岡崎市市長 柴田紘一様                2001年8月  日

岡崎市教育委員会                三河教職員労働組合

  教育長 伊豫田壽夫様              執行委員長 畦地  治

 

     教育問題改善についての要求書(案)

1、教育内容の改善のために

 @ 校長、教頭は、率先して授業を受け持ち、子どもの状況を把握すること。 

A       教頭、教務、「校務」は、学級対応の教員配置であり、専科教員と同じく率先して授業を受け持つこと。「四役」などとして、あたかも管理職のような位置付けをし、仕事を分担することがないようにすること。

B       「校務補佐」は、早急になくし専科教員を補充すること。

C       担任の授業時数を減らすこと。たとえば、小学校では週あたり22時間、中学校では20時間を上限とするよう教員配置を行うこと。

 C 教科指導員訪問をなくし、学校において研究活動が進むようにすること。

 D 市独自の予算において、パソコン、AETなど教員を配置し充実すること。

E     図書館司書をすべての学校に配置すること。なお、教職員に司書を兼任させることはしないこと。

F     教材の採用にあたっては、一般業者と同じ新年度4月に行い、愛知教育文化振興会または愛知県教育振興会を特別扱いしないこと。また、「公費負担」を名目に、「全学校一律採択」というような事態をなくすここと。

 G 「研究発表」がローテーションのように各学校に割り当てられています。「研究」による多忙化、教育内容の偏向は学校に異常な事態をもたらし、県教育委員会通知にあるように「教員が児童生徒と触れ合う時間が十分持てない」原因となっています。「研究発表」をなくすよう努力すること。また、「自主発表」の名による「研究発表」を認めないこと。

 H 各学校の図書館を充実し、蔵書を増やし、教育環境にふさわしいものとすること。

 I 図書館などに空調設備を整えること。保健室には温水シャワーの設備を整えること。

 J 教室の照明を明るくすること。各教室に黒板用2本、子ども用12本の蛍光灯を備えること。

 

2、人事において、公正・希望の尊重がはかられるようシステムを改善すること。

 @ 教職員の希望を尊重し、納得のもとに人事を行うこと。

A     校長が教職員の希望を尊重し具申を行うとともに、市教育委員会の内申が確実に行われるようにすること。

B     市統一の異動希望調査票を作成し、教職員の希望を必ず市教委が把握するようにすること。

 C 人事において、本来その権限を有するはずのない校長会などの不正常な関与を排すること。また、学閥偏重の人事を排除すること。

 D 1月、2月に二回行われる校長面接を確実に実行するとともに、教職員への打診を事前に必ず行うようにすること。

 E 「小中交流」を名目とする人事は、本人の納得がない場合は行わないこと。

 

3、勤務の改善のために

 @ 学校の始業時刻を、愛知県の『学校職員の勤務時間等に関する規則』にあるように「午前8時30分から…」とすること。

 A 勤務時間外の「サービス労働」をなくすこと。早朝の交通立ち番については、教職員についてはその災害時において労災の補償がないことなど問題があります。早急に検討し改善をはかること。

 B 泊を伴う勤務については、三河部は「1泊につき1日2時間」という尾張と比べても遅れた状況となっています。早急に「1泊につき1日4時間」とし、それを完全施行するとともに、より一層の改善をはかること。

 C 教育委員会名による「論文」募集は行わないこと。また、各種の応募は学校現場に負担を持ち込んでおり、一切の強制を行わないここと。

 D 教職員に病気が増えており、勤務時間内に仕事ができる条件を整えること。また、学校管理者は率先して勤務の改善をはかるよう努力すること。

 E 教員の勤務時間は法律で厳しく保護されているにもかかわらず、多くの校長が無関心であり、勤務時間終了後に会議が持たれています。また、勤務時間の終了後の出張も行われています。早急に改善すること。

 

4、部活加熱は異常な状態にあり、早急に改善をはかること。

 @ 小中学校部活については、子どもも教職員も参加は自由希望制とすること。また、小学校の部活は将来的にやめること。

 A 祝祭日、早朝の部活動は行わないこと。また、土曜日、日曜日は部活動をやめること。

 B 子どもの健康状態を把握し、成長を阻害するような部活動の日程・時間内容を改善すること。

 C 各種大会への参加を制限し、勝利至上主義からの脱却をはかるとともに、指導者の育成をはかること。

 D 部活の「成果発表」の場となっている「中学校総合体育大会」を簡略化すること。また、各種大会をやめること。問題となっている「中学校総合体育大会」の開会式をやめること。

 

5、教育行政のあり方に関して

@     学校訪問は教育条件の整備充実のために行い、一切の負担を学校・教職員にかけないこと。

 A 訪問にあたっては、一切の準備を学校に強制することがないよう通知すること。

 B 学校設備の老朽化が進んでおり、設備の改善を確実に行うこと。階段の手摺、窓の落下防止用手摺など安全面には特に注意を払うこと。

 C 学校予算が年々減額されており教育活動に齟齬をきたしています。必要な予算増額をはかること。

 D 勤務の過酷さや、無神経な言動・人事によって前途ある教職員が退職・休職に追い込まれることがないよう適正な学校運営を行うよう校長を指導すること。

 E 「校務」、「校務補佐」教科指導員などの役職をなくすとともに、役職・校務分掌の簡略化・職務の見直しを行うこと。

 F 来年度より実施される週五日制に対して、児童・生徒に負担とならないよう学校運営や行事の見直しをすること。

 

6、実質30人学級の実現にむけて

 岡崎市の各学校において、実質30人学級の実現を目指して教員の加配を行うこと。特に豊橋市においては巨大校(竜美丘小、上地小、矢作南小、矢作東小、)が存在します。学校新設や教員の市独自による配置によって教育内容の改善をはかること。

 @ 市独自の予算によって教員の加配を行い30人学級の実施に取り組むこと。

A     児童数増加、減少に率先して対応すること。学校規模の拡大に対しては、新設校の設置など、率先して条件・設備の改善に取り組み、機敏に対応すること。

 B 各学級30人未満の学級編成ができるよう行政としても市人口動態を念頭にいれつつ対応すること。

 

その他

@     学校環境(地域環境)の安全と、子どもたちにとって良い環境を作り出すために父母・住民と協力し取り組みを進めること。

A 安全な学校環境を作り出すこと。特に、子どもの怪我、事故等については、原因を調査し再発を防ぐよう努力すること。

B 現在、市費でまかなわれている「愛知教育文化振興会」(たとえば、「みんなの安全」「明るい心」「明るい人生」など)は使用頻度も低く、教育現場では「毎年買う必要はないのでは。」という意見もあり、採用の基準を検討し、採用を見直すこと。

 

以上。