Voigtlander VITESSA T

Pokyuコメント

 このカメラはアメリカはミシガン州、GMのテストコースの有る小さな村ミルフォードの中古カメラ屋で買ったものです。 最初ウインドウの中にあったウルトロン付のビテッサLを買おうとしたのですが、店の親父が何を思ったか奥から皮ケースに入ったこのビテッサTのセットを出してきて頻りに薦めるので思わず買ってしまいました。 そのセットとは、この写真のファインダーと35mmスコパレット、50mmカラースコパー、100mmのダイナレットの3本のレンズとフード、金属製ネックチェーン、レンズフィルター3枚、という豪華なもので、全部で何と250ドルでした。 程度もケースに入っていたせいか非常に良く、今でも完動で非常にコクのある写真が撮れるのと、この見るからにメカメカした外見が非常に気に入っています。 煙突の様に飛び出したプランジャーはフィルム巻き上げ用で、言わずと知れたこのカメラのトレードマークです。 このカメラを首からつって街を歩くと異様に目立つという点は一寸閉口ですが・・。
 形式  35ミリ版レンズシャッター距離計連動カメラ
 マウント  デッケルマウント 
 シャッター  コンパー社製レンズシャッター B・1〜1/500秒
 電源  不要
 体格  142×82×75ミリ
 重量  790グラム
 製造期間 / 製造台数  1957年〜19年
 発売時価格 / 大卒初任給  1万6115円 (1960年)