山頂に おまつりされているお稲荷さんの正式名は、
福徳稲荷大明神と言います。
毎年、4月29日 稲荷祭で町内の多くの方々が集まり
五穀豊穣、商売繁盛を祈願します。
本堂の屋根を超えるほど 大きくどっしりと
境内に陣取ってる山茶花の木。
幹の周りは、2m20cmほどあります。
この木には、古い いわれがあります。
その昔、板屋町の商人の家でお産の折
難産で母も子も危ないと言われた主人が
胎蔵寺で安産祈願のお守りを授かりました。
次の日
子供は無事元気に生まれました。
次の年、商人は妻と1歳になる子を連れて
お礼参りに出かけた際
胎蔵寺の境内に山茶花の苗木を植えたと
言い伝えられています。
秋から春にかけてこの木がピンクの花を
咲かせると、言い伝えを知っている人は
安産のお守りを求めた後、
落ちてる花びらを拾って行かれます。
押し花にしてお守りの中に入れるのです。
胎蔵寺裏山の山頂にあり、保母松平氏の居城が
在った場所です。
今は、「史跡姫ヶ阯」の碑があるのみですが、、
定基と力寿姫の悲恋に思いをはせることができる所です。
胎蔵寺から5分〜10分の山道を登ると
東名高速道路を眼下に、岡崎市街を一望できます。
岡崎城は、正面に位置し、夕景が素晴らしい。
岡崎観光文化百選に入っています。
花見ごろ 11月下旬より
大江貞基と力寿姫の悲恋物語によって
胎蔵寺は、建立されました。
胎蔵寺の石段を上がって すぐ右に
二十六世住職 良空観英上人
の筆跡による
沿革が、石碑となっています。
本堂西側より撮影
山頂のお稲荷さん
西方の景観
神主さんの祝詞、及び参拝の様子
大祭の後に行われる奉納餅投げ