色鉛筆ペン画
国内風景編
 
 
このページは、撮影旅行で撮りためた
お気に入りの風景を題材に、
極細ペンでスケッチして、
さらに色鉛筆で色付けした
自己流の作品を紹介しています。 
撮影旅行へ出かけて、多くの素晴らしい風景を見て感動し、
それを思い出に残したくて、一喜一憂しながらカメラに収め、
何度も見ながら旅行記を作って自己満足してきた。

 それらは、自然界のありのままの姿を、その瞬間を写しとめた画像であって、
画面の切り取り方や光の移ろいの瞬間を自分の意思で撮れるが、
けして美しさを足したり引き算することは出来なかった。
まして画面に動感を加えることも、眼に映る風景を変えることは出来ないものであった。

 色鉛筆ペン画に興味を持ちだしたきっかけは、
行動力が衰えてきたこともあるが、原画を忠実にペンで写していると、
撮影では見えなかった新しい発見があったり、自分なりの雰囲気や
時には風景に動感を与えるとどうなるか、など
自分の手で作品を作り出して
みたくなったからである。
これも自己満足であるが・・・。

最新の作品から紹介します。 
  
 
人力車の通る小路

古き良き時代ヘタイムスリップしたような光景に癒される。
世の中が便利になっても、人の心が豊かになりづらい現代には
守り続けたい貴重な光景である。
 
藁ぶき小屋 

現代人は、かまどの煙も五右衛門風呂も天井からの雨漏れ
の音も知らない。
便利な電化生活が当たり前の世界に住んでいる。
便利さを享受する分、欲求不満が増え、人の心がすさんだ感じがする。
 
 仁王立ちする大イチョウ。

民家の守護神のように大手を拡げて、大笑いをして
幸運を迎えるているように見えた。

大きく育った樹木は、やはり神が宿っているのだ。
 
奥入瀬渓流の秋景 

渓流が流れるところは、新緑と紅葉の時期がくると、
見事に衣替えをして、訪れる者を楽しませてくれる。
お天様も日差しを入れたくなるようだ。
 
 錦秋の絶景を結ぶ

福島只見線の橋梁が、奥会津の紅葉風景を結ぶ
絶景が素晴らしい。

ぜひ一度は訪れてみたい光景である。
空を自由に飛び交う鳥たちは幸せだなぁ。
 
白駒池の紅葉風景

八千穂高原の原風景が見れる白駒池は、シーズンになると、
池の周りが紅葉に彩られ、朝日の斜光線で池面に倒映する紅葉風景が、
忘れがたいものになる。
 
五箇山の合掌造りの集落の景観

郷愁を誘う景観に誘われて家屋に近づくと、その大きさと重厚さに驚く。
屋根の吹き替えの様子を、TVで見た時の事のことを思い出す。
 
 
 池の中の弁財天堂(中尊寺)

中尊寺といえば金色堂であるが、
その近くの池の中に高床式のお堂を見たら、一回りしたくなった。
   どうする舞鶴

今にも飛びたそうな若い鶴に聞いた、
「どうする舞鶴」

先のことは分からんけれど、
コロナだ、紛争だという この乱世に
じっと しとれんとさ。
  路地裏の風景(下2題)

どこの街や村にもある路地裏を訪れると、
歳を重ねるほどに郷愁を覚える。 
   
これは郡上八幡の一コマで、
小さな祠と石畳に
かかる柳の老木に
懐かしさを覚えた風景だった。
福島の喜多方の路地風景
お昼のラーメンの味を
思い出す。

 
 
小滝の紅葉

三河路の渓流には小滝がある。
季節になるとどこも美しい紅葉に覆われる。
緑から黄色に色づき深紅に染まるまで、訪れる者の目を楽しませてくれる。
不思議と滝のせせらぎと紅葉の美が、
心地よいハーモニーになって心が癒される。
  夫婦鶴の荒波越え 

明るい未来を求めて、
夕陽に向かって羽ばたく夫婦鶴。

今まさに荒波を乗り越えて、
新天地に向かって
果敢に挑戦していく姿を
描いてみた。
 
 
ヤマツツジの小径

山裾に群生して咲くツツジの中に獣道ができ、
いつしか人が通るようになった小径。
どこまで続いているか、最後はどうなっているのか?
進んでいったら、なんと小さな売店のある駐車場に出た。


 
 一本の紅葉した樹

ちょっとした広場に出たと思ったら、
一本の紅葉の大樹が、綺麗でしょう と語りかける。
斜光線が差し込む舞台で独演しているようだった。
いつもの描き方を、少し変えて応援してみた。
 
郷愁の茅葺の里
茅葺屋根のある風景は、のんびりとした時間が
ゆっくりと過ぎていくのが実に心地よい。
僕も年齢的には夕暮れだなと思いつつも、
まだまだだという気持ちを持たせてくれるいい所だ。
 
台町の関所跡(神奈川県)
古写真を眺めていたら、目に留まったのが関所跡の風景。
今にも、お侍や農民が出て来そうで、まるで時代劇のセットみたいだ。
モノクロの画像だから、こんな感じの色合いかなって、
色鉛筆でなぞるのがまた楽しい時間だった。
 
花鳥風月 夕霧に遊ぶ

花鳥風月の画を基本に、それだけでは物足りないと思って、
夕霧の流れと遊ぶように、動感を立体的に表現しようと、
いろいろ挑戦してみた。
(部分的に切り絵を取り入れてみた)。
   三河路の春

春になると、
桜を中心に樹々の彩りが
池面に投影する。
訪れた者の眼に
美しさを倍増して
見せてくれる。
 
八千穂高原の白樺林

日本でも有数の白樺林で有名であるが、新緑も紅葉も、
実に素晴らしい風景を見せてくれる高原である。
あちこちと写真は撮らされたので、
一度好きな構図で描いてみたかった。
 
 尾瀬ケ原、湿原の夕景

至仏山を背景にして、
前景に水芭蕉、中景に白樺林を置いた欲張りな構図で、
薄く夕陽の斜光を受けた、理想的な風景にして描いてみた。
  百花繚乱 
     薫風に遊ぶ


一度やって見たかった、
縦横共通構図の
絵を描く
ことでである。

百花たちを
どんな風に遊ばせるか、
結構な時間
楽しませてもらった。

額サイズは縦90cmで、
約300時間くらい
遊べたかな。


5枚の花弁に、
SATOUのサインを
一文字ずつ
忍ばせておいた。
 
 
紅葉を渡る

朱色の紅葉が美しい公園へ来ると、池のほとりの
丸木橋を渡りたくなる。
灯篭を入れて足元の陰影にも気遣いながら
これがベストな構図だと言いながら描いた一枚である。
 
上高地雪景

朝霧が漂い、朝陽の朱色に染まる霧氷の美しさを表現したいし、
さらに田代池の美しさと倒映する樹々を表現するために、
かなり手を加えた作品です。
 
大宇陀のしだれ桜
 
朝陽の斜光線が差し込むにつれて、次第に浮かび上がる
しだれ桜は実に美しい。
ファインダーを覗いてる時間より、見とれていた時間の方が
多かったなぁと思い出しながら描いた
 

尾瀬ヶ原霧景


尾瀬には何度か通った。
水芭蕉の群生地を守るように佇む白樺林に
優しく霧が流れる絶景に巡り合った。その感動を、霧景の中に描いてみた

 
ツツジ咲く朝霧の美ヶ原

ツツジの群生地に、朝陽が樹木を目覚めさせるかのように、霧を連れて流れてきた。
ツツジ達も「おはよう」と言いながら、おしゃべりし出した。
 
香嵐渓への誘い 
 
紅葉の名所と言われる香嵐渓。 
紅葉は一本の樹に魅せられることもあるが、
それぞれの樹々が紅葉風景に溶け込んで初めて生きる。
今回の作品は、長円径60cmの大作に挑戦してみた。
 
 弥陀ヶ原眺望

立山の山岳紅葉が撮りたくて何度も通った。
広大な風景に紅葉をどのように表現すれば、樹々たちが喜んでくれるか
考えて描いた一枚である。
 
 高ボッチから富士を望む

諏訪湖の夜景の向うに、雲海から抜ける朝焼ける冨士を望む。
雪に埋もれた長靴の底冷えに耐えながらの撮影であったが、
願っていた風景に思わず拝んでいた。
 
木漏れ日の小径

この公園を訪れると、いつも足が向く狭い広場。
落葉に覆われた、静かな木漏れ日の小径が、
慕わしく思える年頃になった。


 
 有松の街並み

東海道沿いにある有松絞りの街並みは、訪れる者の郷愁を誘う。
平入の切妻屋根を持つ代表的な絞商の主屋を描いてみた。
 
 角館紅葉

武家屋敷が並ぶ風景は、一人でそぞろ歩きするには寂しい思いを誘う。
ぜひ、和服姿の彼女と寄り添って歩きたいものだ。
  
知床紅葉 

羅臼山の雄姿を映す知床一湖からの風景。
知床半島の厳しい自然の移ろいの中で、見せてくれるひと時の紅葉風景。
  
  身延山の桜

寺の境内にある素晴らしい枝垂れ桜。
朝日の斜光線を浴びて、「どう、美しいでしょう」と言わんばかりに、
振袖を拡げて見せた熟女?を思い出しながらぺンを動かした。
  
 奥入瀬渓流

一度は行ってみたい、一度描いてみたいと思っていた念願の渓流を、
まずセピアペンで描いて、後日更に彩画してみた。 
  
  岡崎の大正池

地元ではこのように呼ばれている「小呂池」の一コマである。
静かな水面を睡蓮や水草が、一面を彩る風景に癒される。
 これ以降の作品は、

我流で色鉛筆ペン画をやりだした初期もので、
構図や色の選択、動感の出し方など、いろいろ悩みながら、
遊んでいた様子が分かる。
今では、恥ずかしながら、
もう一度描き直したい作品もある。
 
尾瀬の水芭蕉風景

  これは、至仏山を背景にした写真撮影では定番の水芭蕉風景である。
尾瀬には3回訪問したが、鳩待峠から尾瀬沼まで木道を歩く、
そのスケールの大きさに驚かされた。

 
忍野村からの富士

  茅葺屋根と富士山のコラボレーションは、日本の代表的な原風景だ。
この場所は、雪景色が似合う。葦わらの一本一本を描く根気が要った。
 
八千穂高原の白樺林

 
 真っ赤なレンゲツツジと白い幹を見せる白樺林に、朝霧が漂う風景。
朝日の斜光線を、葉の動感にする試みで描いてみた。
 
野原川の紅葉

渓流の風に誘われてたなびく様子を、
動感で表現する方法をいろいろ試みた初期の作品。
いかにもまだ未熟な作品。
 
 
赤目四十八滝(荷担滝)の風景

滝の流れには動感があるから、その表現が楽しみだ。
まずペン画で描いて
後日、色付けしたら動感が出て来たようだ。
 
 
四谷の千枚田

 
上の作品は、ペンと鉛筆と綿棒を使って描いた黒一色の画像である。
ペン画では、黒造形を描けば良いと思っていたが、
やっている内に黒で白造形を描いていることが分かった。
色付けするとよくわかる。勉強になった一枚だ。
   
上高地河童橋

上高地では定番の風景だから、変わった描き方をしたかったが点描になった。
ああ松島や

 
日本三景の一つと言われるだけあって、
風光明媚で朝日に浮き出る島影は、まさに絶景である。
  渦 潮

 海面が渦巻く様を
描いてみたくなった。
 少しは、波立っている様子が
感じられましょうか?
 
   岡崎の城

 徳川家康が生まれ
育った城である。

 観光客から見ると、
いささか小さい印象を
持たれているが、
「人の一生は・・」で始まる
遺訓碑(右下)は
必見かな?
美瑛のパッチワーク

 美瑛・富良野地区の美しい丘陵地では、
輪作の畑のパッチワークの色合いが楽しめる。
丘陵の頂から、どこを見ても絵画の世界に浸ることができる

  
忍野庭園

石橋や遠景に赤富士を配した欲張りな構図。
うっすら雪を残した石造りや木々が、静かな池に倒映して美しい。   


      
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