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Pokyuコメントカメラの設計者として名前がすぐ頭に浮かぶ方が3名います。 かのバルナック型ライカの生みの親オスカー・バルナック、わが日本のOlimpus Penの設計者米谷美久、そしてこのRollei 35のハインツ・バースケです。 このカメラは35mmフルサイズのカメラですが、よくぞここまで小さく纏めたものだと感心させられる設計になっています。 しかも性能は全く妥協することなく、最高水準のレンズ=カール・ツァイス製テッサー、シャッター=コンパー、露出計=ゴッセン、と秀逸なファインダーを揃えており、後年高級コンパクトの魁と言われるようになりました。 特にカール・ツァイスのテッサーレンズは秀逸で、針で突いた様な、と評されるその解像度には目を見張るものが有ります。 作りも今のカメラのチャチさとは比べるべくもなく、圧倒的な質感が有ります。 写真のカメラは発売当初西ドイツのブラウンシュバイク本社工場で作られたもので、その後合理化のためシンガポール工場に主力が移っていきましたが、やはりRolleiはドイツでしょう。 |
形式 | 35ミリ版レンズシャッターカメラ |
マウント | NA |
シャッター | コンパー社製レンズシャッター B・1/2〜1/500秒 |
電源 | PX625(露出計用) |
体格 | 97×60×32ミリ |
重量 | 370グラム |
製造期間 / 製造台数 | 1966年〜1974年 |
発売時価格 / 大卒初任給 |