4月27日  Cherating
 6:30起床。水平線から昇る朝日を見るために起きたのだが、曇っていて朝日は見えそうにないので断念。 再び寝ることにした。 実はまた寝れるっていうのは すごい幸せなんだな。
   
暑いので床に新聞紙をひいて寝た。
次に起きたのは8:00頃。 海まで散歩に行くことにする。 T坊はまだ寝ている。ドアを開けたら床に寝ているT坊の頭にぶつかってしまった。 T坊は寝ながら「うーん」と言っていた。 ごめん、T坊。

この日は晴天に恵まれた
 今日は天気がいい!! 外に出て海に足を入れてみるとぬるい。 昨日、雨で濁っていた海水も今日は心なしかきれいだ。 なんだ、今日は絶好の海水浴日和ではないか! 嬉しくなった俺は猛ダッシュで宿に戻った。 T坊はまだ寝ていた。 なかなか起きない。 やっと起きたT坊は調子悪そうだ。 夕べはあまりよく眠れなかったそうだ。 気の毒に...俺は劣悪な環境でも熟睡してしまう...

絶好の海水浴日和
 洗濯を済ませて、海だ!! ものすごいいい天気! しあわせー!! いっぱい泳げる! 存分に泳いで、浜辺で寝て、暑くなったらまた泳ぐという理想的な展開となった! 海は遠浅。 人もあまりいないし、毛唐(注8)
毛唐
欧米人(白人)のこと。当時管理人が旅先で会った白人はなぜかわがままな輩が多く、この言葉を使うことがあります。
が少々いるだけだし。
 さんざん泳いだり、体を焼いたりした後、メシを食いにいく。 NASI GORENGとLIME JUICE。 このLIME JUICEがめちゃくちゃうまいんだな。 今日はなんてしあわせなんだろう!!

理想的なビーチにて
 宿に戻ってお昼寝。日差しはいつの間にか強烈になっている。 しばらくうとうとしていると体のあちこちが痛い。 いててっ! なんだこれは? これまたいつの間にか侵入したアリの軍団に襲われていた。 このへんのアリはたくましい!
 バンガローの中は暑くて入れず、外の日なたは もはや灼熱地獄。 なすすべのない俺たちはバンガローの軒先でボーッとしていた。
 3時過ぎに再びビーチに向かう。 あつーい! 砂が焼けるように熱い。 ヤケドしそう。 さっそく海に入るとあつーい! これはもうおふろだ。 海にも入っていられないし、浜辺も暑くてどうしようもない。 困った俺たちは木陰を発見し、お昼寝。 ここだけは すずしかった。
 6:00頃また宿に戻り、メシ。 夕食は地元の人たちがいっぱい来ていた小さな食堂で苦しくなるほど食った。
 教訓1: ライムジュースとアイスライムティーは違う。
 教訓2: だいたい一品で腹いっぱいになる。
 星がきれいだ! どれが何の星なのかわからないのが悔しい。 日本からは見えない星だっていっぱいあるのに...。

今日の費用
 NASI GORENG:M$ 3.50 AIR LIME:1.00
 お菓子:0.80 ジュース×2:2.50
 宿泊:10.00 NASI GORENG:3.00
 サラダ:2.50 TEH LIME:1.00
 AIR LIME:1.00
本日のスペシャルゲスト
水着ねーちゃん
 一人でビーチに来ていた黒いビキニの白人のねーちゃん。 俺たちが気になって仕方なかったのは言うまでもない...
ドラクエやけん
 やけんA、やけんB、やけんCがいる。 かわるがわる傍によってくるが、ようすを見ているだけだった。 助かった。
アリの大群
 バンガローのテーブルの上のビスケットにあっという間に群がってきたアリ。 ビスケット返せー!
エサをもらいにきたネコ
 夕食を食べた食堂に来ていた、痩せた灰色のネコ。 足元に来てミャーミャー鳴く。 鶏肉のかけらを落としてやったら、うれしそうにミャーと鳴きながら食べていた。
ヤモリ
 夕食を食べた食堂にいたヤモリ。 蛍光灯にとまって飛んでくる虫を次々とパクパク食べていた。 けっこうあたまいいな。
今日見た夢
 俺とT坊は高原へ出かけていた。 おにぎりを食べていると、急に大津波が襲ってきた。 うわー! あわてて高いほうへ避難する。 なんとか難を逃れることはできたが、それにしてもなんでこんな高地が津波に襲われるんだろう? これは相当な異常気象ではないか。
 翌朝水が引いたので下へ降りてみると、街はほぼ全滅。 建物や木は皆倒れ、人々や動物は土砂に埋まり、無残な状況だった。 泥の中に埋もれかけたラジオが、地球がたいへんな状況に陥っていることを告げていた。
マレーシア旅行記  1992/4月