海外プチ冒険旅行

最終更新日: 2011/02/27

ようこそ「海外プチ冒険旅行」のページへ (09/03/01開設)


80年代後半〜90年代、HP管理人の「はたぼう」が若かりし頃に自転車やレンタバイク、レンタカーなどを使って海外個人旅行をした記録です。
昔の記録なので、通貨レートをはじめ、現在の時流にそぐわずに 違和感を感じるところがあるかもしれませんが、皆様ご旅行の際など 何らかのお役に立てれば幸いです。

   一般的な観光旅行の視点で書いたものではないので、不愉快に感じることがあるかもしれません。
   管理人が若かりし頃に若気の至りで書いてしまっている部分もあり、その点はご容赦願います。

INDEX     〜不定期にUPしていく予定です〜

「海外プチ冒険旅行」 開設にあたって    (09/03/01)

 景気の影響もあって、近年、巷では旅行熱も冷めてきていて、海外旅行に出かける人数も減少傾向だそうです。 かくいう私自身も国内、それも近場への旅行が多くなり、こんなコンテンツをわざわざつくるのも、何を今さら、といった感すらあります。
 それではなぜ、私はあちこちの国を旅したのでしょうか?
すごく海外にあこがれていたわけでもなければ、何かのブームに乗っかったわけでもなく、生活にゆとりがあったからでもありません。

 以前 私は日本という国があまり好きではありませんでした。 そうかといって、“この国がとても好き!” という行き先も無く、単に現実逃避したかっただけなのかもしれません。 できれば日本を捨てて、どこか快適な国で ずっと暮らしたい、そう思ったりもしていました。
 捨ててしまいたいと思ったのは日本という国ではなく、本当は自分の周囲やしがらみ、過去、生活環境といったもの。 いえ、自分自身が嫌だったのかもしれません。
違う国なら違う自分として生きていける、そんな幻想にとらわれたこともありました。

 旅先では私たち日本人に合う環境や食事もあり、同じような考え方・価値観に共感する人たちにも出会うことができた一方、日本とは全然違う常識や、何から何まで違う風土、到底受け入れ難い考え方にも触れました。
 “近代日本的なもの”、“現代商業的なもの”、“社会組織的なもの”、これらの空気が感じられるところを 私は徐々に避けるようになり、周囲と意見が合わなくなることが増えていきました。
 しかし環境の違う国に行けば行くほど、厳しい自然に接すれば接するほど、日本という国から離れることのできない自分が ますます浮き彫りになっていくのがわかりました。

 誰しも親兄弟・肉親をはじめ、故郷や気候、食生活、母国語、その人の基準となる住環境など、何かしらを背負っています。 消してしまいたい過去も、これまでの自分自身も。
それらは決してキレイさっぱり捨てることはできないし、リセットすることもできません。
 望郷の念といったものとはまた違う、きっと一生担いでいかなければならない類のものなのでしょう。
そのことがようやく実感できるようになってきたのは、何度も海外旅行を繰り返した後になってからというのも、皮肉というか、私自身がアホだというか...


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