オーストラリア旅行記　1988/2〜3月

2月24日　INNISFAIL→ MISSION BEACH

　ピピピッ。6:50に目覚まし時計が鳴った。うーん眠い。すごーい眠い。昨日の疲れがだいぶ残っている。ぐずぐずしていたらすぐ7:00を過ぎてしまった。 昨日買っておいたピン食を食う。食ったらまた眠くなってきた。ふと気がつくともう9:00だ！ ヤバイ！ こんな時間じゃ昨日と同じだ。
　走り出すと疲れが残っているが、昨日ほど足が動かないなんてことはない。でもつらい。 10kmおきぐらいにジューシーしちゃう。

足は動くがつらい

　12:00すぎに分岐Elarishに着いて昼食。 ここでうだこつ(注10) うだこつする
うだうだしていて いつまでたっても何もしないこと。 ただし悪い意味には使わない。「うだこつしちゃおう」などと使う。 してしまう。 まだいっぱい走らなきゃいけないのに なんか全然悲壮感が無いなあ。
　うだこつしてたら突然雨が降ってきた。 最初はポツンポツンだったけど、だんだんポツポツ降ってきた。 雨の中を走るのはさすがにイヤなので、ここのガソリンスタンドの前でお昼寝してしまう。

　2時間ほど眠ってしまった。 雨は止んでいた。 分岐を左へ。 うっ道がガタガタで尻に響くなあ。 Misson BeachにJALはいるのかなあ。 キャピキャピしたいなあ。

分岐を折れると路面が悪くなった

　道は次第にUP DOWNの連続となり、周囲にはうっそうと茂った木々が姿を見せ始めた。 おお、これだ！ これがTropicalだ！ 川に架かっている橋とかもボロボロで 車が通ると揺れたりしてなかなかいい雰囲気だ。 途中の川で思わずちゃぷちゃぷしちゃう。 うーん、水が適温でいい感じ。 ちょっと蚊が気になるけどね。

　UP DOWNを繰り返すうちに海が見えてくる。 やったー！ ビーチはもうすぐだー！ Misson Beachに到着。 いやーきれいだ。 人はいないし、ゴミも無いし。 ただタイのプーケットのような海の青さがないけど。 海に入ろうとしたが ここは毒クラゲが出るらしい。 ガーン。
　YH(注11) YH
ユースホステルのこと。 世界各国にあり、低料金で泊まれる。 を探すが途中でじいちゃんに聞いたら まだまだ先らしい。 それにディンゴ(野犬)も出るらしい。 おっかないけど行くしかない。 UP DOWNをさらに繰り返し、まだかな、まだかなー、と思っていたら とうとうダートになってしまった。 まさかここにきてダートを走るとは思わなかった。 最後に押しが入ってやっとYHに到着。 まったくこんな僻地につくるなんて。
　メシとかが何も用意できないということなので また1kmほど戻った店まで買出しに行く。 思わず食糧をいっぱい買い込んでしまう。

Misson Beachに到着

なんだか夏合宿の食購(注12) 食購
食糧購入のこと。
非常に大事であるのは言うまでもない。 みたいだ。 今日は楽勝プランだったはずなのに疲れたなあ。

　シャワーを浴びた後、YHのキッチンで夕食を作る。 パンを焼いて牛乳と水とスープの素でクリームスープを作り、ラムチョップとソーセージとライスサラダを炒めて．．． 本当に夏合宿してるみたい。 スープなんか作り過ぎちゃって1リットル近くもある。 パンも10枚以上焼いちゃったりして量だけは多い食事ができた。 食べてみるとけっこううまい。 苦しくなるほど食ってしまった。 これで胃袋がでかくなるのがいやだなあと思いながらも満足した。 うーん、こういう旅になるとは思わなかったがけっこういいもんだ。

今日の費用　

ジュース：A$ 0.70　ジュース：0.90
ピン食：2.10　YH：8.00
食購：7.63　絵ハガキ：2.40

本日のスペシャルゲスト

5kmオヤジ
　Mission BeachでYHＨまで あと何kmぐらいか聞くと、「あと5kmさ。すぐだよ、すぐ」と大ウソをついたオヤジ。

今日見た夢

　弟が通っている高校へ行って、数学の宿題とかをみんなに おしえてあげちゃう。 しかしその日は期末テストの日で、弟の身代わりにテストを受けるはめになる。 でも名前と出席番号をどう書いたらいいかわからなくて、隣のやつに「おい、ここはどう書けばいいんだよ？」と聞いたりする。 試験監督がなぜか10人ほどもウロウロしていて、いつバレるかと思いヒヤヒヤする。

　　　

YHにいたクジャク　 放し飼いなのか？