Minolta SRT-101

Pokyuコメント

 1966年に発売されたカメラですが、その測光方式がユニークで話題を呼んだものです。 つまり、当時のTTL測光方式としては、部分測光か平均測光が主流でしたが、ミノルタはCLC ( Contrast Light Compensator ) という上下2分割方式を採用したのです。 屋外撮影などで上部から太陽光など強い光が入っても平均測光よりも測光値が大きくブレることが無い、という事で開発された方式で、云わば現代の多分割測光の走りとも言うべきものです。 ミノルタは独特の新機能を次々と打ち出す野心的なメーカですが、そのレンズも秀逸で、TVで”鷹の目ロッコール”のキャッチコピーで宣伝していた事を思い出しました。
 形式  35ミリ版フォーカルプレン一眼レフ
 マウント  ミノルタマウント 
 シャッター  機械式布膜横走り B・1〜1/1000秒
 電源  HD型水銀電池
 体格  145×94×47ミリ
 重量  705グラム
 製造期間 / 製造台数  1966年〜1973年
 発売時価格 / 大卒初任給  3万5800円 / 4万961円(1970年)