小学５年生の時、父が近所の解体屋で手に入れて来た２台の原付。ホンダのCB50JX-IとスズキのRG50E。優先権のある兄（小学６年）は、当然、体格が大きく、スタイルがちょっとナウい（星型ホイール！）、そして２ストでパワーのあったRGを選び、私はちょっとくたびれ、当時母が乗っていたシャリー（AT！←リコールで永久補償な一品）とエンジン音がそっくりな、白い中期型CB５０JX-Iを手入れし始めました。
車両本体価格５００円やったとのこと。(笑)
当時実家の裏は、大きな空き地で私は５速（兄のRGは６速、うらやましかった。。。）まで入れて、練習してました。調子が悪くなるのは、決まってRGで私のCBは常に快調に走り続けました。
２スト/４ストの違いや、電気系統の勉強、パンク修理から、チェーンの調整、キャブのセッティングも少しずつ自分でするようになり、高校生の時免許を取ってから大学寮の駐輪場で盗まれてしまうまで、本当に色々な勉強をさせて貰って、その経験が私を今に連れてきてくれているような気がします。
因みに、初代CB５０JXが大学の寮で盗まれてからも、修理書はどうしても処分できませんでした。
CB５０と離れて６年、就職を気にもう一度乗りたいと、ヤフオクにて探してみたところ、ありましたよ、格安の一品。（送料抜きで６千円） この少し前にエイプが発売され、縦型エンジンが見直される様になったのか、購入後急に相場が上がったような気がします。危なかった。。。
ホンダさんは、歴代プレスリリースをきちんとWEB化し公開されておられます。
本当にありがたいことです。
車、バイクを初めPCや家電についても各社既販製品についての情報がこのように残されていることは本当にいいことだと思います。
（PCでは日本IBMさんも同様です。助かってます。）
と言うことで、CB50JX-I が新発売された当時のプレスリリースです。
取扱説明書もダウンロードできました。 1981年式CB50Sです。
2003年秋に購入したこの車両は、タンクのグラフィックから１９７８年以降製（後期型）のCB50-JXと推測されます。（妻と同級生）搭載されている縦型エンジンは頑丈さが売りですので、年式距離は問題にしませんでした。珍しいセンタースタンド仕様です。
＃フロントブレーキは機械式ディスク（油圧無し）で、欠品してました。因みに、機械式キャリパ周りの部品は生産終了・在庫無しです。=>部品取り車からの移植で解決！
出品時のコメントでは「キャブが不調のためエンジンはかかりますが、走れません」との事。キックが降りるなら何とかなると思ったので、誰にも見向きもされていなかったオークションを再出品２回（半額以下に値下げ）流した末、購入しました。
到着時は、やはりキャブセッティングがむちゃくちゃで、上も下もスカスカでした。マフラーもつまっていて、アイドリングも一向に安定しないと言うひどい状態でした。（確かにキックは降りて、始動しました）
名義変更に行った時、廃車証明を見ると「７５ｃｃ」登録となっており、察するに売却時に純正腰上（４９ｃｃ）に戻して、キャブ周りは触らずにお譲り頂いたようです。
ジェットをセッティングし直し（久々でわくわくした）、部品取り車のマフラーに入替え、今は軽く１２５００回転回ります。毎日の通勤に大活躍、燃費も４０ｋｍ/Lを超え家計に寄与してます。（給油は３ヶ月に一回程度）
タンクも、サイドカバーも、リアフェンダーもぜーんぶ外装グラフィックスが違います。シートも破れとるし、なんとみすぼらしい。(笑) 写真のミラーはベンリーCD50かなんかの鍍金ミラーです。取り付け部のボルト径をスペーサで変換しての装着です。
でも、本当によく走る。楽しい。。4.9馬力と言うのはウソなんじゃないか、と思います。国道の流れにも普通についていける４ST５０ｃｃ、もうちょっと見直されてもいいんじゃないかなぁと。
近々、タンク等総入れ替え予定。サイドカバーの赤（退色して朱色）に入れ替えようかと。手元に一台部品取り車があり、外装の程度も悪くない（逆にくたびれ具合がいい感じ）。このグラフィックは１９７７年辺りの中期型。
（2005年5月6日）
ん、とってもいい感じ。 くたびれた感じが実にいい。
矢作川の葵大橋を走行中に「プチ」っと言う音とともにアクセルワイヤーが切れました。出勤途中やったもんで「どないしよ」と途方にくれましたが、その場でアイドリングを５０００回転に上げ対処。出勤に1時間近くもかかってしまいました。（通常20分）
帰宅後アクセルグリップ周りを分解してみたところ、グリス切れによるワイヤエンドの太鼓固着が原因でした。古いバイクこそグリスアップが重要なんやと再認識しました。
（2006年2月）
さて、長く放置してきた破れたシートをついに張りなおしました。
（2006年3月13日）
東急ハンズの手芸用品コーナーで購入した、「合成皮革」。（680円/m也。ひろみ、ありがとう。）
元の破れたシートをテープで補修してから貼ろうとしましたが、テープ等の筋が出てしまってかっこ悪いため結局元シートは完全に撤去し、スポンジの上に直接貼りました。 引っ張りながら、ベースの爪に引っ掛けるだけです。なかなかよいですぞ。
シートを貼りなおして、２月経過しました。（この間毎日往復１２km通勤に使用）
問題なし！
リアのウインカーも純正に戻ってます、こっそりと。
梅雨が近づき、キャブをOHしました。
雨が降ると今のキャブセッティングでは“プスプス、パンパン”と中低速は全く回らず、非常に走りにくいのでジェットの調整も兼ねて分解清掃しました。
準備した部品は、「キャブパッキン（１６０１０－GCR-０００）：441円」 <= パーツリストと品番は変わってます。（下図見出し番号 ① ）
分解して、灯油で洗って、メインジェットを80番→85番に変更。ニードルは上から2段目に変更。パッキン系は総入れ替え。
燃調ばっちし、下から上（13500rpm）までさらっと回る、まさに絶好調。 燃費の改善に期待します。（現在４０km/L弱）
エンジン周りの汚れも灯油ですっきり、新パッキンのおかげで汚れなくなりました。
キーホルダーは筑波科学万博のお土産です。(笑)
