07.8.14〜17 憧れの八幡平へ!
2400km みちのくひとりツーリングB

8月14日 8月15日 8月16日 8月17日



8月16日 (木)  曇りときどき晴れ


さて、三日目。
今日は朝からひどい目にあった。



朝5時に目を覚ますと、外は曇り。
ひょっとしたら今日は雨かな?と思うほど。


カッパがいるのかなぁ、と悩みながら顔を洗っていると
突然、腰に痛みが。

あいた、いたたた・・・

寝相がわるかったのかな?と思いベッドに座って休んでいると
猛烈に痛み出した。


腰の高さで背骨のすぐ左。

座っていられなくなってベッドに寝転ぶとさらに腹側のほうまで激痛が起こってきた。

『うぐぐぐ!!いってー!いたいいたいいたい!!』

まるで背中側と腹側の筋肉が同時に引きつっているような痛みで、声ももれてしまうほどだった。


(死ぬかな?)

(死なないまでも遠い東北の地で病院送りか?)

(よーこさんに連絡してもなかなか簡単に来れない所だから困ったなぁ)


痛みに耐えながら、今日のルートを考えてみた。

6時に出発するつもりだったけど、どうせ天気は悪そうだし
八幡平を走らなければそんなに急いで出る必要もないだろう。

このままもうちょっと休んでいれば、食べるつもりのなかった朝食も食べられそうだなー。


ところで痛みは治まるのかなー。






そして休むこと20分ほど。
なんとか起き上がれるくらいに痛みが引いてきた。

はぁやれやれ、今のは何だったんだろう。


7時にオープンする喫茶コーナーで無料のバイキングの朝ごはんを食べる。

食べ終わって部屋に戻ってくると空も晴れていた。


7時半。
荷物をバイクに積みホテルを出る。

『お気をつけて』
と駐車場係のおじさんに声をかけられて気分よく出発。


気をつけますとも。
たったいまひどい目を乗り越えたところだし。


青森グリーンパークホテル
ほんとに緑色だった



今日はほぼ本州最北端からの折り返しだ。
ちょっと背中に違和感を感じるが、後半戦もがんばっていこう!



青森市から南下し、十和田湖方面へ向かうには二つのルートがある。

オーソドックスであろうR103(八甲田十和田ゴールドライン)を使うルートと
いくつかの牧場の間を通過する県道40号線を使う、ちょっと遠回りするルート。

どちらにしようか最後の最後まで悩んだけど
出発する時間が遅くなった理由でゴールドラインを行くことにした。


まずはゆるやかに上る道。

いやいやいや、これが結構いい道で。さすが“ゴールド”と言うれるだけはある。
県道40がどれほどいい道かわかんないけど、こちらもいいじゃん。
空いててマイペースでのぼれるし。


R103


ワインディングを登り始めてしばらくして、展望台があった。



『岩木山展望台』だそうだ。

地図を見ると、岩木山というのはこのR103からはるか西のほうにあり、標高は1625m。
弘前市のちょい北西に位置する山。

岩木山のその向こうは、世界遺産の白神山地が広がっているはず。
白神山地は岩木山を5、6個ぶんくらい飲み込んでもまだ余るほど広大だ。

遠すぎてよくわからないけど、そこにあるのはかけがえのない自然。
今この展望台付近の林の中に対しても僕はちっぽけだから
白神山地の中ではほんの小さな小さな存在なんだろう。

でも世界的に見るとその広大な白神山地でさえ、今や貴重な存在になってしまった。


 
R103萱野高原付近




R103もまたうっそうとしたブナ林の間を抜けている。


しばらく行くと突然森が切れ、何かの建物があらわれた。

あっ!酸ヶ湯温泉だ。

 
酸ヶ湯温泉(右)と筍おでん(左)


まだ8時をすこしまわっただけだというのに、駐車場にはたくさんの車が止まっている。宿泊客だろうか。

バイクを止め、おみやげ屋に入ってみる。
特に何かを買うわけでもないけどぶらぶら。

おもてにはちょっとした出店がある。
のぞくと『名物そばまんじゅう』『筍おでん』などと書かれていた。

名物にうまいものなし。
とくに期待もせずに筍おでんを注文。
3串はいって350円。
そばまんじゅうは1個100円だったからちょっと高いかな…

500円払っておでんを受け取り、早速いただきま〜す
と思っていると、店のおねーさんが
『お客さん、お釣りお釣り』
あら、忘れてた。
店のおじさんは、『いくらでも忘れてええよ〜』だって。

聞こえてるって(^^;


店先のベンチに座ってもぐもぐもぐ。
酢味噌がかかってておいしいじゃん。
しかも結構食べ甲斐がある。

となりでは同じようにライダーがツーリングマップルを見ながらおでんを食べている。


そうしているうちにも次々とバスがやってきておじさんおばさんが建物に入っていく。

写真で見たけど、ここの湯船は大きい。千人風呂というくらいだからね。
でもこれだけの人が入りに来てるってことは、今はかなり混雑してそうだな。


芋あらいか・・・・やめとこ。




さらにR103を南下する。

ずーっと続く林間の道。

木々が覆いかぶさるようにして木陰を作ってくれる。
暑くなく涼しすぎず、メッシュジャケットを通り抜ける風がここちいい。






傘松峠を越えて細かいコーナーが続く林間の道を下り、途中でR102と合流すると
そこから先にあるのは東北きっての名所『奥入瀬渓流』。




奥入瀬は通過するだけでも価値があると聞いていたので楽しみだ。



奥入瀬渓流は、上流は十和田湖畔の子の口から
下流側のR102との合流点の焼山までのおよそ14kmの渓流。

奥入瀬川沿いに車道が並走し、車でもその景色を堪能できるが
車道からよりもやっぱり遊歩道を歩いてみたいと感じた。

奥入瀬渓谷の中心部に近づくとやはり車が増えてくるので
バイクや車だと前を走る車を気にしながら景色も見なければならず、結構危ない。

徒歩ならその危険はほぼ皆無だから。
それになんといっても、川のすぐ横を歩ける。
手を伸ばせば流れる水に触れられるのだ。


 


時々橋を渡り、川が右になったり左になったりしながら
上流の十和田湖へと向かう。


路肩が広くなったところがあり、しぶきを上げて流れる川がきれいだったのでバイクを止めた。





流れる川をスローシャッターで撮る。
この写真を撮るためだけに三脚を持ってきたようなものだ。
(結局、他の場所では使わなかったし)


 


撮っていると車も止まりはじめた。


ちょっとちょっと、車をそこに止めたら迷惑でしょ





途中、いくつかの滝を見かけるが、道が狭くバイクでさえなかなか止まれない。

 

左上は、奥入瀬で数多い滝の中で最大の『銚子大滝』(白い部分)。
道路を挟んだところに少しだけ駐車スペースがある。


 


このレポを書いているころに、旅行会社の広告では
すでに紅葉の奥入瀬渓谷への企画が載りはじめていた。

緑が透ける夏もいいけど、オレンジ色に染まる紅葉の時期もいいねぇ。
いつでもいいからもう一度行きたい。



銚子大滝からほどなくして十和田湖畔の子の口にでた。すぐそこは遊覧船乗り場のようだ。
風があるので湖面はちょっと波立っており、曇っているせいもあって全体的になんだか寂しい感じ。




T字路を左折して、十和田湖の南岸を走る。



特に立ち寄る予定はなかったけど、『休屋湖畔』という看板があったので入ってみた。

十和田湖のメジャースポットのひとつで、ここのどこかに高村光太郎の作『乙女の像』があるらしい。
ガイドブックでみたけど、乙女が二人、手を取り合っている像だった。
十和田湖のシンボルだって。


おみやげ屋が立ち並ぶ間を、パコパコとサンパーの音を響かせながら入っていく。


おとめはどこだ〜

と歩いて探していると、

『おとめつぃ、いらんかね〜』

見るとむかーしむかしのおとめちゃんが観光客に向かって呼びかけていた。
おみやげ屋の店先でいろいろ焼きながら売っているのだった。

『も』にアクセントがあって、『ち』じゃないところがまたも方言で。
おばちゃん、いい味出してますねぇ。

ああ、遠いところに来たんだなぁ(  ̄ - ̄) 



向かい側の別のお店でも同じようなものを売っているいるようで
こちらはおねーさんが売り子さんになっているが。。。



むむむー。

ちょっと悩んでおばちゃんのほうで買いました。


おとめ餅 200円

想像とは裏腹に、冷えてかたくなった歯ごたえのある扁平のみたらし団子?
ちゃんと熱々だったけど。


団子を食べ食べ、おとめ捜索再開。

案内地図があったので見ると、おとめ二人はその売店から湖畔へ出て
湖沿いにずーっといったところにあるようなので…


みんな乙女の像へ向かってます


捜索打ち切り!遠いもん。遥か先のようだし。。。


代わりに近くの橋の欄干にありました。乙女の像が。


ちょっとインチキ?




さて、引き続きR103を南下する。


今度は十和田湖から流れ出る大湯川沿いを走る。
こちらにも滝がいくつもあって、『中滝』と書かれた看板が出ているところでちょっと停止。



落差は低いけど荒々しさはいっちょ前の滝だった。
滝の前には広い滝つぼがあって、ザブザブと入って…いかなかったよ。





R103からR282へでるところをショートカットして県道66を行く。

『ここは乳牛』という看板を発見!
さすが東北。地名も田舎風(失礼)


『にゅうぎゅう』じゃなくて『ちうし』と読むらしい。



R282へ出て、昨日走った道を逆送するかたちで南へ向かう。


11時5分。鹿角八幡平IC付近。
ちょっと早めの昼ごはんにしておくため、昨日見かけたレストランへ入ることにした。

11時に開店したばかりのようでまだ誰もいない。
食べている間も誰も来ない。
店員が2、3人うろうろして、なーんか見られている感じー。ヒマなのかー?

おや?なにか持ってきたぞ?

『サービスでーす』

と出してくれたのは三角に切ったスイカ。
人が来ないからサービスなのか
みんなに出しているのか…



R341に乗り移り、昨日降りてきた八幡平アスピーテラインの出口の前を通過する。
今朝の激痛がなければ今日もここを曲がっていったはずだった。
そういえば背中の違和感は消えているな。




見知らぬライダーとすれ違う

ピ〜ス!

…返せよぉ



岩盤浴で有名な玉川温泉の看板の前を通り、宝仙湖・秋扇湖と連続してダム湖の横を通る。

秋扇湖の鹿ノ作トンネルの北にあった湖畔はきれいだった。
草原が広がってて、こんなところでキャンプしたら気持ちいいだろうなぁ。

危ないけど。

 




午後1時。今日も来ちゃいました、乳頭温泉郷。

昨日の失敗を繰り返さないようにちゃんと地面を確認してバイクを止める。





今日向かったのは、もうひとつの道の行き止まりにある『蟹場(がにば)温泉』。

ここには二つの内湯に加え、混浴の露天風呂がある。むふっ。


蟹場温泉の看板。記念写真を撮るにはもってこい



入り口の受付で日帰り入浴料500円を支払い、
まずは内湯へ。

靴を脱いでフロントの前を通り抜け、渡り廊下のような長い廊下を歩いていく。
その途中に、まずは岩風呂があり、その奥に木風呂があった。

両方を覗いてみると、どちらも誰もいないではないか。
風呂場を写すチャンス。僕も一緒に写るべきだった?

 
内湯(左は岩風呂、右は木風呂)


岩風呂は見てのとおり『はぁ、岩風呂ねぇ』といった、普通の風呂。

でも木風呂のほうは床も壁も当然湯船もすべて木製。イスさえも。
材質は、やはり秋田杉だそうだ。
全部が杉かどうかはわからないけど、やっぱり木のお風呂は気分が安らぐ。


木風呂に入ってみた。沈んでいた湯の花が舞い上がる。
それほど熱くなく、なかなか快適。疲れた体にお湯の成分が染み入る気がする。

風呂場のすぐ目の前には大きな窓がある。
その外はすぐ裏山の山肌で、八幡平レークインのような眺望はまったくない。
けれど山奥の秘湯という趣でみてみればそれもまあいいだろう。


岩風呂も入ってみたが、同じ泉質(単純泉)で、こちらも湯の花が大量に舞う。
どちらも源泉掛け流し、加水・加温なしの正真正銘の温泉だった。



さて、では露天風呂へといってみますか。

いったんフロントまで戻り自分の靴を持って、今度は内風呂とは反対側の出口から出る。

二本の杭に挟まれた森へとつづく道を歩いて行く…




2、3分歩くと、森の切れ目の中にあばら家と露天風呂の湯船が見えた。

あばら家は脱衣所だった。


すでに何人かが入浴していたので湯船の写真は撮れなかったけど
無色透明なお湯で、湯船は岩で縁取られたコンクリート製。

お湯はちょっと熱めで、太陽が照りつけているので、余計に長い時間入っていられない。
少し浸かっては縁に座って涼む、の繰り返し。
もう少し涼しい季節なら快適なんだろう。

開放感はあるけど、熱くて暑くてそれどころではなかったよ(^^;


ここでもアブに襲われた。幸い、刺されなかったけど。


露天風呂『唐子の湯』



1時間ほど滞在し、ふたたび南へ向かうことにした。
小雨が降ったりやんだりで、カッパを着るか着ないか迷う。

途中のブナ林も、昨日のカラッとした明るい色とはうって変わってしっとりと緑色を濃くしている。


昨日通ったR46をもう一度走る。

電光表示板に出ている気温は大体22℃から23℃。
『そんなに低いのかな?』というくらい低い。

山の上には雲が垂れ込めてきていて、『降らすぞ降らすぞ』といわんばかりだ。





最近、トンネルの中での写真が面白くてよく撮る。
今回は手を伸ばして撮ってみた。
もう少し前から撮れると思ったんだけどなぁ。




昨日、昼ご飯を食べた道の駅『雫石あねっこ』の前を過ぎ
盛岡市内へと近づくつれて道は渋滞してきた。



一日中、空いた田舎道を走っていると、ちょっとした渋滞でもうんざりする。

止まるとエンジンと太陽が暑い。



午後3時半、盛岡市内に入る。

とりあえず駅前へ行けばお店はあるだろう。

そう、盛岡といえば盛岡冷麺。
観光客向けに駅前に何店かあるんじゃないか?


立派なJR盛岡駅




駅前の歩道にバイクを止め、駅ビルにはいってみると、やっぱりあった。

『盛岡冷麺あります』という張り紙のしてある『三千里』というお店。

駅ビルの買い物客や駅を利用する客向けのこじんまりとしたお店だった。


入店し、『冷麺ください』

しばし待つとでてきました。盛岡冷麺。
スイカが入ってるよ。


値段は忘れた(数百円だったような)


透明なスープにこれまた透明感のある麺。
塩ラーメンなどのあっさり系が好きな僕には好ましいかも。
猫舌の僕には冷麺はさらに好ましい。


盛岡冷麺のルーツは韓国冷麺らしい。
(韓国冷麺ならリトルワールドで食べたことあるぞ)
ただし、韓国冷麺は小麦粉にそば粉が含まれていて少し黒っぽい麺になるが
盛岡冷麺は小麦粉オンリーなので白い麺になっているという。


ゴムゴムとした麺にピリ辛のスープがからむ。
さらにこの上にキムチを乗っけて食べるのだという。

ピリッとしているが辛すぎず、おいしいんじゃない?
量がちょっと少なかったけど、おやつ代わりにはちょうどよかった。

地の物を食べると旅をしてるっていう気になるけど
こういうところ(便利な駅前)のお店でもそんな気になれるね。
いま、僕は岩手にいるんだな、と。



小腹が満たされたところでそろそろ今日の宿へ向かいましょ。



少しでも高速代金をかけないため、なるべく下道を行こう。

一番近い盛岡ICか盛岡南ICで乗れば早いけど、まだ時間があるので花巻ICから乗ることにした。


東北自動車道に沿っている県道13号で南下する。


市内から離れるとすぐにのどかな田園地帯が広がるねぇ。

風除けだろうか、道路に沿ってずーっとたっている。
フラップみたいなのが冬には閉じるのだろうか。



このフラップが開かれたとき、『春が来たんだなぁ』と感じるのかな。ちがうかな?


盛岡市から南へおよそ30kmほどで花巻ICに着く。

すぐそこには花巻温泉郷が。
覗くだけでも覗いてみたいんだけど。。。う〜ん、時間が…

後ろ髪を引かれる思いで午後5時前に高速道路に乗る。


降りるICは約60km先の一関IC。

一関市は、世界遺産登録を目指している平泉市のすぐ南にある街。

平泉は11世紀末の藤原清衡から、基衡・秀衡・泰衡によって
12世紀末までのおよそ100年の間栄華を誇った街だそうで
中尊寺・毛越寺などがガイドマップによく紹介されていた。

東北ツー計画時にはここも寄ろうと思っていたけど無理だった。
だいたいルート自体無理があったんだよなー。



午後6時ホテル着にむけて一生懸命高速を走る。


恐ろしいほど狭い車間距離で走るトラック



しかし一関ICを降りたのは午後6時過ぎ。
たかだか60kmを、なんで1時間もかかってしまったのかわからん。
ホテルのチェックインが6時の予定にしてあったから、今日も遅刻だな。
高速代をケチった結果か。


街なかに出てからも結構距離があって、ホテル着は結局6時半になってしまった。


今夜のホテルは@ビジネスホテル一関
一泊朝食付きで5000円。
市内から少し離れていて夜は静かだという口コミで決めた。



着いてみると、ホテルのなんと小さいことか。
いままで泊まったホテルの中では最小ではないかというくらい。
なんといっても2階建てだし。


駐車場は広くて無料で敷地内だけど、バイク用に屋根はない。
今夜は確実に雨が降るっていってたし、困ったなぁ。

宿のオーナーさんの車用(?)のガレージはあるけど、
すでに車が止まっててここに止めさせてもらうにはちょっと狭い。

しかたない、ここにくるまでにダイソーがあったな。

夕飯に出たついでにダイソーへ。



ピクニック用シートと洗濯バサミを買って、即席雨よけの出来上がり。



じゃじゃーん

とりあえずメーター周りだけかぶせとけばいいだろう。

周りの車の人から見れば笑えるだろうけど、やらないよりマシだ。




見た目は安っぽいけど中味もやっぱり安かった



部屋には荷物置き場がない。
昨日までのホテルにはあったヘルメットを置ける棚もない。

カーペットの上に大きな荷物を置き、ヘルメットは狭い机の上に置く。

風呂場にもハブラシを置く棚さえない。
なくても何とかなると思ったけど、ないとやっぱり不便だ。
まあ、安いからしかたないのか。


一関市周辺にはホテルが少ないと思ったけど、
夕飯のときに一関駅前に行ってみたら東横インとかのホテルが何軒もあった。
一関駅は新幹線も止まる大きな駅だとは知らなかった…
知ってたらこっちにしたのに。


しかし、@ビジネスホテル一関の名誉のために言っておくが
オーナーさんはよさそうな人だったし
部屋もベッドも風呂もトイレも清潔で、エアコンもよく効いたし
静かで快適なホテルだった。




午後9時。シャワーを浴びてベッドの上で明日のルートを考える。


明日はとうとう最終日。

八幡平と同じくらい行ってみたいところも予定しているので楽しみだ。



でも天気予報は雨なんだよなー。

夜によーこさんに電話を入れると、『仙台より南は曇りらしいよ』というではないか。
なーんだ、雨が降るのはこのあたりだけなのか。よかった。



ちょっと気が晴れて、もう一度地図を見る。

悩んでも悩んでも時間がかかりそうだ。
朝6時に出てちゃ家に着くのは12時過ぎになるなぁ。



帰り道は複雑に国道をつないで走らないと帰れないのでなるべく最短ルートで帰りたい。
入念にルートを考えていると11時を過ぎてしまった。

いくら悩んでもこれ以上いいルートはないと結論付けて
あきらめて電気を消した。




雨が降ってきたようだ。カバーを作っておいてよかったな。

雨音を聞きながら、夢の中へ。

ツーリング最後の夜はふけてゆく…





本日の走行距離:384km

偶然にも昨日とほぼ同じ距離。


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