海外プチ冒険旅行

オーストラリア旅行記 1988/2〜3月

最終更新日: 2009/03/01

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3月6日  → Alice Springs→ YULARA

 夕べの運転手はひどかった。 ふるえるほどガンガンに冷房を効かせた後、「あ」と思ったのか、今度は暖房を入れ始める始末。 このときばかりは頭が痛くなり、気分が悪かった。
 朝5:00すぎにAlice Springsに到着。 チェックインの後、朝食を食べる。 ここで会ったジップンナン(注8) ジップンナン
日本人の意。
台湾の方言だそうです。
なお、ジップンは日本を指します。
から自転車JAL(注4) JAL
JAPANESE GALの略。
なおJAROとは JAPANESE YAROのこと。
の情報を入手! パッと見は かわいいごく普通の女子大生といった感じだが、非常に変わっていて、自転車でマイナーなコースを走ったそうだ。 Cairns→Townsville→Mackayと走り、飛行機でBrisbaneへ向かったらしい。 一度会ってみたかったなあ。
 バスターミナルにはジップンナンが続々と集まってきた。 こんなにいるとイヤになる。 JAROのほうがはるかに数が多い。

 Ayers RockまでのバスはAnsett PioneerのはずなのにどういうわけかGreyhoundのバスになった。 我々はAnsett Travel Pioneerという会社のチケットを購入したのだが、どうもその会社とAnsett Pioneerとは違う会社らしい。ともかく我々を乗せたバスはAyers Rockへ向けて出発した。


   

車窓は雨季の砂漠へと変わった


 途中、何度か休憩を取ったが、すごいハエ。 じっとしていると目、鼻、口、耳にあとからあとから群がってくる。 振り払うだけで大変。 このハエはバスの中にも入ってくる。ところが冷房の効いた車内は苦手のようで、かなり動きが鈍くなっていた。

 14:00近く バスはYulara Ayers Rock Lodgeに到着。 うわー!すごい数のジップンナン! ここでは日本人の数とハエの数が同じだといわれているが、まさにその通りだった。
Lodgeはドミトリーだが冷房つきで快適。 こんなすごい観光地の宿泊施設にしてはとっても割安だ。 ここのReceptionの姉ちゃんたちは ジップンナンがたくさん来るせいか、とてもゆっくり英語を話してくれるので助かる。 シャワーを浴びた後、Receptionで情報収集。 夕方のClimbingは暑くてできないそうだ。 結局明日早朝にバスでAyers Rockに登山、一旦帰ってきてから再び自転車で夕日を見に行くことにした。

 Super Marketへ夕食を買いに行く。 結構いろんなものが揃っているが、キャベツやにんじんの少人数パックが欲しかった。 ここのLodgeはバーベキュー用の鉄板があるだけで、お湯も沸かせないというのはどういうわけだ? 誰も料理なんかしていなかったので多少決まり悪かったが料理を始める。 これがまた20¢コインを入れて10分ほどしか熱が出ないというとんでもないもの。 ジャガイモやタマネギがなかなか焼けない。ベーコンや牛肉はいいんだけどね。 ジャガイモは半焼けのまま食っちゃう。 ビールと一緒に食べて満腹になった。 と、そこへSunset Tourの帰りだろうか、疲れた顔のジップンナンがぞろぞろと帰ってきた。 すごい数! 完全に西欧人を圧倒している。 こんなにすごいとイヤがられるのも無理はないだろう。 20:00近くになると鉄板の周りはすごい混雑となり、日本人が占領、大騒ぎしていた。

 空にはすばらしい星の数。 きれいだ。



今日の費用 

朝食:A$ 4.00 ジュース:1.00
サンドイッチ:3.30 宿:30.00
夕食など:12.14 絵ハガキ:2.20
バス:12.00 バーベキュー:0.20



本日のスペシャルゲスト

もごもごジップン
 Yulara Ayers Rock LodgeのReceptionで受付をするとき、俺たちの前に並んでいた日本人。 Receptionの姉ちゃんに極めてゆっくりとした英語で話してもらっているのに「あ」「いやー」「え?」とか死にそうな声でもごもご言うだけ。 わからないなら、わからないと言えばいいし、周囲に通訳を頼んむこともできるはず。 英語が話せないことは不便かもしれないが、恥ずかしいことでも何でもない。 自ら意思表示できない、日本人の嫌な一面を見てしまったような気がした。