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本堂
松平家と徳川幕府の庇護のもと隆盛を誇っていた大樹寺も、安政2年(1855)幕末の騒然たる時代に、出火により本堂、庫裏、書院など主要建物が全焼しました。万事が倹約のおり、寺領内のを使用することで規模の維持を幕府に申し出ましたが、結局約2〜3割減の規模で再建されたようです。写真のようになんとなく、本堂の屋根が覆いかぶさるように低く感じられますが、これも倹約の結果とされています。