小さい二輪車ライフ、小さい旅

最終更新日: 2011/09/11

野麦峠〜開田高原 2011年8月

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開田高原〜木曽福島

朝からガッツリ食べてスタート。脚には相当疲れが溜まったままですが、たっぷり休憩したから大丈夫でしょう。
宿を出るとすぐに緩い上り。今日でよかった。
昨日だったら、この上りでさえ前へは進めなかったに違いないですから。


西野川


九蔵峠

西野川を渡り、九蔵峠へ。標高差97m、最大斜度5%の峠なんて峠のうちには入らないかもしれませんけれど、疲れの溜まった脚では無理がきかず、しかも左膝の周囲に痛みが出てきたこともあって、のろのろと走りました。ほどなく峠には着きましたけど、峠の手前から降り出した雨が強くなってきて、休憩する気にはなれません。いよいよ雨具を着込むべきか。でもここでも峠の向こうから向かってきたオートバイ乗りたちが誰一人として雨具を着ていないため、雨に濡れながら峠を下り始めました。
ウエットの路面を慎重に下っていき、入江で右折すると雨はずいぶん小降りになり、UP-DOWNを繰り返しながら末川の集落へ到着すると、雨は止みました。
ここから国道を逸れて最後の峠:地蔵峠へ向かいます。


地蔵峠へ


趣のある峠道です

いったん末川まで下った後、峠へ向けて上り始めました。車がほとんど通らない、静かな林間の道。こういう雰囲気の峠道、大好きです。ここ一番という力は出ませんけれど、着実に上っていきます。ヒグラシの声が弱々しく、秋の虫が鳴いていました。最大斜度7%ありますけど、このまま、この静かな峠道がいつまででも続いてほしい、そう思えてくるほどでした。


御岳は見えず


地蔵峠

展望台で停まったほかはノンストップで標高差198mを上りきりました。これで6番目の、最後の峠が終了したのです。反対側から上ってきたサイクリストたちとしばし話した後、下り始めました。
爽快な下りもいいですけど、こういった、静かな、カーブの多い、テクニカルなコース、とってもいいです。この道なら木曽福島側から上っても気分良く上れることでしょう。


唐沢の滝


木曽福島市街へ

唐沢の滝も良かったし、二本木の湯なんて、相当迷いました。もしこのコースを日帰りで回れるほどの体力が私にあれば、ここでゆっくり湯に浸かっていけたら最高でしょう。

下りに下って再び国道へ合流、木曽福島に向けて下っていきます。
福島宿の名残を残す木曽福島市街は想像よりも大きくて賑やか。駅前でゆったりと五平餅を食べた後、輪行。 名古屋行きの特急に乗り込みました。


木曽福島駅


五平餅のセット

名古屋駅で乗り換えて、前日早朝に出発した最寄り駅へ。脚が重くて痛くて、階段の上り下りがキツイし、愛知県は暑く、昨夜の開田高原の涼しさが恋しい。
何事もなく自転車の組み立て作業終了。
消耗しているし、腹減ったなあ。さあ、帰ろう。

あとで調べてみてわかったのですけど、今回の最大標高差は750mですが、累計標高差はなんと約1900m! やはり2日に分けて良かったようです。
                          (おしまい)