逆打ちで、私が間違えた道 第88番大窪寺から第1番霊山寺まで
期間 2002/10/27〜2002/12/10 歩いた距離 1295km 初めに 終わりに 逆打ち目次へ 四国遍路八十八カ所へ ホームへ |
1 86番志度寺〜85番八栗寺 間
牟礼町原交差点で、道に迷う。地図はJRを横断しないのに、まさに今、下を潜ろうとしている。 畏まって聞いてお礼を言ってその指示通り歩き出す。地図を初め、みんなの言った事、自分の考えた事ひっくるめてみると今歩いている道が地図の道だった。落ち着いて地図を見れば、何も難しい事はない。なぜ間違えたか判らない。 2 85番八栗寺〜84番屋島寺 間 屋島寺参道入り口 屋島の参道まで、古い町並みの道であったが、屋島小学校横の参道にうまく到達。 ただ、常に地図をよく見て遍路マークを振り返り確認して(大体、ここにはありそうだ、と勘が働く。ズバリ当たるとニヤニヤしてしまう)、少しでも疑問に思った時は、立ち止まり、地図を広げて確認した。この辺りの遍路道は旧道、これもうまく行けた理由の1つ。昨日のチョンボの反省 と今日の歩きの心構え。 3 85番八栗寺〜84番屋島寺 間 高松栗林公園南 高松鷲田郵便局辺りで(郵便局の確認が出来なかった)、斜め左に曲がる所を真っ直ぐ行ってしまった。 遍路地図は遍路道が赤で表示してある。広い道と思いがちである。今回も、よく見れば、判ったはず。大窪寺の女体山は余り気にならなかったが、山道は平地以上に気を付けて点検して行こうと思った。 4 73番出釈迦寺〜71番弥谷寺 間 弥谷寺への高速道路を越えた遍路道取り付き 弥谷寺への道を教えて貰い、2つの大きな池の間を通り、高速道路を抜け山に掛かり、舗装した急な道を登る。暫く登るうちどうもおかしいと感じた。30分登ったかもしれない。急ぎ、戻る。 確かに、左に曲がる所は、判りにくいが、注意すれば判る。急な坂の舗装道路は、地図からは読めない。ほんの少し前に高速道路手前で、お遍路さんとすれ違い、お互い、道の確認をした、なのに間違った。 高い山越えは、慎重に越えようと思う。 5 61番香園寺〜60番横峰寺 間 香園寺を出て、西に向かうが、出た所で、遍路道を外れてしまう。しかし西への道があり、見通しも良いので、その道を行く。今度は、南に曲がる箇所が判らなくなった。怪しい4叉路で、地元の人に聞くが、真っ直ぐ行けと言う。どうもはっきりしない。 もう少し歩いて、又、道を聞くと、この道でよい。もう少し行き左へ曲がれとの事。お礼を言って、別れ、姿が見えなくなってから、どう見ても行き過ぎと判断して、戻ることにした。(後で、地図を良く確認すると、湯浪を通る道に出る。 地元の人は、湯浪の道を車で行き、後、1時間程歩いて、横峰寺へ行くとの事) 今度は、「歩いて、奥の院を通って横峰寺へ行く道」、と聞く。ここを南に曲がり行けとの事。池の横に出ますかと聞く。出る、と返事してくれる。是で間違いなしと安心して教えて貰ったとおり進む。 間違えたら、戻る事。 歩いて行く道を聞く事。 記憶はあやふやと思え。 間違いは当たり前と思え。 6 55番南光坊〜54番延命寺 間 今治市内の住宅地で、延命寺手前の市墓地への道がどれか判らなかった。2,3度間違え、散歩の人に聞いて、ようやく墓地へたどり着く。 聞き方がまずかった。1番手前の墓地事務所を聞けば良かった。墓所へ行く道と聞いたので、その人が行く道を教えてくれたのだ。 7 46番浄瑠璃寺〜44番太宝寺 間 三坂峠への登り口 一本道で迷いようがないと思いつつ遍路道を行く。しかし、いつまで経っても、出口橋がない。 なお、15分程歩いた所で、農作業している人に再度道を聞く。2,3人集まってきて、いろいろ教えてくれる。行けるが遠回りと言う。”桜”に出る道もあるが、判りにくいとも言う。歩いて三坂峠に行く遍路道と念を押して聞くと、この山の1つ向こうの谷、”桜”を通ればよいとのこと。ただ、自分で、歩いて三坂峠に出たことはないようだ。 地図をよく見て漸く理解できた。左に曲がって、出口橋を渡るべきを、真っ直ぐ来てしまった。谷を1つ間違えている。真っ直ぐ行けば、国道33号に出て、三坂峠へ行けるとの事。戻るか、このまま行くかは、お前が選ぶことだ、の雰囲気。 同じミスをした。地図をよく見てなく、道を左に曲がることを見落とす。店で歩いて行く道を聞かなかった。 8 43番明石寺〜42番佛木寺 間 歯長峠への登り口 歯長橋を渡り、山の遍路道に入るが、どの谷か判らない。遍路案内板を探しても見つからない。 少し戻り、仕事中の地元の人に教えを請う。後ろ姿を見ていてくれて、間違いそうになると違うと大きな声で言ってくれる。山に入り、姿が見えなくなるまで、道を教えてくれた。時間を掛けても地元の人に聞く事。 9 40番観自在寺〜39番延光寺 間 宿毛の町に入る手前 宿毛の町に入る手前、与市明(よいちみょう)トンネルを抜けた所で、旧道と、新しいバイパスの分岐点があった。右のバイパスを取ったが、結果は左旧道が遍路地図の遍路道だった。たいした間違いでなかったが、少し遠回りをした。 10 38番金剛福寺〜37番岩本寺 間 土佐入野駅付近の海岸沿い遍路道 下田口で海岸沿いの遍路道に入ったが、遍路地図の点々道への取り付きが判らなかった。地図を見ながら、うろうろしていると、地元の人が寄ってきて、この道を行けと教えてくれる。地元の人にお礼を行って教えて貰った道を進み、途中で、海岸に出る事が出来た。 正確に、地元の人に、意志が通じないと思った時は、うろうろせず、歩き続ける事。 11 38番金剛福寺〜37番岩本寺 間 市野瀬の片坂第1トンネルへの登り口 市野瀬では、片坂第1トンネルまで、山道の遍路道を登った。登り口が判らず、尋ねる人も居なかったので、地図を頼りに山勘に頼った。 山に懸かり、56号が大きく右に曲がる所から、山に取り付き、左方向に進んだ。途中、土砂崩れがあり、四つん這いで通過。無事、トンネル横に出た。途中、国道の車の音が聞こえ、安心して歩いた。大成功だった。 時間を掛けてでも、地元の人か、順回りのお遍路さんを捕まえて道を教えて貰う事。 12 37番岩本寺〜36番青龍寺 間 須崎の町外れおおのごう駅付近 土崎合流点辺りは、道路改修で、ゴチャゴチャになっていて、ようやく住友大阪セメント工場前にたどり着いた。 押岡辺りの道際に遍路向けの案内があり、順回りの説明として、住友大阪セメントの前で、左に曲がり、川を越え、直ぐ、右に曲がり、川沿いに大峰橋まで行く。右に曲がり、大峰橋を渡り、直ぐ左折し、川沿いに行き、鉄道を越す。JRおおま駅か、観音寺際に出る。との案内地図があった。 逆打ちは、観音寺に寄り、道を聞くと良い。 13 35番清瀧寺〜34番種間寺 間 仁淀川を渡って右折する所で道が無く慌てた。よく見ると、国道の下を通り、川に沿う道があった。よく見れば、遍路札もあった。 遍路地図も、右折れがはっきり表現されて居るので、地図を良く読む事。 14 34番種間寺〜33番雪渓寺 間 春野町と高知市の境界近く 春野町の高知市境に近い唐戸で、道を間違え、1kmほど行き過ぎた。保育園の前の細い道を右折せず、広い道を直進してしまった。よく見れば遍路案内もあった 注意不足。遍路地図だけだと、ちょっと判りにくい。注意不足はかわいそうかもしれない。 15 33番雪渓寺〜32番禅師峯寺 間 禅師峯寺の登り口が判りにくかった。聞く人も居なかったので、車の参道から遍路道は別れていたのを思い出し、左への車道を曲がる。50m位行くと、山道の遍路道があり 遍路札があった。車道の左折箇所の遍路札は気が付かなかった。 左の山の上がお寺さんのため、大きく間違える事はないが、地元の人に聞いた方がよい、と思った。 16 27番神峯寺〜26番金剛頂寺 間 奈半利の町外れで、中山越えの遍路道を探したが、見つけられなかった。3箇所ほど山に入ってみたが、不明。 国道沿いで、人を捕まえる事が出来なかったので、国道を行く事にした。どうしても中山越えなら、地元の人に聞くこと。 17 22番平等寺〜21番太龍寺 間 大根峠への遍路道へ入ったが、山の歩き遍路道へ入る箇所を間違えた。間違いに気が付かず、舗装が無くなる所まで行ってしまった。 この間違いは、大事件だ。農家を1軒ずつ、玄関まで行き、案内を乞うた。留守が多く、3軒目で、お爺さんに会う事が出来た。 18 22番平等寺〜21番太龍寺 間 阿瀬比で、国道195号と緩い角度で交差する。真っ直ぐ行けばよいと頭で思っていたので、195号線を行きそうになった。太陽が真正面に見えたので、足が止まった。 すぐ、気付き、少し、右方の道へ向かった。地図をよく見れば、195号は西に、遍路道は北。ただし、天気が悪く、太陽の光がなかったら、195号線を行ってしまったろうと思った。 確認しなかったが、195号線取り付きの道を間違えていたかもしれない。順回りの時は、スムースに歩いたので。 19 13番大日寺〜12番焼山寺 間 玉ヶ峠から林道、約40分で、T字路に出た。ここで、右か、左か、迷い、右にとった。登りである。自分の感であるが、どうもおかしい。戻る決心をする。 地図も読めず、聞く人も居ず、1番困る。地図を良く読んで、磁石で方向を確認して、後は自分の感だけである。 T字路に戻った。又、迷うが、左の道を行く事にした。下りである。そのうち、人家が見え出した。正解だった。 20 12番焼山寺〜17番藤井寺 間 下って、左右内の集落に入ると遍路道を見失なった。家の門を叩き、遍路道を聞く。直ぐに判った。 歩いてきた道をそのまま登っても、間違いではなかったが、遍路マークが確認できないとやはり不安。不安な時は、何度も聞く事。 21 12番焼山寺〜17番藤井寺 間 雨のため、下の様子は見えなかったが、時間の経過、辺りの雰囲気から、藤井寺に近づいたと思われる頃、林道に入り、少し下ったが、どうもおかしい。藤井寺からは、直ぐ山には入り、石仏のある登り道だった。林道がこんなに長いのは怪しい。 見通しがきけば、はっきりと違うと思われただろうが、何も見えないため、ここでも自分の感だけがたより。林道を戻る事にした。 案の定、林道の曲がり角で、曲がらず真っ直ぐ行く遍路道があった。遍路マークもあった。 22 3番金泉寺〜2番極楽寺 間 このお寺は、先回も、お参りの後、道を間違えたが、今回も、間違えないつもりが間違えた。思いこみだけだ。南に向かい鉄道近くまで来てしまった。 磁石も見なかった。人に聞きもしなかった。鉄道の音が聞こえて、ようやく、おかしいと気付いた。1km以上のロス。同じミスの繰り返し、自分がいやになる。 |
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