仁洞寺(インサドン)の北に走る大きな通りを渡るため、地下鉄安国(アングッ)駅の地下を通る。この辺りは「昌徳宮(チャンドックン)」など歴史的建物があるためか、駅構内の装飾もちょっとレトロ感のあるところが。私たちが地下に降りた時、ストリートミュージシャンが何人かで演奏をしていました。サックスが、地下で軽やかにやわらかく響く。 |
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地上に上がり、再び北へ北へと歩く。この三清洞(サムチョンドン)あたりは、古い瓦屋根の民家が残っている町。昼間にカメラを持ってブラブラ歩いてみたい。 そして暗く静かな通りに、突然光輝く看板がっ。「宮宴」ここは一月前、2005年の12月にオープンしたばかりの、宮廷料理をいただける全予約制のレストラン。当時まだガイドブックなどでは紹介されておらず、私もサイトで見つけました。 このお店を主催しているのは「朝鮮王朝宮中飲食研究院」の院長で、韓国の重要無形文化財にもなってる方。「チャングムの誓い」でも料理監修をされたハン・ボッリョ先生。その方が考案された料理をいただけるなんて!コースの長今晩餐(チャングムマンチャン)(72,000W)をいただきました。 |
宮廷料理の店なんで古風な店構えかと思いきや、ギャラリーのようなモダンな雰囲気。テーブルの食器もシックでハイセンス。店員さんは日本語で接してくれました。料理が運ばれるたび、丁寧に説明もしてくれます。写真を撮るのは相当恥ずかしかったのですが、撮れるものだけパシャリ。あとは食べることに集中!熟柿のソースをかけて食べるナムルが絶品でした。柿といえば、やはりチャングムの子供時代のエピソードを思い出しますね。 |
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料理はゆっくり出てくるので、のんびり食事を取ることが出来ました。お客さんも私たちと団体の2組くらいだったので、すごく気を配っていただけました。スタッフはシンプルな黒い服を着ていましたが、一人だけ韓服を着て私たちの席の後ろで帳面を付けてるアジュンマ(おばさん)がいました。帰国後ずいぶん経ってから、それがハン・ボッリョ先生だと本でお顔を見て知りました。きゃ〜♪ 精算をすませ、再び地下鉄安国駅へ。今度は電車に乗り、繁華街の明洞(ミョンドン)へ向かう。 |