だんだん街道と中村街道 2024年11月
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2日目 宇和島→ 江川崎→ 窪川
朝05:30過ぎに起床。少し早めの06:15に朝食を用意していただきました。今日はしっかり走る日です。おかずがたくさん、ごはん2杯が限界でした。
朝食をガッツリと!
和霊神社で旅の無事を祈願
民宿のおねえさんが道中の心配をしてくださいます。ありがたいことです。何年後か、また来ますね。
宇和島駅から遠くない和霊神社に立ち寄り、ご挨拶と旅の無事を祈願します。
いよいよ自転車旅の本格的スタート。でしたがいきなり上り坂... 徐々に標高を上げていき、国道320号に合流すると、本格的な登坂になりました。標識に8%と書かれていたとおり、決して激坂ではないものの、久しぶりのまともな登坂なせいか、キツイ! 早くも妻が遅れ始めました。無理もない、猛暑とその後の寒暖差でまともに体力作りができてないのですから。落ち着いてゆっくり行きましょう。
鮎返トンネル
峠です
標高差200mを上りきり、この日最大の難所を突破。ここからは快調に下ります。速度が上がるので寒いですが進む進む。広見を通過、国道381号に入り、道の駅まつので休憩します。
事前に調べておいたパン屋は定休日でした。楽しみしていた妻は結構な落胆ぶり。まぁしかたない。代わりに売店でレーズンスティックを購入。けっこうおいしい。
代わりに売店のパンを
川向こうに ぽっぽ温泉
広見川沿いを走って行きます。のどかです。宇和島を出発してから山の中というか森の中に来た印象ですが、川沿いの何とおだやかなこと! 心身が日常から解放されていくようです。
広見川沿い
四万十川沿いを進みます
四万十川に出ました。道の駅よって西土佐でひと息入れた後、今度は四万十川沿いを遡上していきます。ゆるやかに標高を上げつつトンネルを3つほど抜けると、道の駅とおわ。ここで昼休憩です。
道の駅とおわ
唐揚げ丼が沁みていく
食堂でチョイスしたのは四万十鶏 唐揚げ丼¥990税込。もっと豪華なメニューもありますが、朝食が多かったのでこれで十分。あまり食べ過ぎないよう、なるべく消化の良いものでエネルギーになるものを。
昼食の後は、妻がこの旅一番の目的だったスイーツタイム。道の駅併設のカフェで、四万十地栗 しぼりたてモンブランとコーヒーのセット¥900税込を。モンブランは栗の風味がたっぷり、甘さ控えめで加工を最小限にとどめている印象。他所には無い風味です。コーヒーもこだわっていて、苦みとコクと酸味のバランスがすばらしい! 忘れられない味ですね。
モンブランとコーヒーのセット
バテてきました...
宇和島を出てからここまでサイクリストを見かけませんでしたが、この道の駅ではロードバイクが4〜5台。私たちの大衆向けメインのブランドのエントリークラスな自転車とは全く異なる、海外高級ブランドであろうミドル〜ハイクラスなロードバイクばかり。荷物はごく少なく、体にピッタリなレーシングウエア。あまりにも世界が違うので話が合うことはありません。いいのです。それぞれ自由に楽しめばいい。お互いを認めつつも干渉しない距離感が心地よい。
道の駅とおわを後にして快調に走っていきます。快調に... 快調... ? 土佐昭和を過ぎるとなんだか急に疲れが出たような... う〜ん、バテてきたようです。プチ峠がキツく感じます。まずいぞ、こんなところで。意識してなるべく良質なものをたくさん食べたのに、食べたものがエネルギーに変わってないのか... 自転車旅の体ができてない状態ですね。四万十川の景観よりも、バテて辛い感覚が頭を占めるようになってきています。やっと道の駅 四万十大正に到着。まだ時間はある。しっかり休憩しましょう。
道の駅 四万十大正で休憩
ゆずドリンク飲んで元気出そう
じっくりと足腰をストレッチ、疲れで動かなくなってきた筋肉を伸ばします。いくぶん回復したところでスタートするも、やはり疲れが蓄積しています。
目的地まであと10kmくらい
窪川目前のコンビニで休憩
それでも入念にストレッチしたおかげか、グロッキーにならずに窪川目前のコンビニまで来ました。ここから宿に直行してもいいのですが、この日の宿は食事の提供なしとのこと。夕食はいいとして、朝食が困ります。妻と相談の結果、近所のスーパーへ買い出しに。それからこの日投宿する老舗旅館に到着しました。
本日の走行距離85km。
スーパーで翌朝用のおにぎりを
6年ぶりに再訪した旅館
6年前と同じ広々とした客室。和室10畳、いやもっとありそうです。素泊まり¥4,000/人 税込。風呂、トイレ別ですが十分です。しっかりストレッチできます。
夕食はすぐ近くの食事処で
ソースカツ丼が最高においしい!
すぐ近くの食事処でいただいた、四万十豚のソースカツ丼¥950税込。食べたことのない風味の豚肉は、甘みというか旨みが豊富で柔らかく、薬品ぽい香りが一切無い。豚がストレスのないように飼育されているそうで、抗生物質など薬品を投与するのは限りなくゼロに近いのかもしれません。さらにこの豚肉にマッチしたソースが絶品。スパイスをたっぷり調合し、ビネガーで調えてあるっぽい。庶民的メニューながら、これほどレベルの高い食事ができるとは予想していなかったので、嬉しい驚きです。