海外プチ冒険旅行

オーストラリア旅行記 1988/2〜3月

最終更新日: 2009/03/01

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2月26日  CARD WELL→ INGHAM

 6:30起床。 蚊に刺されて全身がカユイ。 あーあ自分の手足がかわいそう。 湯を沸かしてインスタントラーメンを、コーンフレークに牛乳をかけて食べる。 このコーンフレークは干しぶどうが入っていてうまい。カップに2杯たいらげてしまった。どうも食い過ぎみたい。


   

今日も日ざしがきつい


 外はいきなり快晴である。 走り出すと日ざしで肌が痛い。 日焼け止めをべろべろに塗る。 強烈な日ざしの中を走り始めるが、行けども行けども店なんて全然ない。 rest areaさえもない。 休む時はやっと見つけた木陰で 枯れ木の上に座るといった感じ。 今日はひと山越えなくてはいけないのに、いつまでたっても勾配がきつくならない。 「ずーっとこんな感じだろ、楽勝、楽勝」なんて言い合っていたら、その直後に5%以上の勾配になった。


   

熱帯のUPはキツイ
この後蚊の猛攻を受けることになろうとは...


 夏の熱帯のUPは本当にこたえる。 おまけになぜか急に雨まで降り出した。 初めはたいしたことないや、と思っていたら そのうち大雨になった。 仕方ないので木陰を探して休む。 だがそこには容赦ない薮蚊の攻撃が待っていた! とにかくすごい数! 自分の周りを飛んでいるのは100匹ぐらいだろうか。 顔、首すじ、手足とボコボコにやられる。 ちょっと振り払う手を休めると、もう腕に10匹ぐらいの蚊が食いついている。 たまらず雨の中に飛び出していってもその数は全く減る気配を見せない。 まったく雨宿りができないまま「もう行こう」と苦し紛れの言葉が出たが幸運にも行く手から青空が見えてきた。
 なんとか蚊の攻撃を突破、さらに登りつめると視界の開けた峠が!! うわっ、いい景色。青い空。苦しいことの後にいいことがあるというのは本当だ。そしてこれからの豪快な下りがうれしい。
   

 下りはあっという間に終わり、また単調な道に戻る。 相変わらずrest areaすら無い。 たまらず近くの民家の庭先へ。 水はもらえたが、さすがにジュースまでくれるはずもない。 突然の訪問、すみませんでした。
 昼食はおあずけ。 あと7kmどというInghamまで一気に行く。 体が慣れてきたせいだろうか、かなり足が疲れているのに走る走る。
 とうとうInghamへ到着。スーパーマーケットへ飛び込む。何も考えずにジューシー。食欲はほとんどなくせっかく持ってきたピン食:パンやソーセージがほとんど食えない。

 ここで1時間ほど うだこつしてから宿を探す。 まずLEES HOTELが安いというので行ってみると朝食付きでなんとA$ 37。 とんでもないので他の安いところを聞いてみるとROYAL HOTELがあるという。 ここはスラっとした姉ちゃんが応対してくれた。 A$ 20と安いのでここに決める。
 3時から5時までブタ寝。 手足がかゆくてたまんないのによく寝るなあ、と我ながら思う。 夕食は量の割りには高い。




今日の費用 

切手:A$ 2.65 ジュース:1.00
Hotel:10.00 ピン食:7.70
夕食:3.90



今日見た夢

(その1)
 背が低くて頭でっかちの殺人犯に追いかけられる。 逃げても逃げても追いかけてきて、どこに隠れても見つかってしまう。 しかし相手が一瞬隙を見せたときに後ろから飛びかかり、頭をつかんでコンクリートの壁にバコバコぶつけまくる。 殺人犯はのびてしまい、ああ俺も社会に貢献したんだなあ、と思う。

(その2)
 JALと2人、バイクで海に行き、一緒に夕日を見てしまう。その後どうなったかは残念ながら覚えていない。

(その3)
 収容所。 全員で朝の体操をしている。何人かで脱走をたくらみ、列の後ろのほうへ逃げるが、「鬼に殺されるぞ」という情報があり、怖くなって結局戻る。