこのままで掲示させていただきます。
   失礼とは思いますが、お許しください。