Canon EX Auto

Pokyuコメント

 このカメラはFTQLから6年後の1972年に発売されたものですが、FTQLの6万8900円に比べ3万円も安い3万9000円でした。 共に初心者向けの位置づけのカメラですが、6年の間の改良とコストダウンには目を見張るものが有ります。 とは言うものの、まだ大卒初任給の7割にも達する価格ですので、70年代前半ではカメラは贅沢品だったのです。 またレンズは全体を交換するのではなく、前群のみ交換という前モデルEXEEの方式を踏襲した一寸変わったものです。 デザインもあまりCanonぽくない感じで、一寸変わったシステムと相まってあまり売れなかった様です。
 形式  35ミリ版フォーカルプレン一眼レフ
 マウント  専用スクリュー式EXマウント 
 シャッター  機械式布膜横走り B・1〜1/500秒
 電源  H・D型
 体格  143×92×84ミリ
 重量  700グラム
 製造期間 / 製造台数  1972年
 発売時価格 / 大卒初任給  3万3000円 / 4万961円(1970年)