「不適格教員」問題は

安城市においては、校長によって

教職員いじめに利用されている!

組合の安城市立南部小学校訪問において、校長が異常な対応をみせる

 

 10月7日(月)畦地委員長と太田執行委員は、Kさんの職場である安城市立南部小学校を訪問しました。昨年、電話で「おじゃましたい」と要望したところ「お会いする必要はない」と拒否されたことがあり、今回は無礼は承知でアポなしで訪問しました。それは、校長が「不適格教員の検討のために、授業を見る」と発言し、それを特定教員の授業のみ参観するという事態に出ていたからです。緊急に、校長の真意をはかる必要があったからです。

 以下はその訪問の記録です。

 

 16:30 安城市立南部小学校を訪問

  16:30 南部小到着。職員室入り口が開いていたのでそこより入室。

       教頭と思わしき人(実際にも教頭だった)に校長への面会を申し入れる。

     組 合 : 校長先生に面会したいのですがお見えですか?

   教 頭 : どちらさまですか?

   組 合 : 三河教労の畦地です。

      (教頭は校長室へ行き戻ってくる。)

   「17:00より会があるので話はできない」と、高圧的な教頭の対応

教 頭 : 校長は17:00から会があり会えない。(多分、嘘であろう)

   組 合 : 用件だけ伝えたいので、5分だけでも時間をとってください。

教 頭 : 5分ですね!(と、高圧的な態度)

組 合 : それはことばのあやで、必要があって参ったのです。では、10分!

 

  何と!校長が校長室から逃げ出しをはかる

わたしたちが外の入り口から校長室へ行こうとする時、だれかが校長室から退室するではないか。太田が「校長先生ですか?」と聞いても返事をしない。再度尋ねると「そうです」との返事。あやうく「逃げられる」ところであった。その対応が「教育者として信じられない」と驚く。

 あわてて後を追い、玄関での「立ち話」に。

 16:40頃 

校 長 : こんな時間に話し合っていいのですか?

組 合 : 何を言っているのですか!今は休息・休憩の時間ですよ。

校 長 : ぼくは勤務時間中ですよ!(ほう!「勤務時間中」に学校から黙って逃げ出すつもりであったようだ。)

組 合 : とにかくきょう来た用件だけ伝えます。二つあります。一つは不適格教員問題です。もう一つは年休問題です。

      Kさんを不適格教員と認定したのですか?

校 長 : いや、認定はしていない。

組 合 : 何度もKさんの授業を見ていますよね。

校 長 : 何度も授業は見せてもらった。あなたたちは彼の授業を見たことがあるのですか?今年は担任ではないのでいいが、担任だった時は保護者からの苦情もあった。

     (以前は問題のある授業だったが、今年度は「ない」ということを暗に認めたということか。)

 

  年休の取得に文句を言うのはおかしいのでは!

組 合 : 年休の取得は届け出制ですよね。

校 長 : それはそうだ

組 合 : しかし、Kさんらが年休をとろうとすると、いろいろ言うではないか?先日も教頭先生が・・・

(横にいた、教頭が弁解をしようとした・・・・)(校長は話題を転換)

校 長 : 県の方に聞いたが、あなたたちとは話し合いを…。

組 合 : それは県のどこの機関に聞いたのか?

校 長 : 無言(答えられず。これは、はったりのようだ。)

組 合 : 今日は交渉に来たのではないんですよ。話し合いに県も何もないでしょう。

校 長 : Kさんの問題はわたしとKさんで話し合えばいい。あなたたちと話す必要もない。

組 合 : 組合員が来てほしいと言っている。やってくるのは組合として当然のことだ。あなたが会う必要はないと言っても、こちらには話す必要がある。

 

支離滅裂な校長の言葉、組合は話し合いを要求

校 長 : 権利のことばかりいう・・・。(ここでも、形勢が悪いとみると、話題を転換して、「権利ばかりいう」と全く関係のないことを言う)

組 合 : 権利のことなど何もいっていない。当然のことをいっているだけだ。

*このあたり、校長が支離滅裂なことを再三言う。そして、話題が変わるので訳がわからなくなる。

校 長 : ところで、あなたはだれですか?名前も聞いていない。

     (逃げ出そうとした校長が見咎められての話し合いといういきさつが校長に自覚されていないのではないかと思う。)

組 合 : あいさつもさせずに出かけようとするから用件から入ったんじゃあないですか。あいさつも自己紹介もするひまなかったでしょう。

校 長 : とにかく、ぼくは忙しいので・・・・

組 合 : わかっていますよ。三河校長会の研修委員長ですからね。

校 長 : よく調べていますね。

      それでは(話し合いの)日程については後日調整しよう。ぼくからKさんに話をします。Kさんからおたく(畦地のこと)に連絡が行き、日程があえばそれでいい。日程が合わないときに、直接おたくに連絡をします。

校 長 : これからは来るときは連絡をしてからきてほしい。

組 合 : そうしたかったが、昨年電話で「会いたい」といったら、「会う必要はない」と断られたので、今回は約束なしできました。

校 長 : Kさんを通して連絡をしてもらえれば・・・・

組 合 : 突然来たのはわたし(畦地)の判断です。Kさんは「連絡をしましょうか」といったが「その必要はない」とわたしが言った。このことでKさんを責めることのないように(と、くぎをさしておきました。このような姿勢の校長は、一人の教師をいじめるという体質があるから、その注意をこめて)

 

「温情・人間関係」をたてに居直りの校長、前言をひるがえす?

その後、校長はKさんを個別に呼び出して「君と私の関係ではないか」「私に何か不満があるのかね。」「私は、組合には会う気は全くない」などと、約束したことも反故にするような発言をKさんに。

 

 

○ この校長は「一人の教員」に対しては高圧的に出るのですが、組合が訪問すると「用を言い立て」て逃げるというようなことをしたのです。そして、「会う」ための段取りまで話しおきながら、「私は会う気はない」とうそぶく。

今年度始まった「不適格教員」問題は、安城市においては、このようにまさに「高潔な人格」に反する不適格校長によって、教師いじめのために使われているのです。

この校長は、「年休」「時間休」を取る教員に対しても、「なぜ、休みを取るのかね。」「校長に直接文書を出さないと認めんぞ。」と言いながら、校長本人は「出張ばかり」で学校にいない時が多いのです。教頭までが、校長に合わせて教職員の「時間休」取得に文句をいうという事態があります。

「年休」は、申し出れば、それに対して管理者がとやかく言うことではないのです。「文句をつける」などとは、法律違反の行為です。

このように、教師としても全く恥ずべき行為を行っているこの校長に対して、私たちは、再度事実確認と抗議の申し入れ行う予定です。