しまなみ〜東予〜讃岐 2022年10月
2日目 因島→今治→西条→新居浜→川之江
高速船で今治へ
今治港到着
しまなみ海道を走るのは前日まで。この日は高速船で一気に今治へ向かいます。
7:40乗船、自転車の客は私たちだけでした。高速船はさすがに速い。まもなく弓削港に到着。10人以上乗船し、通勤通学客に見えます。非日常の自転車イベントもいいのかもしれませんが、こうして知らない地方の日常に触れるのも旅の醍醐味だと思います。
というか観光要素ほぼゼロ、完全に地元の生活エリアに入ってしまったよう。
佐島、岩城島でシニア女性が10人ほど乗船、船内がお喋りで賑やかになり、ローカル色満点です。イベントとは別世界ですね。心底リラックスしてきました。
早朝喫茶
モーニングセット¥450
因島から約1時間で今治港に到着。今朝パンを食べただけなので何か腹に入れておこうと、事前に調べておいた喫茶店を探すも2軒とも休業、代わりに営業中のお店が見つかりました。コーヒーもトーストもおいしく、元気が出ます。ありがたいです。
今治城を横目に
道の駅で一時休憩
今治市内の県道38号は信号ばかり、しかもこの日も台風22号の影響が続いているのか向かい風... ちっともペースが上がりません。国道196号に入り、道の駅で休憩、改めて走り出しましたが、向かい風が冷たく、体力を削られていきます。
思うようにペースが上がらない中、東予港近くの県道148号へと道を折れた頃からバテてきていることを自覚するように。その後県道13号を進むも産業道路風情の道は交通量が多く、おまけに向かい風もそのまま、西条中心部に入った時点で疲れ切ってしまい、現在地がわからなくなり、商店街の中を迷った挙句、目の前に「とんかつ丼」の看板を発見。そのまま吸い寄せられるように店内へ。
カツ丼の名店「ごかく」
かつ丼(基本型)¥800
狭い店内は混み合っていて、30分以上待ちましたが、丁寧に調理されたかつ丼がすばらしく旨い! 消耗した体に沁みこむように栄養補給できたのでした。地元の方々に愛される、良いお店に巡り合うことができました。
再び県道13号に戻ります。相変わらず交通量が多く、のんびり気分になれません。こういう旅もあります。新居浜市へ入るとさらに交通量が増えた印象。市街地のコンビニで少々休憩し、再び走り出しました。
新居浜市街を抜けると交通量が減り、急に長閑な風景が拡がるように。
ふれあいの海辺
本格的な上りが始まります
事前に調べた限りでは近くにカフェがあるはずなのですが見つからず、諦めて本格的な上りに突入しました。この天満峠、たかだか標高159m、上っている時間は短いとはいえ、海抜ほぼ0mから一気に上るせいか、10%勾配の区間もしっかり続いて汗びっしょりに。腰にも疲労が蓄積してきまして... この区間だけ、なぜか向かい風が止んだのが救いでした。
本格的な上りにグロッキー
峠から四国中央市を臨む
峠からの下りもわりと急勾配、爽快な気分よりも少々怖いくらい。しばらく交通量の少ない田舎風情の道を進み、土居町のコンビニでひと息。
県道13号は国道11号に合流し、交通量が多い道を三島へ。巨大な大王製紙の工場横を通ると、機械油でもない、煤煙でもない、独特の臭気がします。ティッシュやトイレットペーパーなど、私たちがふだんお世話になっている紙製品の製造工場。四国のこうした工場群を目の当たりにしながら走るのも、旅の一部であります。
ちょうど17:00、どこからともなく赤とんぼのメロディーが流れてまいりました。そろそろ日没時刻、目的地の川之江市街に到着。よかった、まだどうにか明るいうちに着きました。
スーパーでおにぎりを調達
日没後、宿に到着
スーパーを探し、地元の方々におしえていただきながら到着。翌朝の朝食におにぎりを調達。パンでは長時間走れません。やはりコメを食べないと。
宿のフロントでチェックイン前に夕食に行くことを告げ、自転車で走って数分の有名店へ。
海鮮サラダで野菜を補充
名物の揚げ足鳥!
18:00前にお店に着き、入店すると運よくカウンターに空きがあり着席できました。18:00には満席に。さすが有名店です。名物の揚げ足鳥が旨い! 身がしっかりしていて、良い意味で日本で飼育された鶏じゃないみたいに健康的な風味。夢中でかぶりつきました。一方で、海鮮サラダや揚げ出し豆腐、雑炊は、特異体質の私にはあまり合わなかったのか、帰路冷えたせいなのか、後で腹を下してしまいました。私はなぜか有名店や大型店と相性が悪くて悩ましいです。この日の走行距離は約75km。
夜道を戻り、チェックイン。
今宵の宿はビジネスホテルの和室、1人1泊¥3,600。愛媛県の旅行割は既に受付終了で利用できませんでしたが、十分リーズナブル。8畳と広めなのもありがたいです。