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【機 体】 @着艦競技機は各舵や着艦フック、エンコンとリンケージが複雑になるので、プロフィール機がお勧めです。(スケール感の得点が減点されますが) A機体サイズはスパン最大が110cmと規定してありますが、エンジンサイズから適当な大きさだと思います。(何よりもスパーに使うヒノキやバルサの規格90cmに翼端付ければちょうど良いサイズ。) B翼型は着艦専用機とするのであれば、クラークYに近いものが良いと思います。(低速で失速ギリギリで飛ぶことができる翼形が良いが、強風時は風に対向するとき浮いてしまうかも。) Cスタント機等に比べ、かなりのハードランディングをするので、脚は丈夫な方が良い。(ランディングギヤは2.6mm以上、取付部もできるだけ丈夫に。) Dタイヤ径は50mm以上のものが良い。(着艦用拘索が甲板から約25mm浮いているため、小さいタイヤでは引っ掛かる。) E競技時間はスタート合図から最大8分ですが、発艦〜高速7周〜低速7周〜着艦と短い時間で終了します。タンクはそんなに大きなものは必要ありません。 Fタンクの形状は、スタントタンク(ホームベース型や三角型の絞ってあるタイプ)は、低速時で遠心力が働かなくなると、最後まで燃料が供給できないかもしれません。真四角のスポーツタンクかクランクタンクが良いと思います。 【3ラインの勧め】 エンコンを第3ラインで操作するためには、専用のベルクランクとハンドルが必要です。上げ舵、下げ舵やワイヤーのテンションでエンジンスピードが安定しないようでは着艦は不可能です。過去のUコン技術を参考に自作するか、市販品(アメリカBrodak製) のものが入手可能です。 |
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<Brodak3ラインシステムの留意点> @リードアウトワイヤーのうち、エンコン用パワーリードアウトは47mm長くすること。(付属の説明書(もちろん英文)を読んでもなかなか理解できず、現物で何度も実験するなど苦労しました。) Brodak3ラインハンドルとセットで使用する場合は、上記の47mm長くすることで、ワイヤーは同じ長さにすることができます。 Aハンドルの第3ラインの稼働部が固いため、バラしてグリスを塗り、暇に任せて柔らかくなるまで動かしました。 |
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【リンケージ】 倶楽部内メンバーの飛行機を見ても様々で工夫の跡が見られます。 基本的な動きはエンコンスローでカムの働きによりロックが外れ、 @着艦フックのロックが外れ、フックが出る Aスプリングの力で主翼フラップが下がる B右翼エルロンが上がる Cラダーがオフセットされる など、スロー時にラインのテンションが保たれるような各舵の動きが一瞬で行われます。
基本は「Uコン技術 '78 10月号」の信天翁−伍(アルバトロス)を参考にしていますが、この中でもエルロンはかなり効果があるようです。 また、海外の着艦機ではスロー時に翼端ガイドの位置が後ろへ下がる仕組みとなっているものもあります。 その他、フルダウンで着艦フックのロックを外したり、エンコンとフラップを完全連動のパターンもありますが、着艦のみでなく高速点と速度差点のためにも、高速時はできるだけ抵抗を少なく、低速時はしっかりしたテンションでコントロール可能なように工夫が必要です。 <リンケージの留意点> エンジンコントロールは微妙なため、可能な限り第3ラインをエンコン専用として負荷を無くす方が有利です。つまり、第3ラインにあまりたくさんの仕掛け(仕組み)を連動させると、例えばフラップと連動した場合にフラップ自体の風圧・舵圧でエンコンが変化したり、影響が出ます。 |
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【スライダー】 最近、Brodakのキット内にスライダーという部品が使われているのに気付きました。このパーツは高速時はワイヤーガイドを前に固定しておき、フルダウンでロックが外れ、ガイドが後方へスライドするというものです。 機構は至って簡単で、スプリングの着いた棒でガイドをロックしておき、フルダウン時にはワイヤーでこの棒を引っ張り、外れたときに機体の重量(遠心力)でガイドが最高端まで下がるというものです。これにより最スロー時にもテンションが保たれるという訳です。
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【シンプルな2ライン】/このコーナーは2001さんの記事です。 いきなり3ラインは・・・と思われる方にお勧めなのが低コストで楽しめる2ラインよる方法です。 まずは手持ちの機材を改良して、気軽に2ラインでトライしてみてはいかかでしょうか!(もっとも母艦があっての話ですが・・・)では、OS15LA搭載のSBD-5ドーントレス機を例にして説明します。 @ 3ラインとの比較
A リンケージ いろいろなパターンが考えられますが、私のはハンドルフルダウンでエンコンハイ→スロー、フラップ水平→ダウン、着艦フックロック→解除の3作動を行います。またフルアップで爆弾投下もできるようにしてあります。
B フライト状況 倶楽部内では2ラインは少数派で私とサーカスさんのヘルダイバーの2機のみであります。2ラインはもともとサーカスさんの発案でヘルダイバーも概ね似たような構造です。 2人でのべ10回以上の着艦を敢行しておりますが、今だ帰還率0%の状況です。特に低速時には風に対しては無抵抗でコントロールが大変です。しかしながら、着艦時には充分にスピードを殺しておかないとフックに引掛かった際に機体に与えるダメージが大きくなってしまします。(ヘルダイバーは一度大破しました。) このあたり、低速をどのようにチューニングするかがポイントだと思われます。 やはり本格的に着艦を行うならば4サイクルエンジン搭載の3ラインがいいのかもしれませんね。 P.S. 爆弾投下は1回成功しており、母艦「舞城」の飛行甲板に甚大な被害を与えております。 以上、不明点やご意見があれば掲示板にてお問い合わせください。 |
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【その他】 @空母「舞城」では、より実機感を出すため、発艦時に使用する自動発進装置が甲板に埋め込まれています。甲板にスケール感の違う助手(怪獣サイズだ!)がいるのは不自然なためです。 これにセットすると飛行機が持ち上げられないため(当然裏返してエンジン始動は不可能)、エンジンは正立かサイドマウントが良いと思います。 A海外の着艦競技のホームページを紹介します。 UK Control Line Navy Carrier(http://www.cheffers.co.uk/carrier.html) ・・・「UK Nats99 Report and lots of pictures」のページに多数の写真があります。 CL Flyer's Home Page(http://clflyer.tripod.com/ncs/ncs.htm) ・・・「Photo Album」の中の「Construction」には制作中の写真もあります。 以上、文面では表現しにくいものもあるので不明な点はお気軽に当ホームページ掲示板か下記まで御連絡ください。 岡崎模型飛行倶楽部 成瀬昭彦(99艦爆:naruse_val99@yahoo.co.jp) |
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