豊橋市教育委員会交渉報告

                       2002、1、7(月)三河教職員労働組合

 2001年11月5日(月)豊橋市役所にて豊橋市教育委員会と三河教職員労働組合の間で交渉が行われました。この交渉には、市教委側から地宗一郎教育長、加藤正俊課長、近藤真澄課長補佐、彦坂久伸指導主事が参加しました。組合からは、畦地治委員長以下7人が参加しました。交渉は、予備交渉の確認に従って行われました。

 

1、地宗教育長あいさつ

 教育長になって1年が経過したが、厳しい教育状況の中で教育行政の任務は教育条件の整備ということ痛感している。また、何ための教育活動の推進か考えていかねばならない。皆さんとは、視点の一致もあるのでよく論議したいと思う。

 

2、教育委員会回答(加藤課長)

1、教育内容の改善のために

  @ 授業時数について

校務分掌の見直しを行っている。教頭を含めて学校対応分の教師は当然教頭を含めて授業を持つべきだと考える。子どもたちに自習を行わせないために補欠に入っている。教務・校務など、今後授業時間数は増える。

・教務が授業を持つべきとの認識は持つ。担任の持ち時間は減らすよう努力している。生徒指導を昨年減らした。

  ・全職員で話し合ってほしいと先日付で文書を出した。

 

 (質疑)

 組合   10年前と比較すると、以下のようになる。これは、文書公開で調べていただいたものと、私たちが調べたものと比較したものだが、微増はしている。

    ○ 週あたり授業時数調査 (単位 時間)

 

校 長

教 頭

教 務

校 務

1992年

2,7

6,9

10,0

2001年

0、1

3,3

7,7

11,3

 

      さらに努力願いたい。補欠に入るというがどれほど入っているのか。また、本来、学級対応分として配置されているのにもかかわらず、「ことばのきまり」や「書写」を担当してよしとしていないか。前回も指摘したが、豊橋の組合の役員が優遇されている状況(専科、2人担任、教科の分担など)は改善されたのか。

 市教委  豊教組の執行委員ですね。

 組合   また、振興会の分担を校務分掌にいれたりしている状況は変わったのか。

 市教委  2月に校長会で話した。次年度の見直しで必ず改善するよう言っている。

 組合   「経営案」(以前の「学校管理案」)に、書かれていたように「授業時数」を明記してほしい。そうすれば、一々調べなくてもいいし秘密にするものでもない。

 

  C 基本的には、指導員訪問は縮小の方向で考えている。他の先生にしわ寄せがいかないように。

D 市独自の予算で学校にパソコンを配置した。教師用1台。AETを小中合わせて8人配置した。6年生が年3回の予定で。今年は、5年も拡大して行う。パソコンは42台を全校配置した。平成17年は、各学校42台配置する。14・15・16年度は、教育アドバイザーを各学校に入れていく。

E         図書館司書は、現在は兼任となっている。15年度以降免許を持った人を配置する。これは、併任で行う。市単独で民間の人を配置するよう考えている。

  F 振興会については、他の団体と同じと考えている。しかし、システムが前年度に注文を取らざるを得ないということになっている。

G 研究発表

    研究発表は手を挙げてもらい、それで決めている。各学校の研究は組織研究として、現職研修として取り組んでいるのだから、教育委員会が委嘱して行う研究はこのことを研究してほしいとぜひお願いをして委嘱している。期間は3年間。これからは、開かれた学校として、不登校、地域連携としてお願いしている。負担に感じないでやれるよう今まで2年間であったが、これからは3年間にした。

    あるいは、図書館教育ということで100万円使い整備したことでお願いをしている。

   教育行政に還元していくということと、各学校現場に先行的な研究をしていくということで。今4校ずつ指定した。今1校自主発表ということでやっている学校があるが指導案を書くことなど1回で済まないかと考えてやってきた。そんな視点を私どもは決して忘れてはいない。

H 図書館蔵書

    総務課の担当であるが、かなり予算を取っている。それでも足らないという現実がある。それをカバーするということで図書館のネットワーク化ということを取り組んでいる。学校間で共有しあえないかと。

I 図書館の空調設備については、来年度予算で整えるよう要求した。蔵書数については、予算を取ってあるが、各学校の図書館のネットワーク作りを考えている。保健室の温水シャワーは今のところ考えていない.プールのところには付いているが。

J 教室の冷暖房について、前回聞いて「他のところはやっているか」と驚いているが、暖房ですね。これについては、総務課に訴えているが、今のところ計画はない。

 

(質疑)

 組合  司書の配置は。現在のモデル校の今後は。

 市教委 モデル校は2校。それを今後研究と実績をもとに広げていくことを考えている。しかし、教員司書の資格を持ちますよということだ。実態は変わらない。変わらせるために、時間措置、校務分掌の措置を取らねば。それだけでは足らないので、市であてがいましょうとモデル的にやっている。

 組合  それが、担任をしつつ司書の仕事となるとかなり大変になる。ぜひ、その点での配慮をお願いしたい。

 市教委 市単独で配置するというのは先進的な取り組みだと思う。現場で実際に仕事にとりくみつつ、市としても条件を整備すること、この両面が大切だと考える。これを15年から拡大する。

 市教委 パソコンアドバイザーの配置は回答の通りだが、具体的なところはこれからのつめだと考えている。

 

2、人  事

 ・人事は納得ということ、私達の人事は「動かされるもの」の立場に立って行うということ、それを大原則として行っている。今年からは、「自己申告書」を取ります。校長先生に職員とのコミュニケーションを十分取ってほしい。それを十分やって「異動希望書」を出してほしいと言っている。校長会のたびにお願いをしている。自己申告書をすべて添付するよう校長会でお願いしている。異動によってやりがいが生まれたかの追跡調査もしたい。

 ・中学校は教科の関係で、希望外の異動もどうしても出てくる。その時も、本人が納得するようにしている。全く不意打ちでやるというようなことはこれまでもなかったし、あくまでも異動させられる側の立場にたって行うようにしている。

 ・教職員の希望を尊重し、校長が具申を行う。そのためにはしっかりしたコミュニケーションが必要だ。本人が希望していないのに、校長から(校長面接で)出てきたら、これは詐欺ですから。校長とよく話し合って行うというように。そのようにやっていただきたいと思う。

 ・学閥偏重の人事についてですが、卒業学校ということでは一切人事の視点としては見ていない。

 ・校長会の不正常な関与については、校長会からは我々は個々の人間について「こうしなさい」というのは受けていない。

 ・小学校から中学校への希望はあまりない。中学校から小学校への希望はある。小中両方の経験をすることは重要だ。だが、本人の意思と校長の申告を参考にする。

 

 (質疑)

 組合  人事についてですが、異動希望調査表は前回と同じ様式ですか。希望と納得と聞いていたがいわゆる「異動希望がない人」にも「3校書かせる」わけですね。それでは、「異動したくなくても書かなくてはいけない」ということになる。「異動希望なし」ではいけないのか。

 市教委 希望だけでは人事は組めないのです。

 組合  話し合いもあり、「自己申告書」も出すわけですね。

 市教委 本人の健康状態をつかみたい。不安な点があるか、などつかみたい。あくまで、本人の自己評価を。校長と話すときの参考にしたい。希望だけで異動という訳にはいかない。「希望がなくても異動せざるを得ない」ということもある。校長にも話をしなくてはならないから。

 組合  ですから、希望がないのに無理やり書いたとして、それで判断されてしまうことにならないか。

 市教委 そういう考えもあるが、5年以上は異動対象となる。校長からも異動対象としていいよという話が出たら本人の希望がどこにあるかということで考える。そのように、取っていただかないと。

 組合  (本人の「異動したくない」という希望が無視される。そういう危険性があるのではないかと。

 市教委 考え方によってはね。

 組合  30万都市で、人事の希望を市教委で把握しているところは豊橋市だけで、岡崎市も豊田市もしていない。ですから、一つのケースとして関心を持っている。市教委として調査し対応されるのは前進だと思う。「希望を三つ書く」書かざるを得ないというので、校長と職員の対応がある。職員の気持ちがどれほど尊重されるかということが重要です。自己申告書と市教委の対応で希望がより尊重されるのかと。

 市教委 どうしてもこの人を、と候補に上がったときに希望のところに行ける様努力している。本人にきちんと話をしている。

組合  1月と2月の時点で、本人に話があるんですね。

市教委 それは、ある。それをやらなかったら不意打ちになってしまう。

組合  新任は6年で小学校から中学校へと言われた。これは、各市を回っているが初めて聞いた。もう少し説明してほしい。

市教委 小学校6年、中学校3年というスパンでみた時、新任から6年を経て、小中双方を経験することはとても大切だ。原則ということをつけておくことによって、人事異動方針が明確になる。もちろん、組合が言われるように「原則だからやります」というような機械的なことは一切やらない。その人の適正は、状態は、など全部検討します。校長さんともよく相談する。校長さんが「この人は小学校の方が」といわれれば、そうなりますし。

組合  中学校への希望は少ないですよね。また、小中交流の問題として中学校の勤務がある。その場合は、中学校の勤務の改善があると。現状では、小学校への希望が多い。部活をやりたいというので若い教師の中に中学校希望もあるようだが、女性教師は現状では小学校への希望が多い。だが、中学校の勤務の改善は難しい。しかし、改善しないと、小中交流が絵に描いた餅になってしまうが。

 

3、勤務開始時刻

 ・小学校は、8:20〜   33校      ・中学校 2校早くなって8:00となった。

       8:25〜   13校

       8:15〜    6校 

 ・前回話した内容と相反する。校長会では勤務開始時刻について話している。最後は、学校長の判断だ。生徒指導上、生徒が登校するより前に学校にと。8:30開始は難しい。基本は、8:30に近づけようということだ。

 

 (質疑)

 組合   始業開始時刻については、「言ってきている」というが現状は変わっていない。これは、どういうことか。

 市教委  遅くすると後が遅くなる。開始時刻を下げれば良いという問題ではない。

 組合   以前、豊田市において全校長にこの問題について質問の手紙を出したが、「根拠はない」という状況だった。開始時刻について確固たる理由はないということだ。ただ、「研究発表をきっかけに始業が早まった」という事実はあった。

      また、開始時刻が8:00になったことと、生徒指導とは結びつかないことは確かだ。勤務開始と始業時刻とは違う。この点の検討を願いたい。市教委に聞きますが、8:30に近づける努力はされていますね。

 市教委  それは、今でも同じだ。

 

4、                        勤務の改善について

 ・サービス労働をなくそうというのはその通りだ。立ち番などは地域との対応があり整理できないが、回復措置は取っている。万が一の場合は、特殊勤務命令の適用を考えている。

 ・事故が増えていて、市・行政・係にやっていただいている。だから、職員にも。だが、担任に強いることについては、考えなくてはいけない。

 ・泊を伴う勤務については、子どもが学校に来ているときの職員の休みは避けたい。校長会の確認を基準に考えたい。

 

 (質疑)

 組合  私たちが主張しているのは、勤務の割り振りです。キャンプや修学旅行は事前に分かっている。「配慮」ではなく、「割り振り」ということで考えていただきたい。

 市教委 当然、勤務の割り振りをしている。三河校長会の申し合わせ事項がありますよね。これを基準に考えている。

 組合  これは、各校長さん、持っているわけですね。

 市教委 もちろん。校長会議というのは市教委が主管をする会議なわけですから、校長さんたちだけでやる会議を校長会といいます。校長会の中で組織・法制担当の者がおるわけですから、きちっとしたもので共通認識を取っておると。

 組合  ほおっておくと、校長さんの方もこういうことを言わない。職員の方は「やらざるを得ない」ということで泊を伴う行事があった翌日も動いてしまうということがあります。いきおい空文化しますので、校長の方から気をつけるように願いたい。市教委は、校長会の基準に準じるということですね。

 市教委 そうです。4月の校長会で毎年担当が配って説明するのを聞いていますので。必ず校長会に参加して把握している

 組合  三河校長会の確認は、尾張と比べて遅れている。これを基準とされるからには、全県下同じ基準となるように、早急にそうなるような手立てが必要だ。ぜひ、お願いしたい。

 

 ・論文は、強制していない。そのことについて評価はしていない。研修は使命。実践のまとめをしようと呼びかけはしている。

 

5、病 気

・特に教職員の体の病気が増えている。私たちも心配している。心の病気も、大きな問題と考えている。校長に子どもを見る目と同じように教職員を見るよういっている。基本的には、勤務時間に仕事ができるよう考えている。勤務終了後の会議も校長会を通して認識されてきていると感じている。

 

6、部活動

・来年度から5日制のもとでの部活となる。これまでも部活は原則は希望制だった。大会が用意されていると無理やり出て行くということがあった。大会時期と種目を改定した。選択できるようになった。

 ・中学校部活は、当然自由選択制であり、祝祭日と早朝の部活は地域へ全部返す。小学校は土曜日・日曜日に3回できるように考えた。小学校・中学校ともすべて地域に返す方向だ。また、協会サイドの大会は学校として参加しない。中小体連のみに参加する。

 

 (質疑)

 組合  「部活改善の手引き」には、抜け穴があるのではないか。「校長が認めれば」ということで、結局、野放し状態。土曜日も日曜日も部活をやることとなっている。早朝部活も。また、児童・生徒の参加は自由意志だと書いてあるのだが、今回はそういう表現がなくなっている。

     これでは、市教委が考えられる状況になっているのか。過熱化はしても改善はされないのでは。

 市教委 今回の改善の中で、「日曜日はやらない」と徹底して言っている。少なくとも来年度は変わる。なかなか歯止めがきかないと。今回は、あらゆるところで「やらない」と言っている。

     心配されるように、「原則」をたてに「やれるのではないか」ということになったらこれは逆行することに。これは、ご指摘の通りなので、教育委員会も校長会と常に認識をきちっとさせておかねばならない。基本的には「日曜日はやらないんだ」と。やらないのが大原則だと

 組合  「2002年度から部活がなくなる」という噂があるということで、ある学校の新聞に校長さんが取材に答えて述べている。「部活は、当校では全員参加とします。…先生方も勤務地か地元でボランティアで参加していただく。なぜこのスポーツ振興計画がとられたかというと、高齢化社会に伴い医療保険の支出をできるだけ少なくするためで、体を鍛えようということです。」と述べている。これは、驚くべき「意見」ですが、市教委はこの認識なんですか。

市教委 今回、PTA新聞で部活動について特集を組んだ。この認識を後退させてはいけないと思う。

 

7、教育行政のありかたについて

  教育行政の責務は、教育条件の整備にある。学校訪問について、環境整備は気を遣わないよう4月の校長会で話している。訪問においては、校長、教頭、教務、校務と懇談会を持ち子どもたちのために要望をつかむようにしている。校長との面接もしている。異動してきた方には感想や要望を聞く機会を持っている。

  校長などの無神経な言葉については、校長会の中でことあるごとに話している。また、「四役」という言葉は使わないようにしている。これは、よく意識されてきていると考える。

  校務は、愛知独自のもの。施設・設備の面での役目を果たしている。なくすということは考えていない。また、「校務になったから」とか「机の向きが変わったからから」とか「管理職なった」と思ってはいけない。ぜひ、子どもや教師のために施設・設備の充実をしてほしい。また、授業に積極的に出てほしい。

 

(質疑)

 組合  職務の見直しについて、あまり具体化されていないのでは。

 市教委 あれを基本にして改善をしてほしい。学校によって様々な実態があるからこれに統一ということではなくて、一つの雛型としてあとは努力目標だ。

 組合  学校によってはまったく変わらない。

 市教委 何回も声を出し、2月には毎年確認するようにお願いしている。

 組合  例えば、M小の例で恐縮なんですが、教務が「特色を出す」ということで「毎月時間割を変えろ」と。教務の姿勢を見ると職員の意向を考慮するというよりも「見切り発車」をしている。そして、「特色を出そう」とされる。

     今、職務の見直しを含めて、自分の学校の問題点はどこかと考えて改善策を試みられているのかと思う。一つの簡略化としても。

 市教委 各学校が一年の反省をするということ必要では。

 組合  各学校のそのような参考になる論議は、あるのでしょうか。集約されるような場は。

 市教委 ないですね。校長、教務主任者会などで話をしていくしかない。

 組合  教務は、みんなの意見の調整役では。それが、自分の考えで突っ走っていく。あたかも管理職のように。そういう教務が出てしまうというのは問題である。職務の改善がどうなっているのか。校長や教頭の管理責任になるのでは。

 市教委 それを見過ごしているという甘さがある。職員が気持ち良く、やりがいのある仕事をやらねば。「聞く耳持たない」という話があるならばまずい傾向だ。校長会で声をあげて行くしかない。

 

8、30人学級の実現について

30人学級については、審議会で検討し、大規模校の解消を目指してやってきたが、少子化の中でも、鷹丘小と吉田方小が増えていく。施設・設備の面や教育活動に様々な問題が出てくることが予想される。30人学級については、やらないということではないが、学習の小規模化はそれに伴う加配は国の動きでもある。少人数指導については、市独自では考えていない。市独自としては、学校の入門期として学習をきちっとするために1年生で30人以上になった場合には、非常勤の講師を市独自の予算で配置することを考えている。予算措置をお願いした。

 

(質疑)

組合   学級規模を、特に低学年で30人以上のところは加配をお願いしたい。

市教委  大崎小学校では1学級30数人という学級となっている。私たちは、シュミレーションをかけて、どうしたら30人以下で学級が組めるか調べた。そして、校長や教務主任を集めて、子どもたちがゆとりをもって学べるために、少人数で学習ができるよう配置してほしいと説明会をした。一方では、市単独でも配置した。前芝小はその一つの例だね。

 組合   市教委の努力をお聞きすればするほど、校務が担任を持つことによって、もっと条件は広がるのでは。愛知県だけにある校務というもの。他の県は校務なしで回している。愛知にだけ、なぜ定数のワクお費消してまで校務を置かねばならないのか。ここに、メスを入れるべきだと考える。

 

 終了

 

○ 交渉のまとめ

 

今回の交渉においては、延々2時間余にわたり、細部にわたって話し合いを行いました。そして、教育現場がかかえる様々な問題について意見を交換しあいました。これを、多くの教職員のみなさんにお返しし、ご意見を受けたいと思います。

また、長時間にわたった交渉の席に、最後まで教育長が参加されたことは、その「聞く耳を持つ」という姿勢に感動しました。

今回は、事前の予備交渉を行い、交渉であるという確認をし、その場で交渉期日を確決めて迅速に行いました。そして、市教委が豊橋の教育に責任を負う立場・姿勢を各所に見ることができました。そのご努力と積極的な姿勢を大いに評価するものです。しかし、その後の文部科学省の指示など、現場に困難を強いる姿勢は現場の教職員の気持ちを暗くさせるものです。週5日制、「総合的な教育」、「少人数教育」か少人数学級か。現場の課題は、山積みです。そんな時だからこそ、少人数学級の実現など、教育現場が求める課題に対しても、早期に市単独の教職員配置を実現されるよう組合としても要求していきたいと考えます。

なお、これらの論議はより多くの方々の話題・論議とし、より良い教育現場を作るために活用していただけば幸いです。

 

                          以上。

 

 組合より

なお、30人学級の実現など行き届いた教育条件実現への父母の希望は切実です。また、一人ひとりの子どもたちに対応する少人数学級の実現や教育環境の整備・充実は教職員の切実な要求です。

 しかし、「口は出すが、お金はださない」というように、文部科学省や県教育委員会の最近の通知には「少人数の学級は作れ。でも、お金は出さない。」つまり、教員は増やさない、という教育現場の要求と真っ向から対立するものがみられます。「小学校1年生の担任が、1年生の子どもらが帰った後、高学年の少人数学級を持て。土曜日がなくなる分、つまり3X2=6時間分は空くだろう。」というような暴論さえ聞こえます。

 来年度を目ざし、週5日制の開始のもとで、どのような学校創りを目ざすか。これからが正念場です。