最終更新日: 2011/03/06
8:30シンガポール発。 2日間もベッドなし、エアコンなしの2等切符を買う我々を、駅員は不思議がっていた。 こんな客は珍しいらしく、特別な切符をつくってくれた。 これで約3,000浮いた。 また貧乏旅行が始まる。
プラットホームで出国、入国の検査。 マレーシアへの入国審査も簡単でパスポートを見せるだけだった。
出発して30分、ジョホール海峡を渡った。 すぐ横には4日前に自転車で渡った道路がある。
電車に乗ってJohor Bahruを臨む
ジョホール・バルを過ぎると 小さな村と森林地帯が交互に現れる。 数十分おきに停車する。 各駅からまた何人かが乗ってくる。 中国系の人ばかりでなく、マレー人もかなり乗ってくる。 白と青の学生服を着た女子学生もたまに混じっている。 いろいろな年齢層の人々が1つの列車の中にいる。 日本では見られない光景だ。
目の前にマレー人の3人兄弟が座った。15歳くらいの兄ちゃんが3歳くらいの小さい男の子を抱いて 外を眺めさせている。 3人ともすごく澄んだ眼をしているのが印象的だった。 我々には想像できないような貧しさや苦しみがあるのだろうが、そんな暗さを少しも感じさせない、美しい眼をしていた。
そうかと思えば、後ろでは華僑のおばちゃんがボトルいっぱいの水をガブガブ飲みながら 何やら大声で隣の人と話している。
窓の外は通りがかりの人がきょとんとした表情でこっちを見ている。 1日中乗っていて気がついたのだが、この国の人はよっぽど電車が珍しいらしく、沿線の人は必ずといっていいほど こっちを見る。 バイクの兄ちゃんもこっちへ大声で怒鳴ったり、手を振ったりする。 時々原っぱでは牛がボーっと つっ立っている。
こっちも眠くなってしまうような のどかな光景だ。
Kuala Lumpur駅
クアラルンプールには午後5:30定刻通り着く。 次の電車まで4時間半もあるのでチャイナタウンへ行った。 ランの最中にクアラルンプールに着いた3日そして4日はバテまくっていたので クアラルンプールの「ク」の字も知らずに終わっていた。 だが今こうして落ち着いてから来ると、あのときとはまるっきり違って見えるから不思議だ。
前と同じ店で夕食をとり、その後同じようにミーゴレンを食べた。 んーんーおじさんも健在だった。 やっぱりチャイナタウンには屋台が似合う。 シンガポールのチャイナタウンのようにはなってほしくないと思った。 (なかぽん記)
チャイナタウンの屋台で昼食
学校帰りにジュースを飲んでいました
電車(シンガポール→バンコク):83.10 S$
輪行料金:10.00 M$
本・文具:13.90
飲食費など:6.70
立ちション小僧
クアラルンプールのチャイナタウンで 公衆の面前で平気で自分のモノを出して立ちションしていた、大胆な小僧。
んーんーおじさん
果物の屋台をやっていて、パイナップルをくれと こっちが言うと 「んー、ふんふん」と不気味に笑って指を3本立てる(30Mセントの意)おじさん。