◆◇◆　透析案内　◆◇◆

*早朝透析、朝５時３０分から行うことにより、透析後に旅行に出かけることができるようになります。
また仕事をしながら透析を受けて頂くために、透析時間を柔軟に対応しております。
夜間透析：仕事が終わった20時開始も可能です。ご相談下さい。

《透析の変貌》

今までの透析室は、主に透析をするだけの場所であったが、最近は透析室があたかもトレーニングセンター化しています。
透析前、および透析中に他の患者さんや、職員とおしゃべりしながら体を動かして透析を受けるようになっています。
透析時間も楽な透析として6時間透析がすすめられています。

《６時間透析のすばらしさ！》

６時間透析にすることにより、食事の制限がなくなります。好きなものを何でもパクパクと食べる事ができます。
６時間透析ではカリウムだけでなく、リンも充分に除去されるので、透析中の血圧も安定します。
６時間透析では、貧血も改善され、ESA製剤も減量でき中止する場合もあります。
６時間透析ではゆっくり運動しながら透析し、透析中に食事も食べてもらいます。そして食後はゆっくり眠る方もおられます。
６時間透析では高血圧も改善され、降圧剤も減量できます
透析時間が延びる事を嫌がられる方もおられますが、是非積極的な透析ライフを楽しんで頂きたいと思っております。

《長時間透析　/　オーバーナイト透析について》

現在の通常透析は４〜５時間の透析となっておりますが、これを８時間の長時間透析にすることにより透析治療の著しい向上が見られます。
効果としては、食事制限が不要になる。リンが大量に除去されるためリンの吸着剤が不要になる。
血圧が安定し、降圧剤が不要になる。貧血の著しい改善がみられ、造血剤であるESAの使用が不要になる。
痒みがなくなる。透析中の急激な血圧低下がなくなり、安全かつ楽な透析になる。透析後の全身倦怠感がなくなる。
当院では長時間透析をおこなうために、深夜に透析を行うオーバーナイト透析ができるよう準備しております。
夜10時までに透析を開始し、翌朝６時ごろに透析を終了するため、出勤が可能になるというメリットがあります。
そのため通常の勤務に制限が無く就業することができます。

こんな症状があれば「透析不足」が原因かもしれません。
高血圧　骨・関節の痛み　口腔乾燥　貧血　ピクツキ　味覚異常　意欲低下
ムズムズ脚症候群　食欲低下　集中力低下　四肢の不随意運動　体重減少
　 皮膚の色素沈着　発汗異常　口臭　かゆみ　胃腸の運動障害　不眠　・・・等

《フットケアについて》

長期透析に伴い、動脈硬化の進行がみられ、下肢の病変が増えております。これを未然に防ぐために足のケアを行っております。
これにより以外に多い白癬（水虫）症の方も早めに発見し、治療することができております。

《運動療法について》

当院の理学療法士を中心にして、透析前、透析中の運動を積極的におこなっております。
透析患者の高齢化に伴い、筋力低下も進行しており、これを未然に防ぐための運動療法は重要です。
透析室をトレーニングルームにしたいと考えております。

《食事療法について》

当院の管理栄養士を中心にして、栄養指導を行っております。高齢化に伴い食事摂取量の減少があり、
いかに楽しくおいしく食べることが出来る食事かをお伝えしております。

《PTA(経皮的血管拡張術)について》

当院ではPTAを主に超音波を使用する方法で、造影剤が不要になり、主として透析直前に行っております。
それにより、別の日に来院する必要はありませんし、造影剤アレルギーの心配もありません。
当院では、PTA時にシースやガイドワイヤーの挿入を工夫し、血液を一滴も漏らすことなく行っております。
これら独自の方法で行い、順調にいけば15分程度で終了します。