海外プチ冒険旅行

インドネシア バリ島ツーリング  1991/4〜5月

最終更新日: 2009/04/12

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4月29日  LOVINA→ KUTA

 7:00起床。 だが なかなか体が動かない。やはり体は疲れているのだろうか。 今日もどんより曇っている。 雨に降られるのがイヤだが降るかもしれないので防水装備を完璧にする。

 出発。 SINGARAJAへ。 SINGARAJAは大きい街で人も車もバイクもゴミゴミしている。 人が多すぎる。
 ようやくSINGARAJAを通り抜けると また雨が... うえーん。 分岐を右に、KINTAMANIへ向かう。 雨の中、ものすごい うにうに道を登っていく。 雨が止み、雲が切れた!

       

 さらに うにうにを登りつめて高原に出ると、そこには雄大なパノラマが待っていたのだった! 景色の良いところでバイクを停めると、物売りの女たちがやってきた。 絵はがき、Tシャツ、バティックなどしつこい。 インドネシア語で「金が無い」「いらないよ」とか言えば 他のところでは物売りは引き下がるのに、彼女たちは必死だ。 かわいそうになってバティックと絵はがきを買ってあげた。

 ガイドブックに載っていたKINTAMANIレストランを目指し 迷うこと数回、ようやく着いたはいいが 何だ? ここはー! テーブルには純白のクロス、ワイングラスまでのせられている超高級レストランじゃねーか!
俺たちは入口の前まで行ったが、やっぱり入ることができなかった。
 他の、ちょっとひなびた感じのレストランに行く。 うーん、こういう所のほうが落ち着くぜ。 MIE GORENG(注12) 「MIE GORENG」
インドネシア語でのヤキソバこと
はうまいし。
    

    

Batur湖


 昼食の後は豪快な下り。 ただ、分岐をまちがえたため、KLUNGKUNGまで行ってしまい、この後 相棒のW君とはぐれてしまった。 DENPASARには着いたものの、ここで迷いまくり!
ぐるぐるした挙句、NGURAH RAIまで行ってしまい、そこからUターン。 KUTAでも思いきり迷ってしまった。
    

KLUNGKUNGの街


ようやく宿にたどりついたときには もう5時をまわっていた。

 ひと休みしてから有名なKUTAの夕日を見に行く。 うわー!オーストラリアンとジップンナンがいっぱい! 現地の人を4〜5人はべらしているやつもいる。俺たちのところにも物売りが来たが、「俺たちカネないよ。 あいつらのほうがカネもってるよ」と 他のジップンナンを指し、インドネシア語で断った。 俺たちがやつらと同じジップンナンだと思われては困るのだ。
 ビーチ周辺には観光客や物売りたちの捨てたゴミがあふれ、とても汚い。 毛唐とジップンナンのせいである。 こうやってまた美しい自然が失われていくことを我々はもっと認識しなくてはならない。

 夕食へ行く。 おしゃれなレストランなんかに入る気持ちは毛頭ない。 あった! 屋台が!
NASI CAMPUR(注13) 「NASI CAMPUR」
まぜご飯といったところ。
五目ごはんというか、5色どんぶりに例えたほうがいいかも。
を地元の人に混じって道端の ベンチに座って食う。 うまい! これだぜ。 インドネシア語でどんどん話して「これうまいよ!」って言うと屋台のおっちゃんやおばさんが みんな喜んでくれる。
表面的な営業スマイルではない、こういうのがいいんだよな。
 ピュアジューシーしたくなって、ちょっとした喫茶店に入ってしまう。 MIX FRUIT JUICE。 うまいぜ。



     

     

KINTAMANIへ向かう


     

KINTAMANI高原


       

こちらのレストランに


今日の費用

 朝食:Rp 2,200 ナシゴレン: 500
 バティック: 9,500 通行料: 650
 ガソリン5L: 2,500 昼食:3,000
 夕食: 1,500 ジュース: 1,500
  Tシャツ: 5,500 Tシャツ: 10,000


本日のスペシャルゲスト

ナンパにいちゃん
 KUTAのビーチで俺たちを見て「ナンパシナイノカ?」と言ってきた現地のにいちゃん。 よくJALをナンパするらしい。 人なつこい顔をしているので もてるのだろう。 俺たちが「貧乏だからカネないよ」よ言うと「カネは関係ないよ」と言ってくれた。 インドネシア語に英語と日本語の混じった会話は弾み(彼は日本語を習ったそうだ)俺たちが「金持ちの日本人は嫌いだ」とか「日本人の集団は騒ぐからいやだ」「KUTAもうるさくなってしまった」というと、「わかるよ、その気持ち」と日本語でこたえてくれた。 なんだか嬉しかった。

もういらないJAL
 KUTAの商店街で俺たちがTシャツを買おうとして店に入ろうとしたら中から「すみませーん」といって俺たちを呼んだJAL 2人組。 以下その後の経過を述べよう。
「あのー英語しゃべれますか? この人たち英語しゃべれないみたいなんですけど」と店員を指さしている。 うわー思いっきりBAHASA JEPANG(注14) 「BAHASA JEPANG」
日本語のこと
だ!!
「もちろん、インドネシア語もOKです」と言って 俺は通訳を始めた。 店の人が合計11万Rpだといっている6枚のシャツを、6万Rpにしてほしいらしい。 店の人は8万8千Rpまで安くしてあげると言っている。「もうこれ以上安くならないって言ってますよ」とJALに言うと、「じゃあいらない!」と返ってきた。
 あのなあ、俺に言ったってしょうがねーだろ! それに6枚も買うフリをしておいて「いらない」とは何だ。 失礼な。 金持ってんだから そのぐらい出したらどうだ、という気持ちを抑えつつ、
「あのー、英語かインドネシア語をもう少し話したほうがいいですよ」と言ったら、今度は「いいの! もう来ないから!」と言った。
 俺は頭にきて、それ以上もう何もしなかった。 最初から買うつもりがないのなら、そう言ってほしかったし、日本語しか話さないのなら日本語の通じる高級店に行ってほしい。

もう1万円ジップン
 宿のカウンターに群がっていた4人組ぐらいのJARO。 現地通貨へ両替していたらしく、「俺ももう1万円」とか叫んでいた。 お金は大事です。 俺はここまでレンタバイク代を除いてまだ\5,000ぐらいしか使っていないのに...


今日見た夢

 俺はお祭り用の人形をつくっている。 女の子の人形の顔を白く塗っていると、「ちがう。 その女の子は うらみつらみから顔の色がまっ黒に変わってしまったんだ」と言われる。