海外プチ冒険旅行

マレー半島縦断記 1987/2〜3月

最終更新日: 2011/03/06

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3月17日  BANGKOK → NARITA

 飛行機のタラップへ。 なんか信じられないようなうれいのか哀しいのか複雑な気持ちだ。 荷物検査とボディ・チェックが異常に厳しかった。 きっと最近何かあったのだろう。

 飛行機はバンコクの夜景をあとに離陸。 これで南国とも さようなら。 とっても充実してた。 2度とこんな経験はできないだろう。 普通の観光客やバック・パッカーでさえできないような旅をしてきたのだ。

 途中、マニラを経由して雲の中を通り、成田空港へ到着。 気温9℃。 うわっ! 何という寒さ! マレーシアとか昼間の日なたは40℃ぐらいあっただろう。 夜でも20℃以下にはならない。 冬の日本では想像のつかない世界である。
 空港内は暖房が効いているせいか、そう寒くはなかったが、トイレで手を洗ったときの水の冷たいこと!
 冷蔵庫の水より冷たいのではないかと思うぐらい。 空港の外はさむ〜い! 体は震えることを忘れ、指先が どんどん冷たくなって 気が変になりそうだ。

 成田空港から電車で上野へ向かう。 うわっ、みんな日本語を話している。 周囲の会話がわかってしまう。 まわりの人も みんな日本人。 やはり顔つきが中国人とは何となく違う。
 曇っているせいだろうか、それにしても日本は暗い。 ボソボソ、ヒソヒソ話しているようで気持ち悪い。 そして顔色に生気が無く、みんな疲れている。
これも一種のカルチャー・ショックだった。 何かとても異常な国のように思えてしまう。 こんな国を旅行したら面白いのだろうか?

 上野で昼食にカレーを食べる。ごはんがグチャグチャに かたまってモチ米のように感じる。 カレーもドロっとしていて異様に塩辛い。 今までこんなものを食べていたのか、と思うほど、うまいものとは思えなかった。
強烈な辛さがとても恋しい。 (はたぼう記)







    

日本に帰るときが来たのだ



    

成田上空。 寒そうだ!



    

空港の外で寒さに震えるオレタチ!