マレーシア旅行記　　1992/4月

4月24日　　成田→ SUBANG

　6:15起床。 ねむーい！ ゆうべ遅くまでＰＣエンジン(注1) 「ＰＣエンジン」
かつてはこんなゲーム機もありましたね。このときは相棒のＴ坊に借りていました。 のＲタイプ(注2) 「Ｒタイプ」
懐かしく思う方もお見えでは？ 怒涛の攻撃、超巨大戦艦、美しいBGMが印象的。 をやったのがきいている。 「もうやめよう」と思いながら「あと１回だけ」を何度繰り返したことか．．．。
　出発の荷物を整えたところで相棒のＴ坊がやってきた。 彼の荷物はとても少なく、軽い。俺の荷物は大きく、重い。 くやしい．．． やはり工具と空気入れ、蚊取り線香が大きかった。

　8:00ごろ、東名豊田ＩＣから東名バスに乗る。車内は快適。いろんなおじさん、おばさん、正体不明のねえちゃんが乗っている。 みんなどこへ、何しに行くのだろうか？ 半分以上の人がうつらうつらしているけど．．． とにかくこれで東京八重洲口まで\4,650は安いぜ。
　順調に東名を走っていたバスだったが、運転手の車内放送によると首都高が大渋滞のため、八重洲到着が1〜2時間遅れそうとのこと。 げげっ。
やむを得ず俺たちは江田(注3) 「江田」
東名横浜青葉ＩＣの近くです。
当時はＩＣが建設前でした。 でバスを降りた。 東急あざみ野駅まで歩くのだ。 駅周辺が懐かしい。 あざみ野は高校のころ、受験勉強のために たまにバイクで図書館に来ていたところなのだ。 相棒のＴ坊が 「えー！ 信じらんねーよ！」と言っている。 失礼な、俺だって勉強した頃もあったのだ。

　東急田園都市線で渋谷に向かう。平日の昼間なのでわりと空いていた。朝のあのすごい通勤ラッシュからは全然想像できないほどだ。
　渋谷で腹ごしらえのために、ガード下の立ち食いそば屋に行く。 そば屋健在！ しっかり生き残っていてくれて嬉しい。 そして食うのはやっぱり天ぷらうどん。 懐かしの味はとってもうまかった。
　渋谷から山の手線に乗り、上野駅へ到着。 アメ横にものすごい未練を残しつつ、京成上野駅へ。 昨年の10月にフィジーへ行く際ここを通ったが、そのときはイラン人等いわゆる外国人労働者と呼ばれている人たちであふれていたが、今回は時間帯のせいもあるのか、あまり外国人の姿を見かけない。 やはりビザ強制化の影響だろうか。
　京成スカイライナーには乗らない。特急で行けばいいのだ。 \940。 スカイライナーのだいたい半額である。時間もそう多くかかるわけではない。うたた寝をしているうちに空港に着いた。

毎度ながら出国のときは わくわくする

　数時間待った後、ゲート25からMH93便に乗る。 わくわく。 離陸はいつでもわくわくしちゃう。 ちょっとの間だけど日本とおさらばなのだ。 機内はわりと空いている。 ゴールデンウィークも始まるというのに、席は半分も埋まっていない。 バブル崩壊のせいで、海外旅行に行く人が減ったのか？ いやそんなことはないはずだ。 みんなハワイとかグアムとかバリ島なのだろうか？ 機内食を食った後で、少し眠った。

　夜中の12時過ぎにSUBANG Airportに到着。 入国審査も税関もとっても簡単に終わった。 もう夜中なので、ここから移動したりはしない。 外国人旅行者にとって、夜中に知らない場所をウロウロするというのはあまりにも危険なのだ。
　というわけで俺たちは2階の出発ロビーに行き、新聞紙をひいて まるで浮浪者のように そこへごろりと横になった。 暑い。 5年前のBANGKOK・ドンムアン空港を思い出す。 あのときは不安でいっぱいのまま、しかし熟睡した。 今回は1度来たことのある国だし、たいして不安はない。 むあっとした空気の中、いつの間にか眠っていた。

今日の費用

　東名バス：\4,650　あざみ野→渋谷：220
　天ぷらうどん：400　渋谷→上野：190
　上野→成田：940　ジュース：100
　ホットドック：400　空港税：2,000