Bローマ
 今日は、ホテルを出てから、
まずはヴィットリオ・エマニエーレ2世記念堂周りの観光をかわきりに、
コロッセオ、トレヴィの泉、ヴァチカン博物館へと向かう

一日かけて
歴史的な建造物と芸術作品の観賞に浸る。
 ローマ市街地では、
電車通りの横手でも至る所で発掘跡が
散見される。
歴史は残される。
 正面に市庁舎(セナトリオ宮)の
建物を見ながら、
カピトリーニ美術館へ、
広くて長い階段を上る。
 ミケランジェロがデザインした
幾何学模様のある
カンピドリオ広場
建つ
カピトリーニ美術館
広場には、マルクス・アウレリウスの騎馬像がある。
 サンタ・マリア・アラチェリー教会
に入ると、半円形の天井が
祭壇を包み、その装飾の豪華さに
圧倒される。
 前面にヴェネツィア広場をもつ、
白亜の大理石で造られた

ヴィックトリオ・エマヌエーレ2世記念堂。

シンメトリーの堂々とした佇まいが美しい。
 記念堂の屋上から、
ロータリーをもつ

ヴェネツィア広場
を眺める
 記念堂の屋上から
コロッセオ
を正面に見ると、
古代ローマの中枢の遺跡群が
眼下に広がる。
チルコ・マッシモ:古代の競技場の跡。
 映画「ベン・ハー」の舞台として知られる。

パラティーノの丘
には、為政者達の住居跡が見える。
 紀元前15年頃に建てられた
マルチェッロ劇場

 コロッセオのモデルになったと言われるが、
驚いたことに、3階には人が住んでおり、
裏手にはマンションが併設されている。
 右手に改装中のコロッセオ
円形の姿が一部見える。
左手前には、古代ローマの中心地、

フォロ・ロマーノ
遺跡群の一角にある
立派な
コンスタンティヌスの凱旋門
 トレヴィの泉
 街中に突如現れる高さ26mもある巨大なモニュメント。
ポーリー宮殿の壁を利用して造られ、正面の3つの大理石の彫刻が印象的である。
今日は、改修後一週間の新品?の白亜の美しい姿にしばし見とれる。
 肩越しにコインを一枚投げ入れると、
ローマを再訪できる、2枚投げると恋愛成就、
3枚なら縁切りだとさ。
さて、僕は?
 ローマ神話の海神ネプチューン
中央に、向かって左に豊穣の女神ケレス、
右に健康の女神サルースの彫刻が並ぶ。
 残念ながら改装中のスペイン広場を見上げる。
オードリー・ヘップバーンが佇んだ同じ場所に
行ってみたかったのにぃ。 
 正面は、二つの鐘楼を持つ
トリニタ・デイ・モンティ教会
 スペイン階段を下った通りの中央に
位置する小舟をかたどった、

バルカッチャ(小舟)の泉
 入り口の上部に、
ピウス2世の紋章を挟んで、
ミケランジェロとラファエロの
彫刻がある

ヴァチカン博物館。
 周りをキアラモンティー美術館やヴァチカン図書館に
囲まれ、庭の北端にブロンズ製の松ぽっくり(ピーニャ)の
オブジェがある
ピーニャの中庭
 豪華な装飾の回廊を通って、
アーチの下に燭台が置かれている

燭台のギャラリー
に入る。
 続いて、タペストリーのギャリーへ入り、
壁一面に吊り下げられた大きさに驚く。
中には、だまし絵的な作品を見て、
往ったり来たりして観賞する。
 長い回廊はなおも続き、奥行き120mの
地図のギャラリ
ーの丸天井は、実に見ごたえのある
フレスコ画で装飾されている。
 左側のヴァチカン図書館に
囲まれた
ベルヴェデーレの中庭
見ながら、次の展示へ進む。
 書名の間では
ラファエロの「アテネの学堂」を
しばらく観賞した。
幅8mの巨大な画面に、
古代ギリシャの哲学者や科学者が
集う構図である。
 ミケランジェロの傑作「ピエタ像」

 悲嘆にくれるマリア、死せるキリストの
リアルな表現には迫力がある。
大聖堂の中で最重要作品になっている。
 実は、途中でシスティーナ礼拝堂に入って、
ミケランジェロの描いた天井画「
天地創造」と
祭壇側の壁画「
最後の審判」を観賞した。

 その圧倒的な迫力と色彩の美しさに
感動してきた。
残念ながら撮影禁止。


 左図は雑誌より転載。
新約聖書の黙示録に記載されている
「この世の終末における神の審判」を
表していると言う。
 サン・ピエトロ大聖堂の建物入り口の
扉は5つあり、
 左から「死の門」「善と悪の門」「中央扉」「秘蹟の扉」、
25年に一度しか開かない「聖年の扉」と言う。
フィラレーデの扉

 中央の扉は、聖ペテロの殉教の
場面を描いた
フィラレーデの作品。
 聖堂内部は、縦が横より長い
ラテン十字の形をしており、
縦の部分を身廊と呼ぶ。
大天蓋(バルダッキーノ)
 クープラの真下にある教王の祭壇を
覆うブロンズ製の大天蓋。
 祭壇は、ツタの絡まるねじれた柱や
華麗な装飾で飾られている
 ミケランジェロがデザインした服を
まとう
スイス人衛兵
身長174p以上、19歳から30歳の
スイス市民のカトリックで、
兵役経験のあるエリート。
サン・ピエトロ広場を囲む
半円形の
大柱廊オベリスク
 長さ340m、幅240mの南北に長い楕円形で、
最大30万人もの人々を収容できる広大な広場。
 本日は、椅子が並べられていた。
 正面に教王の邸宅の建物が見える。
 毎週日曜日の午後、教王による
お告げの祈りが行われ、
第266代フランシスコ教王が、
4階の右から2番目の窓から姿を見せる。
 噴水の近くにあるベルニーニ・ポイント
という円形の目印に立って円柱回廊を見ると、
柱が一本に重なって並び、
外の景色が見える仕掛けになっている。
 サン・ピエトロ寺院を
見通すコンチリアツィオーネ
通りを、イタリアの名車
フェラーリが走っていた。
ヴァチカン市国

 カトリックの総本山であり、1929年に誕生した
世界最小の主権国家で、国土全体が世界遺産。
デヴェレ川に架かる眼鏡橋の欄干の両側に建てられた天使像が、
堅牢な城砦
サンタンジェロ城へ導く
ヴァチカン市国、サン・ピエトロ広場の夕景
夕闇せまる
サンピエトロ寺院
のライトアップ
最後に
 いつの旅行もそうであるが、こうして撮影してきた画像を眺めていると、感動と同時にもう少ししっかりと見ておきたかったと言う反省の念が生まれる。事前勉強不足と言う事である。
 画像を見ながら整理していると、また皆さんと旅行しているような気分になって、「行く前」「旅行中」「画像整理中」の3回、楽しさを味わっている。
 気が滅入らない程度に画像を眺め、参考書物を見ながらフォト・アルバムやホームページを編集する時間が実に楽しい。良い趣味である。
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