マレーシア旅行記　　1992/4月

4月26日　　Kuantan → Cherating

　7:00起床。 よく寝た。 こんなに暑いのに熟睡してしまう自分が不思議だ。 さあ、朝メシとレンタカーだ。 ケーキを食べ、コーヒーを飲んで昨日見つけておいたレンタカー屋に行ってみる。 あれ？ どこも閉まっているぞ。 今日は日曜日。 閉まっていてもおかしくないのか．．． 頼みの綱のAVISも今日は扉にしっかりと鍵がかけられていた。 わーん。 これではバスで移動するしかなさそうだ。
　宿に戻り、少し休んでからバスターミナルへ行く。 バスは相当オンボロのバスだ。 でもこれがなかなかいい味出しているんだな。 走行中は会話もできないほどうるさいけど．．．
　途中で不安になったりしたが、車掌さんが親切に教えてくれたので無事Pantai Cheratingで降りれた。 間もなくCherating Indahも発見し、チェックイン。 粗末なバンガローだが、バス･トイレつきで何も問題ない。

　海辺へ行ってみた。日曜日のせいか、人がたくさん来ている。 曇りなのが残念だ。 海に入ったりしてボーっとしていたら、雨が降ってきた。 おなかも空いたのでメシを食いに行く。 観光客向けっぽい食堂があったので入ってみた。 甘いジュースと辛い食事を想像していたが、出てきたのは予想に反して、さわやかなLIME JUICEとあっさりしたMEE GORENG(注7) 「MEE GORENG」
MEE GORENGはヤキソバ。 ヤキソバやチャーハンはアジア各地で食べることができる。 だった。うまい！

　手持ちのお金がない俺たちは両替のため、銀行のありそうな街Chukaiに向かった。 たどり着いた銀行では日本円の両替はダメ。 T/Cならいいという。 ガーン。 円安＆バブル崩壊で日本円に対する信用がなくなっているのか．．．。 とりあえず持ち合わせていたT/C \5,000を替える。 手数料M$ 2.15もとられてしまった！ あああ。
　また雨が強くなってきた。 屋台でジューシー。 ミキサーで作る生ジュースだ。 りんごジュースがすごくおいしい。 ちょっと救われたかな。

　少々河原をぶらぶらした後、バスでCheratingまで戻る。 夕方のせいか、ボロボロのバスに人がいっぱい乗っていた。 学校帰りの女の子も乗ってた。 服装で一目でインド系だとわかる。 うたた寝してしまう人もけっこういた。
　夕食はMEE GORENGと野菜スープ。 LIME JUICEもばつぐんにおいしい。
　夜はけっこう涼しくなった。

　Ｔ坊が早くも日本に帰りたいと言い出した。 カルチャーショックを受けたせいなのか。 マレーシアが嫌いになったのか、それとも単なるホームシックなのか。 おまけに旅行するならヨーロッパのほうがいいとか、でも何よりも日本にいるのが一番良いとまで言い出した。 どうしてしまったんだ．．． 俺がマレーシアの普通の庶民の生活を見せたのがいけなかったのか、宿はピカピカの一流ホテルでないといけなかったのか、メシは高級レストランでないといけなかったのか．．．。

Cherating入口

Chukaiでの1コマ

もうひとコマ

今日の費用

　ケーキとコーヒー：M$1.20　バス：2.20
　MEE GORENG：2.50　AIR LIME：1.00
　バス：0.80　りんごジュース：1.20
　お菓子：2.65　バス：0.80
　夕食：8.50　宿泊：10.00

本日のスペシャルゲスト

ぶんぶんうんちゃん
　CheratingからChukaiへ向かうバスの運転手。 オンボロバスのミッションがなかなか入らないらしく、ギヤチェンジのときは必ず3, 4回アクセルをふかしていた。 つまりこうなる。
ブーン、ブンブンブン！　ブーン、ブンブンブンブン！　ブーン。

今日見た夢

　レンタバイクを探しているところへ友人が現れ、バリバリに改造したRGV250ガンマとRX-Z125を見せて自慢していた。 とってもくやしかった。