しまなみ〜東予〜讃岐 2022年10月
3日目 川之江→琴平→高松
朝食はおにぎり
道の駅とよはま
朝食は前日に購入したおにぎりで済ませ、自転車の荷造りをして7:00過ぎに出発すると、ちょうど通勤通学の時間帯。川之江市街は大いに混雑していてスローペース。ようやく市街地を抜けて道の駅とよはまでひと息。とうとう香川県に入りました。
香川県といえば、うどん! 道の駅からすぐの、うどん店に入りました。
国道沿いのうどん店
かけうどんにかき揚げをトッピング
麺に強い個性があるようには感じませんでしたが、薄味のお出しが最高です! これが本場の味なんですね。何杯でも食べれそう。かき揚げも風味豊か。一発で気に入りました。
国道11号は大型トラックの通行量が多くて走りにくく、分岐を県道241号へ。緩やかな上り基調ですが、のんびりとしたローカルな風景が好印象。でもトラックが多い。しかたありません。高松方面への主要道の一つなのでしょう。そして残念ながらこの日も向かい風! ペースが上がりません。遠く離れた台風22号にこの日もまだ悩まされるとは...
国道377号に合流し、三豊市のコンビニで休憩する頃には前日の疲れも重なり、バテてきておりまして、徐々にキツくなる勾配にますますペースが落ちていくのでした。勾配自体は5%程度らしいのですが、向かい風を受けながらでスローペースに、このまま長く続くようなら昼食時間を逃してしまうかも、と考えつつ上っているとどうやら頂上に到着。琴平町に入りました。
琴平町に到達
自転車を置いて、こんぴら参りへ
峠からは快調に下り、昼前に参道に到着しました。上り階段前横にある、サイクルスタンドに自転車を駐輪。御本宮まで785段、昼食前に上ってしまいましょう。体がバテていることもあり、杖¥100をお借りして、いざこんぴら参りへ。さすがに何か補給するべく参道コロッケなるものを腹に入れてゆっくり上っていくと、45分ほどで御本宮に到着いたしました。
ここまでの旅に感謝
瀬戸内海まで見渡せる景色
思ったよりキツくなくて助かりました。自転車で運動してきたからこそ、キツく感じないのかも、なんて考えたほど。ともかく無事上れてよかったです。
昔のままの石段を変えないことが良いのか悪いのかはわかりません。エスカレーターやケーブルカーをつくらないところが、西日本らしくて私は好きです。
下りも杖をつきながら、なるべく体力を温存し慎重に。30分ほどで下り終えて杖を返却しました。13:00過ぎの遅い昼食は、観光客相手のお店を避けて地元客が集うであろうやや個性的な外観のお店に。
遅い昼食を
ラーメン定食¥750がおいしい!
ラーメン定食(¥750)は、家庭的な味。丁寧なこの手作りの味が、疲れた体に染み渡り、生き返るというか、正しい栄養素を補給する感触でした。ごちそうさまです。これで少々体力が戻った気がします。
県道282号を高松方面へ、下り基調でラクなはずなのに、この期に及んでまだ向かい風... 広い道路の国道32号に合流してもずっと向かい風に悩まされました。国道32号は完全に大型幹線道路で交通量が多く、大都市が近いことを感じるも神経が疲れます。
県道282号、琴電線路脇を進む
カフェで休憩します
綾川のイオンモールには寄る気にならず、国道沿いでは唯一かもしれないカフェへ。慌ただしい国道の空気とは一変、店内は静かで落ち着いていてゆっくりできました。
ママさんに訊かれ、高松まで自転車で行くことを伝えると、「高松から来て、高松へ帰るの?」と問われたので「四国中央を出発してこんぴら参りを済ませ、高松へ行く」とお伝えしましたが、どうやら呑み込めないご様子。「お住まいは四国中央?」と問われたので、「いえ、愛知県から来てしまなみ海道を通って、今治〜四国中央〜琴平と走ってきたんです」と告げると、ママさんは完全に理解不能なご様子でした。変な客で申し訳ありません。
高松まで残り10km少々、いよいよ旅の終盤です。焦らないよう慎重に走ります。道なりに慎重に進んでいたはずが、いつしか道が細くなり、なぜか上りに、さらにトンネルが出現。
栗林公園トンネルを抜けて高松市街へ
日没前、宿に到着
トンネルを出て急勾配を下り、まるで裏道のような細めの道を進んでいくとJRの線路群に行き当たり、高松駅前に出ました。
日没前に宿に到着。今宵の宿はビジネスホテルの和室。旅行割は利用できませんでしたが、1人1泊¥3,200と超リーズナブル! 部屋は狭いですけどアメニティは完璧。良い宿です。本日の走行距離は約65km+こんぴら参り。
夕食にと出歩くも、疲労で脚が凝り固まって歩きにくい... あまりウロウロせずに隠れた名店(?)に入りました。
少々レトロな店構えが堪らない
かしわバター丼野菜増し¥900
シンプルな内装と活気ある店内も好印象。かしわバター丼野菜増しはすごいボリュームで、大量の野菜の下に肉とご飯がぎっしり。ハイカロリーながら野菜もしっかり摂取できる逸品です。すっかり満腹になりました。妻はノーマルなかしわバター丼をチョイス、絶賛しておりました。