Fujica ST701

Pokyuコメント

 フィルムのメーカーが結構いいカメラを作るというのは洋の東西を問わず言える様で、Eastman Kodakが35mmフィルムを売るためにレチナというカメラをシリーズで作って大ヒットさせた様に、我が日本では小西六や富士フィルムがいいカメラを作っていました。 尤もKodakの様にこれでフィルムが売れたかは?です。 これは富士フィルムの初の一眼レフカメラで、余り有名では有りませんが、あの小さい軽いでセンセーションを巻き起こしたOlimpus OM1やPentax MXよりも実は小さいのです。 おまけにミラーボックス内の起毛塗装により非常に内面反射の少ないカメラに仕上がっており、フジノンレンズの描写力とも相まって非常にクリアな写真が撮れます。 デザイン的には味もそっけもない感じで、もう少し何とかならなかったのかと思うのはPokyuだけ?? デザインだけで判断するなら断然OM1を買いますが、このカメラは世界中のM42のレンズが使えると言うのがミソです。
 形式  35ミリ版フォーカルプレン一眼レフ
 マウント  M42スクリューマウント
 シャッター  機械式布膜横走り B・1〜1/1000秒
 電源  H-B×2
 体格  133×91×88ミリ
 重量  585グラム
 製造期間 / 製造台数  1970年〜1972年
 発売時価格 / 大卒初任給  3万2000円 / 4万961円(1970年)