海外プチ冒険旅行

オーストラリア旅行記 1988/2〜3月

最終更新日: 2009/03/01

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3月13日  MELBOURNE

 2回目のノックで目が覚めた。うわーもう10時を回っている。夕べも寒かったー。せっかく日焼けしたのにどんどん色が薄くなっていってしまう。
 Victoria Marketへ行ってみる。 広い。 SYDNEYのマーケットの2倍以上はありそうだ。 それにこの人ごみ。 街の人はMallかここに来ているのだろう。 食糧品以外はおもちゃ、アクセサリー、靴など様々なものがあるが、中でも衣類が多い。 欲しいものがいっぱいある。 明日はこのMarketが休みなので今日が買いまくりの日だと思い、覚悟を決める。 まず服。 夜が寒いからね。 次はおみやげの定番コアラのマスコット。 やはり観光客相手の土産屋相場の半額〜2/3ぐらいになっているみたい。 もうA$ 30も使った。 昨年のマレー半島のときに比べてそんなに買ってないはずなのにカネだけはどんどん出ていく。 ほとんど最近1日A$ 100のペースになっている。 歯止めをかけなくては...。

 午後からPhilip Is.へ。 ペンギンツアーなのだ。 いるいる、ジップンナンがいっぱいいる。 バスは自然公園みたいなところに止まる。 野生のコアラがいるらしい。 バスを降りて探す。 あ、いたいた。 木の上に丸まって寝ていた。 見ていたらガーッと人が集まってきた。 ジップンナンが騒がしい。 コアラは眠そうな顔をして迷惑そうだった。


   

野生のコアラ 写真では小さすぎてわからない


 夕食はバーのあるちょっとおしゃれなレストラン。 そうたいして食ったわけじゃないのにA$ 10とは高い。 近くの桟橋では釣り糸を垂れている人たちがいた。 1人がハゼみたいなのを釣り上げた。 こいつは陸の上に上がったというのになかなか威勢が良く、くたばらない。 と思っていると釣り人はナイフを取り出してイキナリ魚の眉間をグサッ!

 ペンギンパレードポイントへ。 さむーい。 日本の冬と同じぐらい寒い。 ここは今、夏なのに...。 しかしすごい人。 よくこれだけ集まったもんだ。 辛抱強く待っているうちに5〜6匹ぐらい集団のペンギンが波に流されながら上陸してきた。 泳ぐのは上手らしいが、陸に上がってヨチヨチ歩く姿は見ていてこっけいだ。 あちこちで「わー、かわいーい」とJALの声。 ここではペンギンの目を守るためにカメラのフラッシュは禁止されているのに、次々とフラッシュの光。 その都度監視員が注意しに行っていたが、こんなことをするのはほとんどが日本人のようだ。
 合わせて50匹以上は見ただろうか。バスに戻り、CITYへ。 途中、超豪華ホテル「HILTON」の前に止まったが、そこでは日本人の群れが... おじさん、おばさんの集団、ゲッあんな若僧、そしてJALまでも。 何なんだ、そんなにカネが余っているのか... 単に俺たちが貧乏なだけなのか...



今日の費用 

朝食:A$ 3.40 服:20.00
マスコットなど:30.00 ブーメラン:2.50
昼食:2.95 アイス:1.10
夕食:12.50



本日のスペシャルゲスト

ぬいぐるみだっこJAL
 Victoria Marketにいた、ばかでかいコアラのぬいぐるみを抱えたJAL。 食糧品、衣料品、生活用品を買っていた市民の中で妙に浮いていたことは皆さんも想像がつくと思います。

ジャルパックおばさん
 Philip Is. に行く途中のおみやげやさんで見たジャルパックのバッチをつけたおばさんの集団。 毛皮をつかんで我先にと買いまくっていた。 夫の稼いだ金を使いまくっているのだろうか。
カウンターのおじさんに向かって、
 「ちょっと、これなに?」
 「What did you say?」
 「え? カンガルー?」
 「No, this is Possam」
 「ノー? ポッサム? へーえ」
とすごい会話をしていた。

おとうさんおばさん
 野生のコアラを見ていたときに集まってきたジップンナンのうちの一人。 コアラを見つけると周囲も驚くほどの大声で「ちょっと、おとうさん! こっち!」と夫らしき人を呼びつけていた。