「三河の人事を考える会」の取り組みへ

　　　　　　　　　　支持・協力・参加の呼びかけ　

　　　　　　２００５．４．１　三河の教職員人事を考える会

Ｏ　三河においても希望と納得の人事は大勢に。しかし、異常な人事は今も！

　「突然の一方的な人事・不意打ち人事」は、三河においては当たり前のことでした。そして、このような人事に毎年多くの教職員が泣かされてきました。「内示の日を勝手に変更する校長がいる。」「２年で突然異動させられた。」「希望の地域と全く違う所に行かされた。」というような話は毎年繰りかえされ、何ら改善されることはありませんでした。それは、教職員の希望を考慮しない一方的な「暗やみ人事」、文字通り「学閥人事」であり、従来言われてきた「情実人事」「私設人事」（教育事務所次長が指摘）でした。

　しかし、この間の杉浦人事、左右田人事、細井人事等の取り組みや、勇気ある教職員の声によって、人事は変わりつつあります。県教育委員会はその人事異動方針で、

　「校長の意見の申し出に当たっては、本人に対して意向確認を行うなどにより、その希望事項が反映され

るように配慮願います。」　（平成５年教職員人事異動方針について　愛知県教育委員会教育長）

との文書を出しています。

三河部においても豊橋市教育委員会は、人事について

　「基本的には、希望をとって、希望に基づいて進めてきている。異動希望がなくても転勤を求める場合には、事前に校長を通じて本人にお話をしてもらっている。『異動希望がある人は替える。出す場合は、合意を得る。』ということだ。内示の日までわからないということはありえない。それは、校長が知っていても話していないということだと思う。校長に問題がある。」

　　（２０００．２．２５三河教労との交渉の席で豊橋市教育委員会言明）

と述べました。

また、岡崎市教育委員会は、「不意の異動は１００％ない。教職員の希望が尊重されるように各校長に話をしている。」（三河教労の申し入れに対して岡崎市教委の話）とし、事前の打診を行うと明言しました。そして、豊田市教育委員会は「希望の尊重・事前の打診」（豊田市教育長）を明言・実施しています。今や「教職員の希望を尊重すること」は常識となっているのです。　

Ｏ　教職員を人として見ない冷たい異常な人事が行われた東加茂郡、いよいよ裁判闘争に。

　しかし、東加茂郡においては、未だに「問答無用」の人事が行われています。２年前の３月２０日に、突然の「内示」を受けたＹ先生の場合は、「打診も希望調査もない」「２年で突然」「校長も当日まで知らない」という有様でした。また、担当の教育事務所足助支所の主査は当初「あんたは足助に行った事がないから」と言っていましたが、これは全くの主査の思い違いでした。私たちは、この不当な人事を撤回させるために人事委員会に提訴し、「早く、Ｙ先生を元の職場にもどせ！」と取り組んできました。しかし、昨年も今年も不当人事を撤回させることなく、東加茂郡は豊田市に合併され、消滅しようとしています。

私たちは、他の郡市でも実現され、県教育委員会も言明する３つの原則、

　①異動希望がない場合は、異動させない。

　②止むを得ず異動する場合は、必ず本人に事前に打診し、合意を得る。

　③異動希望がある場合は、本人の意向を最大限尊重した人事を行う。

に従って人事を行うよう、東加茂郡においても要求してきました。そして、Ｙ先生の希望を尊重し､実現するよう提訴を支援して活動してきました。

先日、人事委員会が不当にもＹ先生の不服申立を却下し、今年も不当な人事を撤回することなく３年目を迎えるという状況で、Ｙ人事闘争は裁判闘争に踏み切ることになりました。

Ｏ　安城でも不当な人事が！校長の姿勢に問題あり。二つの人事闘争に熱いご支援を！

また一昨年・昨年と安城市でも不当な人事がありました。昨年は、校長の一方的な意見によってＡ先生が異動させられました。Ａ先生もその「手続き」の不備を指摘し、改善させるために現在人事委員会に提訴して闘っています。三河の教育現場を支配する愛教大学閥は、依然「暗闇・差別人事」をやめようとはしていません。

この「人事の会」は、すでに１００名以上の方々の支援をいただき、強力に運動を支えてきました。今、裁判闘争を展望する川合先生と、２年目に入る稲垣先生の人事闘争を取り組むにあたって、より一層のご支援をお願いするものです。

父母・教職員の皆さんが、不当な人事を許さないという趣旨を理解されて、支援・協力・参加をしていただくとともに、運動を大きく広げていただけるよう、心からお願いいたします。

Ｏ　「三河の教職員人事を考える会」　　　　　　　　　（略称「三河の人事を考える会」）

　・顧　　　問　　○○　　○（愛教大名誉教授）

　・世　話　人　　○○○○　（額田町・教員）　　　　○○○○　（額田町・教員）

　　　　　　　　　○○○○　（幸田町・教員）　　　　○○○○　（安城市・教員）

　　　　　　　　　○○○○　（豊川市・主婦）　　　　○○○○　（吉良町・教員）

　　　　　　　　　○○○○　（岡崎市・教員）　　　　○○○○　（下　山・主婦）

　　　　　　　　　○○○○　（岡崎市・教員）　　　　○○○○（豊田市・教員）

　・事務局連絡先　〒４４４－３５０５

　　　　　　　　　　　岡崎市本宿町字円如ケ入１－１００　　　　　土井政美　　　

　　　　　　　　　　　℡　　　　　　（略）　　　　　

　　　　　　　　　　　Eメール　　　（略）

　キ　リ　ト　　リ

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	Ｏ　支持・協力・参加いただける方は、下記に○をお願いします。　・会費（個人年会費　２０００円、団体年会費　５０００円）を納めます。　　※会員になっていただいた方には、「会報」や資料をお送りします。　・例会、学習会に参加し、会員を増やします。　　・裁判を傍聴します。　・カンパをします。　　　・資料を普及します。　・公開口頭審理に必要な資料を提供したり、証言したりします。　・代理人に加わります。　・人事委員会開催の公開口頭審理を傍聴します。　　※代理人は、申立人と同等の資格を持ち、証人を喚問できます。