色鉛筆ペン画

仏 画 編
  このページは、仏画を紹介しています。
 なぜ仏画?と考えてみたら、私のステンドグラスの先生が、
終作に薬師三尊像を製作され、薬師寺のお写経道場に
ご本尊として奉納されたことを思い出したからでした。


そこで、私は写経ならぬ写仏をすることで、
日常の気持ちを鎮め、静かな時間が得られることを
知りました。
  
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   月光菩薩

月光菩薩は、薬師如来像に向かって左側に立つ脇侍である。如来側にひねった豊かな腰とふんわりと印をむすんだ指先がしなやか。

 肉身にまとわりつくように裳が弾力ある肉身をうかがわせる。

 
当初は、金色に輝いていた肌は黒光りし、滑らかな深みは崇高美と尊厳を覚える。

 三方に飾り付けた頭飾を巻き、胸にはいくつもの垂れ飾りを付けた豪華な胸飾りをつける。

 
上半身に天衣を掛け、下半身には裳を巻き着け、肩から腰にかけて花と球をつないだ美しい瓔珞(ようらく)を下げたはなやかな姿に見惚れる。


 描いてみることで、色いろな教示をもらった貴重な一枚になった。
 
伝如意輪観音


 
京都でもあまり知られていない

お寺(願徳寺)に所蔵されている
 
一木造りの名像である。

 眺めていると、何だか心が癒される。 
  飛天華風


 
今度は天女を描いてみたくなった。

 ペン画が完成して、眺めていたら、

色鉛筆で彩画してみたくなった。


こんな風に天に舞えたら

何をするだろうと、

あらぬ想像をしている。
  毘沙門天立像


 ややもすると、言い訳を言って 
 
怠ける心が頭を落ち上げる。
 
 そんな自分を、

何とか戒めて貰おうと、

炎華を後背に配し、心の底まで

睨み通されそうな顔を持つ、

毘沙門天を描いてみた。
  執金剛神立像


 奈良東大寺の法華堂(三月堂)に 
 
収められている国宝の秘仏である。

 目を見開き、口を大きく開けた 
 
忿怒の表情で、

躍りかからんばかりの
  
姿に圧倒される。
     


金剛鬘菩薩


 表情と立ち姿の美しさに惹かれて

思わず描いてみたくなった一枚。


この女性(菩薩)は、どんな声で、

どのようなしぐさで話をするのか、

勝手に想像しながら描いている自分に

思わず、俺も男だと苦笑した。


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