オーストラリア旅行記　1988/2〜3月

2月28日　　ROLLING STONE→
　　　　　　　　　　　　　　　　　　TOWNSVILLE

　6:00にアラームが鳴ったのに起きたのはいつものごとく7:00過ぎだった。 今日あのJALに会ってみたい。 我々はTOWNSVILLEへの道を急いだ。
　いつもより雲が厚い気がする。どうもいつもの明るさがない。 これは来るかなー、と思っていると、きたきた。ポツポツ。 次第に激しくなってきた。道端には相変わらず何もないので仕方なく大きそうな木陰へ避難する。とうとう我々は「カサ」をさしてしまった。座ることもできずにボーっと雨が止むのを待った。あーあ、みじめ。いつまでたっても空には重い雲が垂れ込めている。そればかりか雨がますます激しくなってきた。

このときは雨がすぐに止むと思っていた

　我々はついに雨具を着た。 そして向こうに見える民家（倉庫か？）に避難することにした。 線路を越え、柵の中に入り、屋根の下で休もうとしたとき．．．
「ワオオオーン！ ワン！ ウワン！」大きい犬が敵意をむき出しにして現れた。 こっちに来る。 うわーん、こわいよー．．． 我々はあえなく退却し、とうとう豪雨と化した雨の中を走ることになった。

　雨に耐えてしばらく走るとガソリンスタンドが見えてくるではないか！ やったー！ ジューシー＋昼メシも食ってしまう。 そして うだこつ(注10) うだこつする
うだうだしていて いつまでたっても何もしないこと。 ただし悪い意味には使わない。 していたら店の姉ちゃんがこっちに来て話しかけてきた。 この雨と風はサイクロンのためだ、そのサイクロンは刻一刻とこちらに近づいている。 このままでは風雨共にますます強くなるから早く目的地へ向けて出発しろ、と言っている。
あわてて出発したが、強烈な雨と風。 急速に体温を奪われ、バテた。

豪雨と化した雨はサイクロンだった．．．

　それでも14:30ごろにはTownsvilleの駅に到着。 15:00ごろにはMagnetic Is.行きのフェリー乗り場に着いた。 だが悲しいことにフェリーはもう出てしまっていて、次の便は明日になってしまうとのこと。 あーあ、ついてない。 風雨はさらに激しくなってきた。 宿は何とか見つかったものの、今日は日曜日。 ほとんどの店が閉まっていて、食糧の調達はできなかった。

今日の費用　

ホットドック：A$ 1.55　Chips：1.00
ジュース：0.70　夕食：6.75
宿：11.00