海外プチ冒険旅行

マレー半島縦断記 1987/2〜3月

最終更新日: 2011/02/27

前のページ> 10日目 >次のページ     冒険旅行トップへ

※このページは(注*)の表示にjavascriptを使用しています。

2月26日  TRANG → PHATTHALUNG

          この日の走行距離: 57km

    

真正面から朝日を浴びる


 今日はひたすら東へ向かう。 朝日が真正面から顔面を照らす。 朝のうちは空気も涼しく、気持ちいい。 あとたった3時間あまりで あの暑さがやってくるなどとても信じられない。
 TRANGの街を抜けると 一本の道がずっと延びている。 横を見ると朝霧の中にかすかに熱帯植物が見える。 思わず写真をとる。 行く手には山が見える。
今日は距離こそ少ないものの、かなりのUP(注6) 「UP」
ここでは登坂のこと。
または登坂路を指す。
が予想される。

 時計は7:30。そろそろ朝食ををとるか、と村を探す。しかし昨日までとは違う。完全な自給自足の村ばかりで店など無い。こりゃまいったな、このまま山へ突入か? おまけにダート(注7) 「ダート」
ここでは未舗装路のこと。
舗装路よりも消耗する。
も出現。
「行く手に泉があると思うな」という生活上の鉄則がタイにあるらしいが、このことを言っているんだなと思った。 少しでも稼ごうという日本人と違って、適当に稼いだら のんびりと過ごし、無理をしないというのも、こうしたタイ独特の習慣、思想が根底にあるらしい。 これはタイの気候風土が生み出したものだと誰かが言っていたが、なるほど、と思った。

 それにしても困った。 最後の村もとうとう過ぎてしまった。 そして上り坂に突入。 かなり勾配がある。 8%はある。 そしてその後は落差の大きいUP-DOWN。 これは こたえる。 日ごろ感じていたのだが、なぜタイの道はUP-DOWNが多いのだろう。 単なる地形のせいか、それとも小型自動車や大型トラックにとってはUP-DOWNの方が、日本のような上り一本よりも効率がいいのだろうか、とわけのわからないことで悩んでしまう。
 UP-DOWNの山越えは1時間以上でケリがついた。 Phatthalungには午前中に着き、今日の仕事は終わった。 PhatthalungはTrangのような人間のどぎつさがなく、いいところだ。 Hotelも信用できる。 明日でタイサイクリングも終わりか... (なかぽん記)





    

うわっ!初めて本格的なUP!


    

あつーい!!


    

マーケットで夕食。
たっぷり食べたのだが、ここのおばさんはどういう勘定をしていたのか、2人で25 bahtだった。



今日の費用

 昼食:8 baht ジュース:6
 ホテル:33 夕食:12
 おかしなど:31


本日のスペシャルゲスト

真っ白にいちゃん
 ユニバーサルホテルの教育ママらしい女将の息子。
毎日部屋に閉じこもっているのだろうか、俺たち日本人よりも色が白かった。 妙におとなしそうな態度が印象的だった。