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この子は、何台ものZを見たあと、ノスタルジックヒーロー誌の個人売買欄でみつけたZです。
1995年秋。

その時の判断の材料になったのが、機関の調子の良さと内装の欠品が無かった事です。
(お渡ししたのは現金で30万円。)
内装で傷んでいたのはステアリング、問題は助手席側のTバールーフからの若干の雨漏りと、
ボンネットの先とフェンダー下が少し錆びていたことでした。
買ってすぐにガスが無かったのでガソリンスタンドに寄ったところ
『レギュラー満タン75.8リットル入りましたー!』というおにーさんの元気な声が…。
「エライ車買ってもーた…。」が最初の感想でした。





あまり掃除をしませんので、かなり汚いですがエンジンルームです。
写真向かって右がノーズでそちらにヒンジがあります。
今の車とはボンネットの開き方が違いますので、ボンネットを開けているとすごくめだちます。
機関系もフルノーマルです。今となっては珍しいのでは。
2.0L 6気筒 シングルカム ターボ。響きは相当懐かしい。
バブルに向かう日本の勢いを感じます。

今も、特に変わり映えはありません。




内装の写真です。
見ての通りステアリングはナルディのクラシックに換えてあります。
時々、純正に戻します。
走り屋さんではないのでクラシックな雰囲気が好きです。
(これのせいでこの車は更に古い車だと思われてしまうことが多かった…)
シフトノブもついでにDATUNロゴウッドタイプに換えています。
ステアリングが純正の時は、シフトノブも純正に。
このころはまだ純正オーディオが生きていました。
やはり、収まりは純正が一番です。

Tバールーフを開けた状態でのリアシートからのショットです。



この車を探した条件は
『2リットル、2by2、パワーウインドー、パワステ、Tバールーフ、できたらMT、価格が40万円以下』
なんと厳しい。2013年には絶対出てこない。(笑)

夏場は暑いし、雨漏りがあるし、ボディ剛性も無いし、重いしと、減点もありますが、
手軽にオープンカー気分が味わえますのですべて許します。
天気のいい日に全部取っぱらって走るのは本当に気持がいいです。
出先で雨が降ると、大変ですが。




もう1枚内装の写真を。
メーターがやたらありますが左から「デジタル時計(ストップウォッチ機能付)」「ブースト計」、
「油音・油圧計」「燃料計」「スピードメーター」「タコメーター」「水温計」計7連となっています。
ブースト計、油圧計なんかはかなり怪しいらしいですが、
この親子式の燃料系(残り10Lになると1L刻みの更に細かい針が登場します)は
実に正確でジャスト0でガス欠となります。
乗り初めてすぐのころに見事にやっちゃった経験があります。
まさか、そんなに正確だとは思ってなかったんです。




夜になるとインパネ廻りはこんな感じです。
4秒もシャッターを切っていたのでぶれまくっていますが、雰囲気は伝わっていると思われます。
このインパネ照明は調整式なんですが、少し暗くなっています。



130Z/ リアシートはこんな感じです。
まさに必要最小限のスペースしかないです。
しかし何故か分割可倒式。
スキー板(当時は185cmが普通)なんかは普通に入ります。
以外とRV?学生の頃はよくスキーに行きました、この車で。前後チェーン仕様。

リアガラスは開閉可能、ちなみに写真左下に写っているレバーがリモコン開閉装置(?)です。

今となっては、子供たちの特等席です。

2010年、ナビ撤去。ETCとオーディオ追加。
特に不具合、なし。